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プロローグ

教師になった経緯です。

35歳、童貞。

シュバルツ帝国一の魔法学院の職員をしている。

この学院は名門で、またここの職員も素晴らしい先生ばかりだ。

しかし、俺の担当科目は数学。魔法学院に来る生徒は大抵冒険者か帝国魔法師、魔法系列の学者になることが多い為か、数学の単位を取らない。単位が足りず、単位を取るために授業を受けるものもいるが、真面目に聞かない。と言った感じで、誰も数学のことをまじめに考えようとしない。

なんでこんなとこで働いてるんだろう。

毎日この想いが募る。郊外には数学専門の学校であったり、もう少し数学に興味を持つ子が通う学校がある。こんなことになったのはクソ校長のせいだ。


時は遡ること15年前。

俺は帝国一の数学研究所に務めていた。

その頃の名はアルベルト=ハイパー。

我ながらいい名前だったと思う。俺は数学においては誰にも負ける自信はなく、いくつか数学界の新たな発見をしていた。いちよう、帝国から粗品と数学界の立役者として褒章をもらい、そこそこ名前も知れ渡っていた。そんな時だった。あいつが現れたのは..。



いつものように家から研究所に向かっていた。朝8時くらいの頃。急に目の前に美人で豊満な女性がやってきた。身なりはその辺の商人くらいで、貴族や大商人が着るものといえるほど豪華ではなかった。そして第一声。


「はじめまして。私、クリスティナと申します。突然ですが、貴方に一目惚れしちゃいました。少しお時間よろしいですか?」

研究所には1人だけ女性がいたが、研究者ということで全く色気もなく、学生時代はガリ勉だったので生まれてこのかた女性との縁はなかった。そのためその女性の告白には驚いた。草食系だが性欲はある(ムッツリな)俺は話を聞いてみようと思った。思えばこれが間違いだった。


その女に連れられるまま〈ほっくほっく亭〉と書かれた暖簾をくぐり、カフェに入った。近くに席があったのでその辺に座るのだと思っていたら、急にその女は手を掴み〈関係者以外立ち入り禁止〉と書かれた暖簾をくぐろうとした。積極的な女だな、と思っていたが、流石に関係者以外立ち入り禁止と書かれた奥に入ろうとするのは不可思議なので、一旦その女の手を離しその場に止まろうとした。その時だった。一気に周りの客、スタッフと思われしき人達が一斉に俺を取り押さえてきた。そこで俺の意識は途絶えた。


再び俺が意識を戻したのは暗闇だった。周りは全く見えない。暗闇の中で俺は動こうとした。しかし足枷や手枷などがついて、動ける状態ではなかった。仕方なく誰かを待つことにした。


約3時間が経った頃。ドアが開く音がして、やっと周りが明るくなった。周りを見ると俺は動物を収容する檻みたいなところに入れられ、あの女に見られていた。

流石にこれは犯罪なのではと思った俺は

「こんなことして大丈夫なのか?今頃捜索願が出されてると思うんだが。」

そういうと、あの女は急に笑い出した。こいつはヤンデレなのか?思ったがそうではないらしく、

「貴方はこれからとある学院の数学の教師をしてもらいます。ちなみに貴方は私に抗えません。先程最上級の契約魔法を使わさしてもらいました。そして、貴方は今から整形するので大丈夫です。そして貴方は今日からハルト。覚えなさい。」そう言われ、睡眠薬のようなものを飲まされた。


再び俺が意識を戻したのは暗闇だった。俺は死に戻りの才能があるのか!と思ったがそんなわけなく、今度はすぐに電気がついた。見るとそこは教育機関の校長室っぽいところでその椅子に後ろを向いたあいつがいた。早すぎる展開に俺は感情を持つことができていなかったが、ようやくことの重大さに気づいた。だが、どうやら自分が座っているのは豪華な椅子で、目の前には美味しそうな食事があった。そしてその女はこういった「ごめんね。手荒な真似して。こうまでしないとうちの学院の数学を教えてくれる先生がいないのよ。毎日ちゃんとした食事と生活環境用意してあげるからよろしくね。そうそう、一目惚れとかは全部嘘だから忘れてね。」そしてその日から俺の数学教師の人生が始まった。最初の5年間は生徒のことなど気にせず普通に授業をしてはあの女、クリスティナのヒモになっていた。だんだん年がすぎるに連れて、少しずつ仲良くなった。俺のクリスティナへの想いは強くなる。しかしクリスティナは恋心のかけらもなく、さらに5年が経った。この頃だった。急にクリスティナの態度がおかしくなった。クリスティナはドSだったのだ。急に俺の指を切っては治療して治したり、童貞を捨てさせてくれると思ったら、あそこを切られ治療して治したりされた。とりあえず頭がおかしかった。そして今に至る。


とばし飛ばしで説明したが要約すると、頭のおかしい奴にゆうかいされ、人気のない学校の先生をさせられている。といったところだ。

アンチ歓迎なのでどんどん悪い点指摘したください。ただ、「おもんない。」や「死ね」などのように、ただただ誹謗中傷することはお控えください。どのように面白くないのか、なんで死んで欲しいのかを書いてください。他の方が見て不快になるようなコメントは消させてもらいます。

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