きびだんご無双~桃太郎として転生した僕を拾ったのは最強のきびだんご職人でした~
旭 琢也、享年26歳。彼が送ったのは、大学卒業後就職するも心を病み二年経たずに退職し、やっとの思いで再就職したがストレスからは解放されず、挙句の果てに事故死という、救いのない人生だった。
神の慈悲だろうか、彼は転生した。巨大な桃の中で生まれ、川で老婆に拾われた。彼は確信していた。僕は桃太郎だ、人々を救うヒーローになるんだと。
……だが彼は気づいた。あの童話で最も強いのは桃太郎ではない。彼はきびだんごで獣たちと契約を交わし、自身をきびだんごでドーピングして勝っただけだ。従順に計画を遂行する者であれば誰でもいい。では、真の強者は誰か?
そう、きびだんごを作るおばあさんだったのだ。
神の慈悲だろうか、彼は転生した。巨大な桃の中で生まれ、川で老婆に拾われた。彼は確信していた。僕は桃太郎だ、人々を救うヒーローになるんだと。
……だが彼は気づいた。あの童話で最も強いのは桃太郎ではない。彼はきびだんごで獣たちと契約を交わし、自身をきびだんごでドーピングして勝っただけだ。従順に計画を遂行する者であれば誰でもいい。では、真の強者は誰か?
そう、きびだんごを作るおばあさんだったのだ。
序 むかしむかしあったとさ
2019/08/28 12:48
(改)
一 おばあさんは川へ洗濯へ、おじいさんは山へ芝刈りに
2019/08/29 17:17
二 おじいさんは山へ柴刈りに
2019/09/02 11:43
三 大きな桃がどんぶらこと(イ)
2019/09/03 18:13