第七話 問題が一個とは限らない
現実世界に戻った俺は、朝ごはんを食べ学校に向かった。しかし、現実世界の時刻は進んでいるようで見事に遅刻した。くっそ俺の完璧で最高のgoodmorningが。
あいにく、休み時間だったそうで、俺は誰にも気づかれず自分の席に着くと、
「よし、平木透行くぞ。」
陽辺智樹は俺の名前を間違えながら、笑顔でうるさい声で言った。
「ねえ、わざとですか?まあいい。そのことは解決した。」
「どうしてだ。柊香織。」
惜しい。もう少し捻ろ。
「いや、色々考えてさ、俺あのとき疲れててさ幻聴が聞こえたみたい。それと俺に告白してくれる女子いないなあと思って。」
俺は色々考えて言わないことにした。なぜだかはよくわからないが、智樹に知られたら面倒くさいが大半だろう。まあ、それだけだ、、。
「お前は結構、、いやなんでもない。」
何、お前モテてるとでも言いたいわけ?モテていたのは中学生までだ、高校生でモテる人と中学生でモテる人の特徴はガラリと変わるらしいからな。よって俺はただの一般高校生ということだ。
「そんなことより、解決したなら良かった。なら俺の相談を聞いてくれないか?解決しなかったら後回しにしようとしてたけど、解決したならいい。」
イケメンリア充高校生が俺に相談だと、、。まあ色々俺も相談したし聞くことにするか。
「その、お、お、俺好きな人が居るんだ。」
へー。そうなんだ。頑張れ。応援してるぞっっっっっって
「はあああああああ?お前が?」
学校生活にトラブルはつきものです。