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ひこうき雲  作者: 三毛
第三章 攻勢
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第二十話 援護

艦隊はレールガンに苦戦を強いられる中、もう一台のレールガンが追加配備された、オサムはその頃500mm高出力荷電粒子砲の発射準備をしていた。

「頼むぞアーマーフレーム隊!」


艦隊をレールガンに対して縦に向けておかないといけない状況下での艦隊戦、艦艇もこれ以上失えない、AFが全機撃墜されれば敗北は確定、これ以上にない緊張感がますます存在をアピールしてくる。


「こちら揚陸部隊!残り15km!小型レールガンの攻撃を受けているが、なんとか耐え凌いでいる!」


「すまない!なんとか耐えてくれ!」


「任せとけ!艦長!」


頼もしい仲間、「この作戦は、こいつらじゃなきゃダメだ!」そう確信した。


「全艦!最大戦速!敵艦隊に砲撃しながら突っ込め!レールガンは一台だけでいい!もう一台を吹き飛ばせ!射撃開始!」


艦隊が唸りを上げながら猛スピードで突貫していく。


「いつものホンダ艦長とは違うね」


「俺達も加勢するぞ!敵艦隊に攻撃開始!」


AF隊が敵艦隊に攻撃を開始、敵の対空砲火に晒されながらも、なんとか取り付いた。


「食らええぇぇ!」


セト隊長の放った機関砲は機関部と主砲へ命中した、煙突から黒煙を吹き出し、見る見るうちに速度が落ちて行った。


「艦首砲塔及び機関損傷!航行できません!」


「相手はただの人形だぞ!なんとか撃ち落とせ!」


「敵アーマーフレームが、飛行機に乗っています!」


「格納庫で火災発生!味方の近接防空システムが、味方艦艇を攻撃しています!」


アーマーフレームによって敵艦隊が混乱し、徐々に隊列が乱れていった。

同じくホンダ艦長率いる艦隊も相手レールガンに苦戦を強いられていた。


「重巡洋艦レプタイル被弾!戦艦ヘッジホック中破!炎上中!」


「艦隊を縦にし続けろ!レプタイルとヘッジホックは、速力を落としつつ前進しろ!」


「艦長!第9艦隊より入電!これより援護に向かうとの事です!」


「なんとしても耐え抜くぞ!」


圧倒的戦力の国連艦隊もレールガンの猛攻を受け、徐々に損失が大きくなっていく。


「オサムくんの援護は来ないの!?」


「分からない!そもそも援護の話は出てきてないはずだ!」


「仮に来てくれたとしても、2時間はかかるぞ!」


「敵艦!一隻撃沈!」


その頃、第9艦隊は山川重工業を後にし、レールガン作戦へ突入しようとしていた。


「オサムくん、今から超長期距離射撃テストを実施します、SAF-01Lを起動、その後500mm高出力荷電粒子砲の設置作業開始」


「しっかしでっけぇなぁ、こんなのを実戦で使うんですか?」


「まぁ今回はあくまでテストよ、威力を確かめたくて、実践投入する時には、もっとマシになってるわ」


「なら、とことんデータ作らねえとな」


「オーライ!よーし良いぞ!接続開始!」


「SAF-01Lと荷電粒子砲の接続開始します、ケーブル1から10までを接続」


「了解、冷却システム正常、原子力と接続開始」


「SAF-01L、荷電粒子砲を構えて下さい」


オサムはゆっくりと荷電粒子砲を持ち上げる。


「一体何を相手にするんだよ、こんなの映画でしか見たことねぇよ」


「反国連軍の鯨やレールガン、その他超兵器に使用するの、射程距離外から一方的に殴るのよ」


「おっかねー…よし、構えたぜ」


「了解、チェックダウン開始」


その頃反国連軍艦隊はかなりの損耗を出していたが、停止する事を知らず。全速力で特攻を仕掛けていた。


「敵艦隊は以前、こちらに進行しています!」


「こちらの損耗はどうなっている!」


「残存艦艇数およそ220!」


「回避運動を各艦艇に任せる!なんとしても時間を稼げ!」


「アーマーフレーム隊!そちらは大丈夫か!」


「こちらセト!アキもソラもピンピンしてますぜ!」


「アキくん!掩護するよ!」


「わかった!ありがとうソラ!」


アキ達は敵艦艇を次々に攻撃、辺りは黒煙と火でいっぱいになった。


「なるべくエンジン周りだけを撃つんだ!撃破報告した艦には、直ちに救助隊を送れ!」


「了解!」


「第9艦隊がこちらに向かってきている!なんとしても時間を稼ぐぞ!揚陸部隊上陸まで10km!!」


「固定砲台に命中!レールガンは以前健在!」


「残存艦艇数およそ200!」


「第2フェーズまもなく完了します!」


「よし!残っているアーマーフレーム隊は全機発艦!」


艦隊は第3フェーズを開始、AF隊は次々と離陸していく。


「第303、304部隊は強襲揚陸部隊の援護に回れ!」


「行こうソラ!」


「わかった!」


303、304部隊は艦隊より離脱、ベイパーコーンを纏いながら揚陸艦隊へ向かった。


「原子力接続完了、エネルギー供給開始」


「スタビライザーシステム作動、照準器倍率スコープテスト」


「オサムくん、スコープを最大望遠でレールガンにロックして」


「了解」


オサムはダイヤルを回し、ズーム倍率を上げていくとくっきりレールガンが映っていた、徐々に荷電粒子砲のエネルギーゲージが上がっていった。


「すげえ、200km以上は離れてるぞ」


「エネルギー充填率120%!」


「射撃用意、防護スクリーン展開、遮光グラス装備をして」


「カウント開始、5.4.3.2 …」


「ふぅー…よし!」


「500mm高出力荷電粒子砲、発射!」


引き金を引いた瞬間、辺りが一瞬暗くなった、レーザーは水平線に沿って真っ直ぐんで行く。


「艦長!右側より赤い光が!」


「敵の新兵器か!?」


レーザーはど真ん中命中、命中した箇所は融解し、レールガンは大爆発を起こした。


「なんだ!オサムか!」


「アキくん、オサムくんの射撃だよ!」


「間違いない!オサムだ!」


「レーザーはレールガンに命中!爆発しました!」


艦隊は歓声をあげた、その援護があってか、無事に上陸を開始する。


「目には目を歯には歯をだ!」


地上戦開始!

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