表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜咲く高校生活  作者: 土方真夜
2/2

受験番号

ドキドキの感じはまだ覚えてます

川島桜(かわしまさくら)と、飯沼和也(いいぬまかずや)と、吉津光(きづひかる)3人の家族は静まる。

「どういうこと??」

と、桜がやっと口を開く。

「もしかして全員落ちた??」

と、光が1番恐ろしいことを言う。

みんなの顔が真っ青になる。



桜達は慌てて、掲示板まで行く。

そこには泣いている者も居た。

(落ちたのかな??)

と、3人は思った。

桜の、受験番号は72番、そこには『ない』って意味も含まれてるかもしれないと、桜は思ってた。

和也は73番、光は75番、みんなそれぞれ自分の番号を探す。

「あった!!」

と、誰かが声をあげる。

声を上げたのは、桜の母親。

「光!あったよ!」

と、光の母親も声を上げる。

みんなそれぞれ番号を見つける。

みんな安堵するが、つかの間…

「受験番号のあるお子様は中へお入りください!!」

と、教職員からの声がかかり、桜達3人は中へ入る。



廊下は受験合格者で溢れかえっていた。

様々な声が響いている。

「はーい!合格者の皆さんはまずは、男女に別れて採寸を行いますのでお願いします!!」

(男女別れるのかぁ〜。そりゃそうだよねぇ)

と、桜は思うと、男子二人は黙って男子エリアへ向かう。

桜は、一人で女子エリアへ。

ひとりぼっちの採寸はかなりドキドキが止まらないものだった。

人が多いせいなの、かなり時間がかかる採寸だった。



「あ!やっと出てきた!」

と、桜の母が言う。

「た、ただいま…。死ぬかと思った」

桜はぐったりした様子で帰って来た。

でも、和也と、光の姿が見当たらない。

「光達、来ないね〜。全く迷子になってなきゃいいけど。」

と、光の母が心配そうに言う。

「かなり、中が人で溢れかえっていたから、そこから出れないんですよ」

桜は苦笑いしながら言う。

あの二人が戻ってきたのはそれから30分後だった。

その間ずっと世間話をしていた。

「あんた達遅すぎでしょ!?」

と、桜が言うと

「わりー、人混みに捕まり続けてやっと出れた」

と、2人は疲れ果てた顔しながら言う。



3人とも無事高校入試を合格し、立派な高校生になろうとしていた。

制服、体操着、作業着の採寸も無事に終わる。

言い忘れていましたが、ここの学校は全国で有数の農業が学校。

県立(けんりつ)大島(おおしま)農業(のうぎょう)高等学校(こうとうがっこう)

古くからの三大農業学校として、知られてる農業学校。

そんなことなど知らず、入学した桜だった…。


見つかって本当によかった〜!

安心しましたァァァ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ