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ひこうき雲  作者: 三毛
第五章 絶望の再来
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第四十二話 脳波

アキとソラはなんとか二機を撃墜、オサムはこの劣勢を巻き返そうとするが…

「第16防衛中隊との通信途絶!F区画突破されました!」


「F区画の戦力を下げなさい、敵が集まったところに集中攻撃!」


「空から一方的に攻撃ができれば…」


1人の兵士がそう呟いた、司令の秘書は眼鏡を掛け直し、ホリコシ司令に書類を渡した。


「アレを早急に進めないといけません、ホリコシ司令」


「うむ、そうだな」


ホリコシは一つの書類を手にした、そこにはUNSAFP(united-nation-space-armor-frame-project)と書かれていた、UNSAFPとは日本語表記で国際連合防衛軍宇宙進出計画であり、これからの戦闘に備えてASW-100ギャラルホルンに続き、宇宙での戦力を増強させる配備計画だった。


「これはベース004に持っていこう」


「かしこまりました、それと、先程ベース004から第13艦隊出航、001も無人艦隊の準備が完了しました、いつでも出航できます」


「分かった、無人艦隊は必要になり次第すぐに連絡するよ、ちなみにあのEEGとやらは来るのかな?」


秘書は静かに頷いた。


「レールガンの準備完了しました!」


「よし、起動開始、その後は指示があるまで待機せよ!目標はあの鯨だ」


レールガンは起動シーケンスを開始、砲身をキラーホエールへと向けた、アウトリガーを展開しエネルギーの充填を開始する、ここで見つかり撃破されれば、また、キラーホエールを撃墜する術は無くなる。


「第13艦隊出航」


ベース004からも第13遊撃艦隊が出航、ベース001救出作戦を開始する、約140隻の大艦隊と旗艦はナイチンゲール級3番艦プロメテウス、その甲板には謎のAFが出撃を待っていた。


『AFX-117EEG、戦闘準備』


「アカネ、発進までまだ時間はあるが大丈夫か」


「ヤサカ先生…うん、怖いけど大丈夫」


アカネ少尉、17歳、約8年前の戦闘を経験し、そこから人間不信になってしまい、ヤサカ大尉と出会う事でなんとか復帰できた、想像力が人一倍優れており、国連防衛軍からその能力買われ、AFX-117EEGの専属パイロットである。


AFX-117EEG この機体は今までのAF-22sなどとは見た目も異なり、体長は22m、真っ黒の塗装でバックパックに謎の筒状のような物を装着している、カクカクしている従来のAFとは違い、比較的曲線美な方だ。大きな特徴としては、この機体は脳波コントロールをする、その為にこの機体のヘルメットはとても歪な形をしている。そして何よりもこの機体は第13艦隊と総司令部くらいにしか知るものはいないほどの極秘機体である。


「今回はベース001の援護だ、敵にも鯨がいる、無理だと思ったらすぐに戻って来て、私達はアカネの味方だから」


「うん、分かった」


アカネはコクッと頷いた、少し嬉しそうだった。


「発艦シーケンス開始、スカイボードMK2への搭乗確認、脳波システム接続開始、すべてのアシストをアクティブにしてください、脳波安定度は98%許容範囲内、発艦を許可します」


「アカネ少尉、出ます!」


ヤサカ大尉は飛び去っていくAFX-117EEGを眺めていた。


「頑張って来い、アカネ」


--キラーホエール


「艦長、ベース004から第13艦隊が出航したそうです」


「あぁ、そろそろ増援が来る頃だろうと思ったよ、だがまだ撤退はしない、この基地が陥落するまでは、マンタレイ、爆撃してやれ」


『了解』


キラーホエールの右側にいたマンタレイは、徐々に高度を上げた、爆弾層を開き、絨毯爆撃を開始する、目標は要塞都市ラトナ及びベース001、そこにいる非戦闘員や民間人には目もくれず、平気な顔で空爆を開始した。


「オルカ、いま爆撃を開始した、すぐに退避しろ」


「相変わらず無茶苦茶だな、いいさ、こっちで避けるからよ、遠慮なく爆撃してくれ」


(いまがチャンスか?!)

「うおぁぁ!」


「うるせぇなオラ」


オサムはなんとか隙を付き、オルカに攻撃を仕掛けたがオルカはまるで分かっていたかのように回避し、オサムを殴り返した、戦績はオルカの方が上とはいえ、オサムの戦績も中々なものだった、軽々しく叩きのめされオサムのプライドはズタズタにされた。


「はぁっ…はぁ…くそぉ!」


「オサム!大丈夫か!?」


「見つけたぞ、クソガキがぁ!」


横たわるオサムの機体を総無視し、アキを発見したオルカは一直線にアキへと斬りかかった、アキは瞬時に刀を取り出し、なんとか防御できた、アキは地面を掘り返しながらどんどん押されていく。


「アキくんと重なって撃てない…」


「オサムを助けてやってくれ!こいつは俺が相手する!」


「舐められたもんだ、お前を殺してあいつらも殺してやる!でやぁ!」


オルカはマチェットを振り切った、アキの機体は弾き飛ばされ、D区画D3ゲートを突き破った、オルカはD3ゲート内を遠慮なく破壊しながら突っ込んでいく。


(このままじゃ、この区画もこの機体も持たないかもしれない…!)


外ではソラがオサムのAFの援護に当たっていた、その時オサムとソラのレーダーが反応した、IFFはAFX-117EEG UDFと書いてあった。


「なんだこの機体…UDF、ウチの機体か?」


「分からない、こんな機体知らない」

EEG(ElectroEncephaloGraphy)は脳波って意味らしいです

間違っているかも知れないので変更になる可能性があります。ご了承下さいm(_ _)m

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