表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうせなら異世界に転生したかった  作者: 蹴
第1章 〜過去の栄光〜
3/3

第2話 何かがおかしかった




ーーそれで、入学式の日は無事間に合って俺は普通の高校生になった。

そして普通に過ごしていた。





ほんとに普通に







普通に。












[[[なぜか()()に]]]









あれ?あれ?!?あれれ、なんでだ?なんでなんだ?おかしいぞ





中学時代あんなに完璧だったはずの俺が高校では至って普通で、、いや、普通よりもダメだった






特に学業!学業だ!くそっ!なぜなんだ!




学業はどんなに勉強しても、どんなに予習復習をしても、どんなにハチマキ巻いても、、、、、




ーーーーー無理だった。





普通は疎か学年でも最下位の方だった





だが、その一方で何故か身体能力は何一つ変わっていなかった。むしろ普通の高校生よりかは運動できた。運動神経だけはなぜか普通ではなかった


まぁ運動どうこうはまだどーでもよかった





こういったこと(主に学業)から俺の理想の高校生活はだんだん幕を閉じ始めていったんだ。。。。。。。




まず、俺が進学した高校は部活より勉強に力を入れていた学校だった。





そんなもの中学時代の俺だったら





ーーーは?むしろ好都合、逆に俺が100点を取りすぎて教師側が挫折しないかが心配でならねぇわ。ーーー










などと、言っていただろう。いや確実に言ってた





だが現状は赤点ばっか取り部活には一切出させてもらえず補習ざんまい

挙げ句の果てに夏休み冬休みも呼ばれるハメになり友達ともまったく遊べず、、というか遊ぶ時間が無く勉強ばかりさせられた



挫折しそうになった




もちろんそれでもクソやった

プライドもあった

しかしこんなにやってまだできない




ずっと赤点




ーー意味がわからない!!!!!!!!




終いにはテストの内容や作った先生を疑い始める始末




しかしこのままじゃダメだと思い続けて勉強はいろいろな工夫をしてやったが、ダメだった………




あ、体育はオールA評価でした。






結局最後まで原因が全く分からないまま月日は過ぎていく、そして………














ーーー高校3年生の冬ーーー




〈つまり現在〉




さっきの親父の注意からずっと俺はベッドの中でうずくまっていた




そして今バタンと扉が閉まる音がした

クソうるさい親父が部屋から出て行ったのだろうか








(え?今?)








…まぁ結局、なぜこんな頭になってしまったのかを高校3年間 ()()()()で擦り切れるほど考えたが全く分からず終いだ。




まぁ()()()()だしな




はぁ…………





「まぁ今更どうこう考えたって無駄か、ハハハ」




カズヤがそう自分に言い聞かせるよう口に出して言った時だった











《ガシャ、ドシャ、ベシャ、グチャ、ガシャシャ!!》












家中に響く不愉快な音


その音に一定性はなく、ドブを地面に落としたような音、ガラスを叩き割った音、何かを絞り出した時の音などが交互に不規則に聞こえてくる。





「あー、また下でなんかやってんなー…てか何してんだろうなほんと…に………こ………」


カズヤは急にきたとてつもない睡魔に襲われ深い眠りについた



➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖










ー数時間後





「………あー、あ 、あ?あれ?うわ、いつの間に寝てたんだ俺……てか音止んでるし、いつも一瞬だけだよなーあれ、 ふわぁーあ、 あーマジで眠くなってきた、寝よ」










俺はこの時まで、特に何も気にせず過ごしてきた自分がほんとに大バカだったと心から思う








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ