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ひこうき雲  作者: 三毛
第五章 絶望の再来
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第四十話 再来

ここ本編に入ります、前回の話は第三十七話です。

「オサム?おいオサム!しっかりしろ!」


「はっ…あぁ」


(あっ…ちょっと待っ…)


今更になって軍に入ったことを後悔する、ソラとアキはそれを知らずにどんどんと前へ進んでいく、オサムは2人を止めたくて仕方がなかったが、言葉が喉に詰まってしまった。


キラーホエールはベース001付近に到着、エアボーン作戦を開始する。


『MF部隊降下を開始、スレイヴ隊続けて降下を開始せよ』


「行くぞ、フェンサー、サイバー!」


MF-02ERは立ち上がり、ゆっくりとキラーホエールの甲板を歩いて行く、死神のエンブレムは不気味に笑っている様に見えた。


「カタパルトに接続、オルカ出るぞ!」


カウントが終わると、ものすごい勢いで飛び出していった、コックピット画面一杯にベース001が映った、オルカは真っ先にアキを探した。


「黒煙で見えねえなめんどくせぇ、キラーホエール!ミサイルの雨を降らせてやれ!」


「了解、退避せよ」


キラーホエールからミサイルが大量に出てきた、噴進煙でキラーホエールが隠れるほどの量が、雨のようにベース001に向かって進んでいく、ラトナは機銃掃射を開始したが、余りの量に全数撃墜などほぼ不可能だった。


「量が…多過ぎます!」


「少しでも被害を減らす!どんどん撃ちなさい!」


「間に合いません!着弾まで3.2.!」


「ぐぬぬ…!」


大量のミサイルが001に着弾、爆煙で基地全体が全く見えなかった、地下の装甲が丸見えの箇所もあり、とてつもない被害が発生した。着弾の衝撃でホリコシ司令は椅子から転がり落ちてしまった。


「アイタタ…ちょっとは年寄りを労わって欲しいねぇ…損害は?」


「G区画との交信途絶!」「F区画第16防衛中隊との交信が途絶しました!」「至る所で火災発生!損害不明!」「アーマーフレーム隊とも交信できません!」「地上部隊の半数が壊滅した可能性があります!」「ラトナ防空設備60%が大破!」


司令部は喧騒で溢れていた、紙は散らばり、電力が安定しない為か、司令部の照明がチカチカと点滅していた、野外監視カメラは先程の攻撃でほとんどが破壊され、無線やTV電話でしか状況の報告が出来なかった。


「ベース004からFGR15が発進、偵察任務をしてくれるそうです」


「助かる、こりゃ後で奢りだな」


オサム達の周りにも大量のミサイルが着弾、あたり一面土煙が舞い上がり何も見えなかった状況が続いた。


「ソラ!アキ!どこだ!」


無線が一時的に使用不可になり、情報が一切入らなくなった、ぎゅうぎゅうのコックピットの中で1人…額から冷や汗が溢れ出てきた、オサムが上を向いた瞬間、赤い光がこちらに降ってきた。


「うわっ!なんだ!」


「チッ!避けやがったな!久しぶりだなクソガキ共!」


「オルカか!」


オルカはオサムの前に立ち、腰のマチェットを抜いた、溢れる殺意でドス黒いオーラが出ていた、オサムが構えた途端にオルカは切り掛かり初手からコックピットを狙い、オサムも打刀を取り出し何とか弾いた。


「ぐっ…流石今までの奴等とは違うな…」


火花があちこちに飛び、草や木材に引火した、一気に燃え広がり辺りを火の海に変えた、燃え盛る炎の中で2体のAFは鍔迫り合いを続けていた。


「ほらほらぁ!前と機体が違うみたいだが、その程度かぁ!?フェンサー、サイバー!聞こえるか、その新型2機を相手して潰してやれ!」


「了解!」


(その新型2機だって!?まだ生きてるのか!)


少し安心したオサムはオルカのマチェットを弾き、オサムは体制を立て直した。ゆっくりと刀を構え、深呼吸をし反撃を開始、スラスターを全開にしオルカに切りかかる。


「前とは違う!」


アキやソラの前にも2機のMF-02ERが展開、その2機もオルカと同じく、殺意のオーラが滲み出ていた。


「ソラ、オサムがいないが大丈夫か」


「うん、頑張るよ」


敵AFはマチェットを持ち、ソラとアキに同時に切り掛かる、この攻撃は今だ経験のない攻撃方法だった、2人も刀を構え、攻撃に備えた。


「しゃあ!行くぞ!」


フェンサーがスタスターを全開にして突っ込んできた、ソラは刀を振り翳そうとしたが、フェンサーは急に軌道を変えた。


「なに?!いまの!」


「ソラ!そいつの後ろだ!」


「えっ、キャァ!」


フェンサーが軌道を会えた途端、サイバーがその後ろからコックピットを狙って突きを入れてきた、幸い手が直前で操作レバーを動かしており肩部に被弾、擦り傷程度で済んだ。あまりの攻撃速度に2人は驚愕する。


(速い…!やはり一味違うな…)


「大丈夫か、ソラ!」


「うくくっ…致命傷じゃないよ、まだ戦える!」


「仲間を気遣う余裕があるのかぁ?何回でもやってやる!殺すまでなぁ!」


再度攻撃が始まる、次は死ぬかも知れない。とてつもない緊張感が2人を包み込んだ。

前にも書いてると思いますが、オルカは何故か戦闘中でも回線をオープンにしてあります、自信たっぷりですね…(^^;;

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