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ひこうき雲  作者: 三毛
第四章 新型機
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第二十四話 閃光

第7機動部隊を失い、第6艦隊はベース034へ入港する

そこで核兵器の話になった。

『第6艦隊はこれより、アリタ市ベース034へ入港するアーマーフレーム隊は、実地訓練の為別行動とする』


第6艦隊が入港したのは、アリタ市にあるベース034と言うトクマツより少し小さい基地だ、本来ならベース113に直帰だったはずだが、第7機動部隊解体を受け、緊急入港した。


「303!いくぞ!」


「了解!」


いつものように訓練が始まった、その日から訓練のペースは上がり、朝から夜まで続く日もあった。

アリタ市は海上基地はトクマツより小さい代わりに、地上模擬戦闘地域や最新シミュレーターがあり、訓練の必要なアキ達にとっては最高の基地だった。


「お前ら、今から作戦会議室に向かうぞ、ブリーフィングだそうだ」


「分かりました、すぐに向かいます」


「また戦いになるのかな」


「大丈夫だよソラ」


「そーそー、俺らはなんだかんだ生きてんの」


「心配なんだもん!」


「ふふっ」


アキはずっと訓練続きで、余り笑顔を見せていなかったが久しぶりの笑顔だった。

部屋へ到着すると、数枚の写真が映っていた。


「集まったな、今回話するのは、敵の新型機についてだ。前回、第7機動部隊が交戦した機体は従来の反国連軍の機体と違う点が幾つもある、そこで我々はこの機体を新型と判断した、まず特筆すべきはレーザー兵器だ」


「レーザーだって!?」


「シールドが通用しないんじゃないのか?」


部屋が一気に騒ついた。


「この写真を元に我々が解析した所、型にMF-02ER Leviathan(リヴァイアサン)と書かれていた。さらにこの機体の胴体、303、お前らにはよくわかるだろうが赤い死神のエンブレムだ、88cm自走レールガンが手に入った今、あの鯨を撃ち落とすことは可能、だが戦力がいまいちなのは事実だ、相手もすんなり落ちてくれるわけ無いだろうからな」


ソラが手を挙げた。


「ソラ准尉どうした」


「質問があります、相手は何故、核兵器などを使わないのでしょうか」


「使わないのでは無く、使う気がまだ無い、の方が正解かもな、相手はクラスター爆弾やナパームなど平気で使用してくる、トクマツ市にも爆撃しただろう、その証拠に、アークシェル基地から、核兵器輸送についてのデータが発見された」


「相手が撃ってきた時、我々はどうすれば…」


「もちろん阻止はする、だが当たれば報復だ、こちらも核兵器を使用する」


「しかし、民間人は…」


「あくまでも相手は、反国連軍だ。我々は民間人に対して照準を合わせるような事はしない、だが少なからず人は死ぬ」


「…わかりました、全力で阻止します」


「他に質問はないか?」


「俺たちの方が先に核を…」


メカニックが発した一言に、ホンダ艦長は一気に顔色を変え、激怒した。


「それだけは絶対にダメだ!過去にあった第二次世界大戦で、人類は初めて人に核兵器を使用した。街は焼け、何人もの人が犠牲になった、あんな非人道的な兵器はそもそもあってはならない!少なくとも俺たち、第6艦隊は無益な殺生はしない!」


「…しっ失礼しました!」


「気持ちは分からなくもない、相手は異次元の強さだ。焦るのも分かる、だが相手にも民間人がいる事を忘れるな、各自解散!」


第6艦隊上空には黒い雲が、覆い被さり怪しい雰囲気を醸し出していた。


一ヶ月後 12/24 アリタ市はクリスマスのムードで一杯だった、子連れの親子やカップルが街で溢れかえっていた。


「うぅ…寒」


「アキくん大丈夫?」


「暑いのはOKなのに、寒いのはダメなのか」


「なんでこんな日に、甲板の警備なんだよ」


「またあいつらが来るかも知れんだろ」


「頼むから休んでてくれ…」


甲板には雪が積もっており、辺り一面銀世界で、街の夜景と、とてもマッチしていた。


--反国連軍 メイフライ基地


『B-86 マンタレイ発進せよ』


「こちらマンタレイ、了解」


滑走路を離陸したのは、超大型爆撃機マンタレイだった、マンタレイは徐々に高度を上げ、暗闇の中へゆっくりと消えていった。


「マンタレイよりHQへ、現在高度1万m、爆撃コースへ侵入、これより爆撃を開始する」


「HQ了解、投下後は速やかに退避せよ」


マンタレイは、高度1万mから、一発の爆弾を投下をした、約1分後にとてつもない閃光が、暗闇を照らした。

約600km離れた、国連防衛軍ベース968でもその光は確認できた、その一瞬は真昼のようになり、赤いきのこ雲が立ち上っていた。


「これが核兵器…最悪の兵器だ…」



「おい!今の光見たか!?」


「すぐに本部に知らせろ!核兵器の可能性が高い!」


「ベース968より総司令部へ!いまさっき空が真昼間みたいに明るくなった!核兵器が使用された可能性がある!」


「こちら総司令部了解!核警戒レベルをレベル2へ!総員緊急配備開始!」


5分後 ホンダ艦長は、AFの修理見積書に目を通していた、そこへ1人の兵士が部屋へ飛び込んできた。


「ホンダ艦長!敵が!核兵器を使用した可能性があります!」


「なんだと!?」





核兵器阻止作戦

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