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ひこうき雲  作者: 三毛
第四章 新型機
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第二十二話 進歩

レールガン作戦が終了、勝利を分かち合っているとナナセ大尉に呼ばれる、そこで見たのは新型アーマーフレームだった。

アークシェル基地の陥落は、約2日後にキラーホエールへと通達された。


「アークシェルが陥落したな」


「ちっ!アークシェルのクソどもが!レールガンが量産されれば、この戦争には勝ってたんだぞ!」


オルカはそこら中の設備に、殴る蹴るなどして当たっていた、だが誰も止めようとはしなかった。何故なら同じ気持ちだったからだ。


「まぁ待て艦に当たるな、しかし第6艦隊、侮れんな」


早朝、朝日がまだ出ていない頃、基地の消化活動も終わり、国連防衛艦隊はアークシェル基地の整理と88cm自走レールガンの回収作業をしていた。


「88cm自走レールガンか…物騒なもんだ」


「おーい!これ空母に乗るのかぁ?!」


「ヴァルキリーに乗せる!メルキセデクのクレーンも借りるぞ!」


余りにも巨大過ぎてクレーンだけでは足りず、大型輸送ヘリ4機も使う大事になってしまった。オサムはその光景を眺めていた。


「オサム!今回はMVPだな!」


「そうかぁ?今回は新型に乗れたから、なんでもOKだぜ」


「いいなぁ新型、私も乗りたーい!」


そうアキ達が話していると、朝日が勝利を祝っているかのように、ゆっくりと顔を出してきた。


「俺たち勝ったんだよな…」


「このままあの鯨も喰ってやる」


レールガンは、ヴァルキリーに乗りアキ達、第6艦隊は第9艦隊及び第7機動部隊と別れ、その場を後にした、アキ達が食堂で話していると、ナナセ大尉が話しかけてきた。


「君たちちょっと来てくれない?話したい事があるの」


ナナセ大尉に連れられ、部屋に入るとそこにはホンダ艦長とメカニック、セト隊長がいた。


「集まったな、今回お前らに見てほしいのはこれだ」


「AFF-01FA?AF-02X?」


「あっ、メルキセデクで見た奴だ」


「そう、これは新型アーマーフルフレームとアーマーフレーム02よ」


画面いっぱいに写された2機の機体、追加装甲AFタイプ、AF02先行試作型だった。


「今回のSAF-01Lの実験から、この2機をテストして欲しいの」


「なぜ?俺たちを?」


「第303技術戦闘隊だからよ、技術ってついてるでしょ、本来なら君達はテストパイロットなの」


「なら新型に乗れるってこと…?」


「そうよ、その代わりデータはしっかりとね」


「分かりました!やった!」


「あんまり気を抜くなよ!機体が来れば毎日訓練だからな!」


「了解!」


3日後、待ちに待ったAFF-01FAとAF-02X、2機、空母ヴァルキリーに到着した。


『新型機到着!テストパイロット、アキ隊員ソラ隊員両名は甲板へ!』


マーシャルが誘導しているヘリは、とてつもなく巨大だった、風に煽られながらもゆっくりと着艦し、中からシートに包まれた新型AFが姿を現した。


「シートめくり上げろ!3時間後には実地訓練を開始する!各員スタンバイしておけ!」


「どう?気に入った?これがAFF-01FAとAF-02Xよ、アキくんはAFF-01FA、ソラちゃんはAF-02Xでお願いね」


「わかりました!」


「メカニック!説明してあげて!」


「かしこまりました」


3時間後 実地訓練が開始された、アキは中距離砲撃訓練と近接攻撃訓練、ソラは近接攻撃訓練と高高度上昇訓練、オサムも長距離狙撃訓練を実施、模擬相手はセト隊長だった。


「お前ら!本気で来い!」


「ぐっ…フルアーマーのせいか、動きが重い!」


「もっとタイミングを見て!」


「貰った!」


セトはアキの間合いに突っ込んで行った。


「させない!」


ソラはそれを阻止し、鍔迫り合いになった。


「どうした!こいよアキ!オサム!今ならガラ空きだぜ!」


「榴弾が…!」 「俺もこのままだと味方を!」


「そんな事言ってっと死んじまうぞ!おらよ!」


「キャァ!」


セトはソラを蹴り飛ばし、アキに模擬弾を放った、アキのAFは綺麗な虹色になった。


「ソラも撃墜だ!オサム!今から行くからな!お前が最後だ!」


ソラを撃墜判定にした後、セトはスラスターを全開にしオサムへ突貫をしかけた、オサムは焦りから150mm対物徹甲ライフルを乱射するが、一発も命中しなかった。


「うっ…うわぁ!来るなぁ!」


「貰ったぁ!」


「そこまで!状況終了!」


「お前ら新型使ってそれかよ、まだまだだな」


「ぐっ…悔しい!」


それからも毎日の様に訓練を実施するが、セトには歯が立たなかった、もう一ヶ月が経とうとしていた。


「おら!またこの死に方かぁ!?」


「甘いですよ!隊長!」


アキは脚部ミサイルランチャーを発射、発射した弾はセトの脚部に命中した。


「うおっ!やるな!だがまだ足だけだ!」


「アキくん!私がトドメを!」


「いい連携だ!」


剣と剣が交わる中、アキはセトにバレないよう、少し後ろに下がった。


「今だ!」


遠くから発砲音がした、セトはそれに気づき回避しようとしたがアキの弾が、バックパックにまでダメージを与えていた。


「おっ!ここまでか」


「やった!セト隊長に勝ったぞ!」


初の勝利だった、3対1の状態でボロボロな状態だったが小さな一歩だった。


「じゃあもう一度だ!」



描いてみたかったフルアーマーが遂に出せました!

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