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25.ただいまと折檻
「みんな、ただいま…」
「! ハルバァァァ!!」
「ア、アダガフさん?どうしました…」
「どしたもこしたも無い!今度こそ熱い灸を据えてやる!!」
「げっ、もしかして、あの3年前の…!?」
「そうだ!更に今回は時間が2倍だ!」
「げげげっ!に、逃げ」
「られると思う?私も折檻には賛成なのに?」
「ラ、ライニィ!!くそっ、ならこっちに」
「行かせません!君のおかげで胃に穴があく思いまでしたんですからねぇぇぇ!!」
「ひっ、ニャ、ニャムルさん!?なんか怖い!?」
「ふむ、観念するのだな、ハルバ」
「カンカサムさん!?くっ、四方を塞がれたかっ!」
「さあ…」「潔く…」「折檻を…」「受けるのだな…」
「ひぃっ、あ!?ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ…!!!」
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ハルバくんが再び村人達の前に姿を現したのは、折檻から一週間後でしたとさ。