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ひこうき雲  作者: 三毛
第三章 攻勢
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第十八話 出航

ホンダ艦長の元へ届いた一通の手紙、そこには新型のアーマーフレームの案内だった、テストパイロットとしてオサムを採用、オサムは山川重工へと飛びったって行った。

一週間後、遂に作戦の時が来た、アキ達は今日の日の為に演習の日々だった。


「よぉし!今日出航なんだよな!」


「この戦いで勝てば、あの鯨を撃ち落とせる!」


『艦長より通達、まもなく我が艦隊は敵基地へ進行する!目標は88cm自走レールガン!第一フェーズは極超音速ミサイルによる飽和攻撃、第二フェーズは地上部隊の強襲揚陸、第三フェーズはアーマーフレーム及び地上部隊の制圧だ、各自の奮闘に期待する!』


第6艦隊及び第7機動部隊は目標へ出発、トクマツの港からも多数の応援があった。


「このトクマツの為にも、俺の描いた夢、ひこうき雲の為にも!」


「アキくん…」


アキは、グッと手を握りしめ、気合いを入れ続けた、ソラはそれを見て心配そうにしている、しかしスレイヴ隊により第6艦隊の行動は全て報告されていた。


「こちらキラーホエール、アークシェル基地へ通達、敵の第6艦隊が出航、警戒されたし」


「こちらアークシェル了解、レールガンの準備は完了している、そちらの介入は必要ない」


「了解」


「ちっ陸軍の野郎ども、相変わらず感じ悪ぃぜ!」


「放って置け」


出航から約7時間が経過していた、目的地まではまだ1,600km近くある。艦長の元へナナセ大尉から一通の連絡が届いた


「ホンダ艦長久しぶり、新型について連絡したんだけど、型式はAF-01L、長距離射撃及び対空戦闘にも特化している機体よ、その機体をアキくん、ソラちゃん、オサムくんの誰かにテストパイロットになって欲しい、頼めるかしら」


艦長はそっと紙を置き、セト隊長を呼んだ。


「お呼びでしょうか!」


「AF-01L…新型についてだ、お前はアキ達の事どう思ってる」


「どうもこうも、最近までひよっこの人間が、ここまで成長するとは思いませんでしたね。まぁウチ(303)は放任主義なんでね!彼らのやりたいようにやらせています」


「今回、その303のアキ、ソラ、オサムの三名からテストパイロットを選ぶ様に連絡があった、お前は誰がいい」


「ほぉ…、ならオサムがいいでしょう」


「それはなぜ?」


「あいつの射撃能力、状況判断能力はズバ抜けています、スナイパーにすれば、もっと力をつけると思っています!」


セト隊長は、とてつもない自信に溢れていた、ホンダ艦長は軽く笑みを浮かべながら、オサムをテストパイロットにする事を決定した。


「アキ、ソラ…俺…俺…」


「ん?どうした?」


「新型のテストパイロットになった…!」


「おお!俺にも乗せてよ!」


「嫌だ!新型は俺のだ!」


「おーい、そこお前達!ちょっと来てくれ」


「やばい…叱られる」


セト隊長は、第303技術戦闘隊をアキ達を食堂へ招待すると、アキ達は地獄の説教が始まるとビクビクしていた。


「よぉし!では!今からぁぁオサム准尉のテストパイロットおめでとう式を始める!」


「うおぉぉぉ!」「俺にも乗せろぉ!」「俺によこせ!」

「全くヨォ、お前みたいなひよっこがぁ、新型なんて乗りやがってぇ」


説教とは裏腹に、そこで待っていたのは、303の隊員の激励だった、もう既に出来上がっている隊員もいて、食堂はお祭り騒ぎだった。


それから8時間が過ぎた頃、オサムを乗せた輸送機が飛び立とうとしていた。


「おい!オサム!これ!」


(なんだこれ?とんかつのキーホルダー?)


「ソラが3つ買ってきてたんだ!あげるよ!」


「ハハッお前らやっぱり面白えなぁ!」


三人は拳同士を合わせあった。


「新型!どんなだったか教えてよ!」


オサムは拳を目一杯あげた、輸送機はカタパルトの方へ向かい、山川重工へと向かった。アキ達はそれを見えなくなるまで見届けていた。


「よし!今から訓練開始だ!」


次の日の朝、ヴァルキリーは警報の音と、乗組員の慌ただしい足音でいっぱいだった。艦隊の前には、青々とした森林があり、そこにレールガンが置いてある様な雰囲気は全く感じられなかった。


『現在、我が艦隊は敵基地と距離250kmの所まで来ている!これより作戦フェーズ1を実行する!極超音速ミサイル発射!続けて強襲揚陸艦、最大戦速!』


艦隊は、極超音速ミサイルを発射、それに合わせて強襲揚陸艦は全速力で、敵地に突っ込んで行った、ミサイルの航跡はまるで楽器の弦の様に美しかった。


「艦長!ミサイルが撃ち落とされています!」


「間髪入れるな!撃ちまくれ!アーマーフレームの長距離砲撃も許可する!」


今までに無いホンダ艦長の戦い方で、ハワヤ准将は戸惑いを隠せなかった。


「ホッ…ホンダくん!あまり勢いつけすぎると、不味いんじゃ無いのか?」


「敵は、アーマーフレームやあの鯨を使ってくるかも知れません!我々は、あの相手を上回る戦いをしなければならない!」


2人が言い合いをしていると、目の前がパッと光った、皆がそれを認識した途端ヴァルキリーの左後方の艦艇が爆発した。


「護衛艦あわじ!被弾!」


「くそ!機関をやられました!航行不能!」


「なんだ今のは!」


「望遠カメラで確認!レールガンです!主モニターに映像回します!」


レールガンが、砲身からバチバチと稲光を発しながらこちらを覗いていた。


「艦隊は散らばるな!密集体型!煙幕とミサイルをどんどん撃て!」



「レールガン再装填完了!砲身冷却まもなく終了します!」


「続けて撃て」

レールガン強過ぎ!?

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