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104.やるこたぁやっとるよ

「はい、報告。はっきりとはわからなかったけど、場所の目星はつけといた」

「うん…なるほどなぁ。まあこれぐらいまでが限界か。ご苦労様」

「ういーっす、報告しに…って、プレイン、戻ってたのか?」

「やあ、ロリコン君。つい先ほど、な。義弟(おとうと)が世話になったね」

「いや、グチ聞いただけだ。…つか妙なあだ名つけんな。はい、神様」

「そうだぞプレイン。アレクスのステディなんだからな。…ほい、確かに」

「む、失敬」

「平謝りはいらん。あと神様は俺弁護して。…後がつかえるからさっさと出るぞ」

「じゃあ2人とも、つかの間の休暇を楽しみな~」

『はいはい、また明日には仕事だろ(でしょう)』

■ □ ■ □ ■ □

「でも、よくあれほどのと巡り会えたものだね」

「ん…まあ、うん…」

「…どうした」

「まだ、見きってない部分があってな…。そこの守りが堅いのなんの、ってやつさ」

「それはまた…。で?」

「見せるまで待つ」

「押さないのか?幼いだけに」

「押せないさ。あいつの場合は、絶対に」

「…そ。じゃあ自分はまた出かけてくる。クレムに鎌の手入れよろしくって言っといて」

「また失踪騒ぎにするつもりか?てか前も思ったが、仕事道具持たずに何するんだ」

「ん~、視察、測量、かな。まあいずれ全員に知れるだろうし、気にすんない」

「? そうか。にしても、クレムはいい加減限界だぞ」

「大丈夫大丈夫、口で何言っても、どこかに余裕作ってきちんと休むヤツだから」

「ああ、なるほど…」

「それをぶっ潰して根性鍛えてやってるだけだ!」

「って、何ぃぃっ!?」

「いざさらば、また会おうな!」

「ちょ、プレイン!…うええ、俺が伝言しなきゃならんのだよな…」

■ □ ■ □ ■ □

一筋の光が空を駆け抜けて、遠くへと消えていきます。

その出どころで、鎌を背負った精霊は静かにため息をついたとさ。

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