第二十一話 投降
高出力荷電粒子砲はその絶大な威力を十分に発揮した、地上部隊もそれに合わせて前進する!
「500mm高出力荷電粒子砲命中!ケーブル破損!消火班急げ!」
「最高、もう一発撃ちてえ」
「残念、もう撃てないわ、さっきのでケーブルが焼き切れちゃった、次は150mm対物徹甲ライフルを持って、アキくん達の援護に向かってあげて」
『ステルススカイボード発進準備!』
「スカイボードもステルスか!いいねぇ、了解!」
オサムはAFをスカイボードに乗せ、発進して行った。
「よっしゃ!待ってろよ!」
「レールガン大破!爆発しました」
「なんだと!何に撃たれた!」
「不明です!長距離からの射撃と思われます!」
「対策してきたのか…敵部隊の上陸を許してしまっている!上陸部隊を叩き潰せ!」
「こちら04小隊!指揮をくれ!」
「西から敵が雪崩れ込んでいるぞ!レールガンはどうなった!?」
反国連軍は余りの急展開に混乱を極めた、各部隊が指揮を見失い隊列が崩れていった。
「よし!いまだ!全艦!反撃開始だ!アーマーフレームも攻撃開始!敵基地を占拠せよ!」
「ソラは地上部隊の援護を頼む!こっちは敵の戦車を抑える!」
「分かったわ!気をつけてね!」
「敵艦隊損傷率90%オーバー!投降しています!」
「システムダウンさせて待機させていろ!すぐに救助に向かう!」
「敵!アーマーフレームです!」
アキの後ろから敵のAFが近づいてきた。
「アキくん危ない!」
ソラは100mm砲を発射、命中はしたが致命打にはならなかった、少しよろけた隙にアキがトドメをさした。
「ふぅ…ありがとうソラ、やっぱり君がいてくれたら助かるよ」
ソラは顔を真っ赤にしていた。
「いっ…今そんな時じゃないでしょ!」
AFのスピーカーがONになっていたため、地上部隊に会話が筒抜けだった。
(なんだこのカップルは…)
「敵アーマーフレーム!3時の方向より2機!別方向からもう1機!」
「行くぞ!ソラ!」
「うん!」
「歩兵部隊!対戦車装備は持っていますか!」
「あぁ!一応あるぜ!」
「よし!」
アキは、ゆっくりと刀を抜き構えたソラも100mm砲を敵の脚部に向けていた。
「ソラ、撃て!」
ソラの発砲に合わせてアキは敵に斬りかかった。
ものの数秒で敵を撃破した。
「ちっ…国連の犬どもが…!」
残りの一機がアキの機体に飛びかかった、ソラは照準を定めたが、アキと被って撃たなかった。
「うっ…くそ!負けるもんか!」
「ごめん!榴弾だから巻き込んでしまう!」
「すまねぇ。こっちも榴弾だ!」
「大丈夫だ、このくらい!」
「別方向から来た機体が、こちらに来ています!」
「レーダーにはなんて書いてある!」
「えっ…とSAF-01Lと書いてあります!」
『アキ!ソラ!じっとしてろ!』
「えっこの声」
「150mmのデータ記録するぜ!発射!」
オサムは150mm対物徹甲ライフルを発射、敵に命中し、敵のAFはバラバラに砕けてしまった。
「オサム!来てくれたのか!」
「艦長!オサム准尉です!右舷より艦隊の反応あり!艦隊識別IDは…9fleet!」
「なに!という事は第9艦隊か!」
「空母メルキセデクが来たぞ!」
「オサム!聞こえるか!レールガンは無傷で確保する!周りの小型レールガンを破壊してくれ!」
「了解です!護衛艦のヘリ甲板借りますよ!」
オサムは護衛艦のヘリポートに着艦、弾丸を発射し次々と撃破していく。
「こちら01!アーマーフレームに続き、戦車隊前進します!送れ!」
「こちらCP了解、射撃は各車に任せる、交信終わり」
「セトより303全員へ!戦車隊が俺たちに合わせて前進する!先陣を切るぞ!」
AFに合わせ、主力戦車隊も前進を開始、もう既にアークシェル基地に反撃能力はほぼ無かった。
「司令!敵アーマーフレームが、最終防衛ラインを突破しました!」
「ぐっ…ここまでか…!」
「こちら!102砲台!このエリアの砲台は俺た…」
「おい!102!応答しろ!」
「めっ…目の前に、敵のアーマーフレームが!うっうわぁぁぁぁ…!」
「くそぉ…仕方がない…現時刻を持って、アークシェル基地は投降する…照明弾放て、レーザー通信オープン、国連艦隊に投降を呼びかけろ…」
反国連軍司令はあまりのショックに、膝から崩れ落ちた。
「ホンダ艦長!敵基地が投降しました!」
「勝ったのか、俺たち勝ったのか!」
「連敗を阻止したぞ!」
「アキくん聞いた!?」
「あぁ!俺たち勝ったんだな!」
「お前達!基地を制圧するぞ!」
「了解!」
第303技術戦闘隊が到着した頃には、既に敵兵は武器を下ろし手を挙げて降伏していた。
「全く…アーマーフレームがいるだけでここまで戦い方が変わるんだな、敵ながら我々のアーマーフレームと互角にやり合ってるところ尊敬するよ」
「それはお互い様さ、なんせ我ら第一空母打撃群は4連敗中だからな!」
「そんな自信ありげに」
「ぷっあははは!」
レールガン確保完了!この戦闘で国連艦隊は約40隻近くの艦艇を失っています…




