表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

犯人は毛利小五郎

人物紹介

明智 大海 この名は偽名 探偵役だが探偵ということは隠している 主人公22歳


木原 仁 男、ワトソン役 聡明そうな眼をしていてが目の下に大きなクマを作っている。17歳


田畑 輝 おっとりリス系の見た目の少女で赤白の水玉模様ワンピースをめかしこんでいる。都内の飲食店勤務29歳の少女です!


女将 とても巨乳な若女将、この店のおかみ頭はそんなに良くない29歳 


本田 忠克 男、占い師をやっていると自称している、体がとても大きい。旅館だというのに喪服のようなスーツをきている。犯人が分かったら報告すると自負している。22歳

今僕は暗闇の中、不審人物に追われているのです。

これから襲われてブチころされてしまうことまでわかっているというのが誠に悲しく少ししがないものですが、

こんなことになってしまったのも、僕が少しばかりの能力を授かったからなのです、

深くを知らずして浅くを知るというのは、地雷原に積極的に近づき取り除こうとする見習いマインスイーパーのようで、一番危険なものなのだということを今肌で感じ取っております。


時は二日前、外ではヒグマも食べれるくらいな大雪が舞散らかしています。

そんな中私たちの泊まっている宿である「大神の館」に案の定ある犯行声明がたたきつけられました。

それは、大神の館の食堂で会ったばかりにもかかわらずほかの宿泊客と談笑し昼食をとっているときに起こりました。

「大変でございます、まことに誠に大変な変態からのお知らせとも言えます。」

おかみの木原さんがある紙切れ一枚とハンドガンと大きな乳をお椀千杯運ぶみたいに持ってきました。

すると女将は黒ひげ危機一髪でもするかのように腫物を扱う手つきで紙切れと拳銃をテーブルに置きました。


犯行予告


ここには私という殺人犯がいる

殺人鬼は一日過ごすごとに一人、人を葬る、だけれどおかみは誠に巨乳なので死ぬことはない。

この報告だけならばとても恐ろしく理不尽なことだろう、実に怖がっているだろう、

自分の父の乳の遺伝子を恨め

でもこの場にはいるのだ、探偵が、

僕に好き勝手暴れてもらうというのも、いいのだけれど

やっぱり物事というのはバランスがとても大事だ

実は、昔ここは刑務所だった。今ではその名残はほとんどないのだが、

一つだけ離れの倉庫にまだ座敷牢が残っていた。そいつをちょいと改築して頑丈にしておいたから。

一日一人話し合って決めた人物を離れにある座敷牢に閉じ込めておくことが可能だ。

誰かを閉じ込めて何も起きなければ、そこにある拳銃でそいつを打ち抜けば無事ゲームクリア雪が収まるまで、僕たちの大嫌いなキリギリスみたいに気長に待てばいい。

君たちにも勝ち筋が用意されているのさ、とても興味深いとともにフェアなものだろう、

なおこのフェアなルールを破った場合は一人残らず打ち殺す。ただしデッカイ女将は除いて

いろいろな事態も考えて拳銃は女将にもたしておくのを薦めておく

では検討を心よりお祈りいたす。


                      殺人鬼Dより


大雪に打たれながら、宿内にある食堂から一言もしゃべることなく移動し離れの倉庫を見に行くと倉庫の中には

なんということでしょう、たくみの手によってリフォームされた木で作られているのにもかかわらず戦艦大和の如き出で立ちの荘厳な牢がそこにはあるではありませんか。

些細なサプライズに感動し心打たれている私をよそ目に緊張の面持ちを呈した女将と私を除く三人の姿がそこにはあったのです。

考えてみれば当たり前です殺人鬼を見慣れたホームズ役である私と違いおそろしい現実をいきなり突き付けられたほか三名と殺人鬼は震えあがっているに違いないのです。

なぜならほか四人は言うまでもなく、私は優秀な優秀な殺人鬼に昔出会ったことがあるのですがこの愚かなる殺人鬼は文章を見るに、優秀な探偵には出会ったことは六にないようなのだからそれはとてつもなく嘆くべきことです。

いつだって推理物の小説で事件を呼ぶのは容疑者でも被害者でもありません。探偵なのです。

探偵が死神であり犯人は死刑執行人にすぎません、あまりにカワイそうです

これでは鳥が蛇と一緒に鳥かごに入れられたようなものではないかと思うのです。


ものすごい極寒の中本当にうれしかったクリスマスイブを思い出して気持ちを高揚させていると

私自身自分に浸ってばかりでなにも会話が進んでないことに気づきました。

これは失態でした、

そこでおかみさんがこの緊張の空気感の中震えた声でいいました。

「どうでしょう、本当に本当に事件は起こるのでしょうか?」









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ