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予想外

長い事更新しなくてすみませんでした。


第5章 〜予想外〜


----------ルーと再会する4日前----------


場所は空間の狭間


「ただいま戻りましたわ、お母様」

「あら、クレイヴ戻ったのね。おかえり」

「お母様私を呼び戻した理由は何ですか?」

「そうね、愛しい娘の顔を見たくなったって理由じゃダメかしら?」

「もう、お母様ったら冗談はよしてください」

「んー、冗談じゃないのだけれど。まぁ、いいわ。私はこれから忙しいから詳しい事はそこにいるジェスターに聞いてちょうだい」

「その為だけに私を呼び戻したの!?だったらジェスターを直接こちらに来させれば良かったじゃない!」

「それでは、クレイヴ様移動しながら説明をします」

「えぇ、分かったわ・・・全くお母様には困ったものだわ」

「いいお母様ではないですか。わざわざ娘に会いたいが為に時間を作ったのですよ?」

「それは分かってるわよ」

「それでは、あちらに戻りましょうか」

「3日も掛けてこっちに戻ったのに、また3日も掛けてあっちに戻る事になるとは思わなかったわ」

クレイヴとジェスターは黒い光に包まれ移動を始めた。


敵の襲撃から1週間・・・


「ねぇ、ジェスター」

「何でしょうか?クレイヴ様」

「何で転送するのに3日も掛かるの・・・」

「それは、私に聞かれても困ります。そろそろお家に着きますよ」

「分かってるわよ」

(お母様の所に戻ってから1週間、ルーは元気かな死んでないと良いな。まぁ、あのルーだし死んで無いか)

「おや、お嬢様。随分と嬉しそうですね」

「ん?そんな事ないわよ♪それよりもジェスター、家の中に入ったら大人しくしてないよ」

「はいはい、分かってますよ」


ガチャ

「たっだいまー♪」

「お・・・おう、おかえり・・・」

「どうだったルー?私が居なくて寂し・・・キャーーー!!ルーが死にかけてるー!!?」

「おやおや、これは」

「ジェスター!は、早く何とかしなさいよ!」

「分かりました」

スパーーーン!

「何ビンタしてんよ!!これで起きるわけないでしょうよ!」

「イテッ!」

「ほら!こんなビンタで起きる・・・って起きた!?何でビンタで起きるのよ!」

スパーーン!!

バタッ・・・・・・

「あ・・・・・・」

「あら、お嬢様がトドメを刺しましたね」

「もぉー!!何なのよー!!」


----------それから1時間後----------


(イテテテ・・・あれ?ぬいぐるみの姿に戻ってる。んー、何も思い出せん。取り敢えず人間体になるか)


「はぁー、嬢ちゃんまだ戻ってこねぇのかな・・・」

「あ、ルー起きたの。さっき戻ったわよ」

「おぅ、そうか、おかえり嬢ちゃん・・・ん?嬢ちゃん?嬢ちゃん!!??」

「えぇ、私よ」

「嬢ちゃーーーん!会いたかったよー!」

「あぁもう!あんまりベタベタしないでよ」

「おやおや、お熱いですねー」

「「お前はうるさい!」」

「二人同時に言うとは本当にお熱いですね」

「もういいわよ・・・」

「ところで、さっきから人の家に居るけど、お前誰?」

「おや、これは申し遅れました。私はジェスターという者です。以後お見知りおきを」

「お母様に使えてる者よ」


この時、お母様と聞いて警戒したが嬢ちゃんからある理由があってお母様のところに戻っていたと言われて一安心した。

正確にはお母様に関連するイベントがあるとの事で戻っていた。


「と、言う事よ」

「なるほど、それで戻っていたのか」

「えぇ、そういう事です」

「でさ、嬢ちゃん本当にコイツ必要なの?」

「必要よ。お母様のお祝いを私の家でやるから今の状態じゃ小さ過ぎるからジェスターに部屋を大きくしてもらうの」

「コイツ凄いのな・・・」

「自分でも言うのも何ですけど私、優秀ですから」

(ウゼェー、めっちゃウゼェー)

「そうそう、ルーにはお母様の前で何かしてもらうから」

「・・・は?」


ここで振り返って貰いたい。

俺は元住んでた所でも平凡だったのだぞ?

この俺に何が出来るというのだ。

自慢じゃないが勉強は普通、運動も普通、

顔も普通な俺だぞ?

彼女いない歴は年齢と=だ。


「嬢ちゃん、念のためにもう1回聞いていいか?俺の役目は?」

「だから、ルーにはお母様の前で何かしてもらうから」

(やはり聞き間違いではなかったようだ・・・)

「で、このジェスターとやらは部屋を大きくする為だけに来たのか?」

「まぁ、そうなるわね」

ジェスターの方を見てみるとすっごいニコニコしていた。

クッソ!なんだよアイツあんなにニコニコしやがって!何が面白いんだよ!

「分かった、何か考えとくよ。取り敢えず今日はもう大人しくぬいぐるみに戻ります」

「分かったわ。本当に頼んだわよルー。このイベントの成功は貴方に掛かってるような物なんだからね」

「は、はい・・・」


こうして、嬢ちゃんが戻って来た日が終わっていった。

マジで何なんだよ!あのジェスターって奴は!

楽しんでもらえたでしょうか?

感想、改善点などありましたら教えてください。

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