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本題

期待せずに読んでくださると有難いです。

第8章 〜本題〜


みんなは眠りについたが俺だけ寝れずにいた。

理由は簡単だ。

凄く可愛い&美人の2人が俺を間に挟んで寝ているからだ!!

一応言っておこう、ぬいぐるみの姿だ。

まだ犯罪じゃない。(多分)

背中からは、嬢ちゃんの胸の感触が直に感じるし、前を見れば裸同然の姿で寝ている嬢ちゃんの母ちゃんが居るしで寝れないのだ。

そう、長い夜が始まったのだ。


----------朝の8時----------


はぁ、ようやく朝になっか。

夜ってこんなに長かったんだな・・・

こんなに長い夜は久しぶりだな、向こうの世界以来だな。

アイツら元気にしてっかな、アイツらの事だし楽しく元気にやってんだろ。

お、こんな事を考えてる間に嬢ちゃん起きたか。

(おはよう、嬢ちゃん)

「んぁ・・・おはようルー」

(あの・・・そろそろ離してもらえると有難いのですが)

「あぁ、ごめんね」

(おぅ、ありがとう)

戻れ!

(あ、あれ?戻れない)

「嘘、本当に戻れないの?」

(本当だ・・・マジで戻れねぇ)

「まぁ、その姿でも大丈夫でしょ」

(そうだな、だけどめっちゃ不便だな)

「それは、しょうがないわよ。ぬいぐるみの姿だもの」

(すぐ治るだろうし、我慢するよ)

「そうだといいわね」

(うぉ!?ビックリした)

「おはようございます、お母様」

(お、おはようございます。エルザ様)

いつ起きたんだ?エルザ様は・・・

てか、ジェスターの姿がずっと見えないのだが。

まぁ、気にすることではないか。

「お母様、『そうだといいわね』とはどう言う意味ですか?」

「そのままの意味よ」

(まさか、戻るかどうか分からないって事!?)

「その通りよ。ルーちゃん頭良い〜♪」

「ルーちゃん!?いつからその呼び方になってるんですか!」

「いつからって今からよ?クーちゃん」

(クー・・・ちゃん?)

「もう、お母様!その呼び方は止めてと言いましたよね!」

「良いじゃないの、可愛らしいじゃない」

(そうだぞクーちゃん。俺も可愛いと思うぞクーちゃん)

「ルーもその呼び方しないでよ!」

(すまんすまん。可愛くてつい、な)

「あら、ルーちゃんもこの名前の良さを分かってくれるの!」

(分かりますよ。とても可愛いです)

「もう、そんな事はどうでもいいから早く本題に入りましょうよ」

(おー、危ない危ない。忘れる所だった)

「あらいけない、私もだわ」

この瞬間、場の空気が変わった。

「あなた達にはこれから天界と言う名のダンジョンに出てもらうわ」

(・・・・・・へ?)

「お母様、本気?」

「えぇ、本気よ」

「お母様、それって天界で野宿をしろって事?」

「そうなるわね」

(マジですか・・・)

「何度もマジだって言ってるでしょ」

「それは、いつからですか」

「遅くても明日、早ければこの話が終わり次第よ」

(結構早いんですね)

「それは貴方の為でもあるのよルーちゃん」

(俺の為?何故です)

「貴方今、人間の姿に戻れないでしょ。それは、貴方の神気が足りてないからよ」

(神気が足りてない?)

「クーちゃん、これは貴女のせいでもあるのよ」

「は、はい・・・」

「貴女が本当の事を言って無いからこうなったのよ」

(ちょっと待ってくれ。本当の事?嬢ちゃんのせい?何を言ってるのか分からないぞ)

「全く、私が説明することになるとはね。いい?クーちゃんは本当は魔剣なのよ」

(魔剣・・・?)

「そう。で、貴方は天界の者よ」

(意味わかんねぇよ・・・・・)

「えぇ、そうでしょうね。こんな事をいきなり言われたら誰も理解できないわ」


この話をされた後、俺と嬢ちゃんは黙ったままだった。

「ゆっくりで良いわ。ゆっくり理解していきなさい。因みに私も魔剣よテヘッ♡」

(なんですってーー!?)


俺は戸惑い驚き焦っていた。

もう、考える気力すら残っておらず天界への出発は明日になった・・・


























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