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ネトゲの夫の中身がクラスのイケメンとか聞いていない  作者: Crosis
ssストーリー(完結後の日常編)

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最高に幸せそうだった





「おはようございます」

「はい、おはよう」


 大学を卒業してネットショップ専門の会社へ私は就職をした。


 主な業務はお客様からのメール返信と在庫の管理だ。


 仕事さえ覚えれば割と楽な仕事で、希望さえ出せばリモートで仕事をする事も可能であり、中には県外に引っ越しをして山奥の大自然に囲まれて仕事をしている人もいる。


 しかしながら仕事を覚えるまではそれなりに大変で、某大手通販サイトのルールを頭に叩き込む必要があったり、取り扱っている商品の特性や、電子機器や専門工具等の使い方等々と、覚えることはいっぱいある。


 ちなみに1番初めに覚えたことはUSB2.0は500mAまでしか供給電力がないためスマートホンなどの充電は電力が足りずできないという事である。


 これは毎日のように『充電できない』というお客様からのメールと、私自信充電できると思っていたため直ぐに覚えた。


 そんな感じで仕事をし始めて早五年。


 今では慣れたもので、定型文も作った私の手にかかれば働き始めて一年目の私が八時間かかっていた業務もニ〜三時間ほどで終わらせる事が出来るようになり、その分時間にも余裕ができるようになった今では割と仕事が楽しい、面白い、と思えるようになってきた所である。


 確かに頭のおかしい客を相手にしなければならない時は辛いものがあるのだが、そういう奴らはブラックリスへぶっ込んで終わりである。


 そんなこんなで定時の時間が近づいてきた。


 今日は金曜日なので周囲は若干浮ついているように思う。


「どう、美奈子ちゃん。 今日は花の金曜日よっ!! 仕事終わりに一緒に飲みに行かない?」

「ごめんなさい、善子先輩。 この後彼氏とご飯を食べに行く約束をしているんです」

「あらまぁっ! あのイケメンの彼氏君ねっ! 確かにあんなにイケメンな彼氏がいたんじゃぁウチの男性陣程度じゃぁ相手にならないわけだわっ!! ラブラブで羨ましいわねっ! 私も若い頃を思い出すわぁーっ!」


 先輩である善子さんからの食事を断り、私はいそいそと帰り支度をする。


 一週間ぶりに会うのだ。


 一秒でも早く会いたいので帰り支度を終わらせ後は始業時間が終わるのを待つだけだ。


「な、なぁ美奈子っ! こ、この後一緒に俺と──」

「峯岸先輩」

「な、何だ?」

「あんまりしつこいと警察と、会社上層部と、弁護士と、労基に走りますけど? というか、すでに上層部には話は通しておりますので仕事以外で私に関わらないでください」

「ぐぬっ」

「今回は特別に見逃してあげますけど、次はないですからね」


 こういう部分にもしっかりと対応してくれるこの会社は割と気に入っている。

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