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0 プロローグ

あまりゲームには詳しくないので、おかしいところがあっても仕様だと思って下さい。

「デバフデバフデバフ、それからっ、バフを三重掛けしてっと。

コウさん攻撃お願い。」


「うん、行くよ。」


tarouがダメージの入りやすい状況を創り出したところに全力で攻撃を叩き込む。

今までの攻撃で体力の残量がかなり減っていた邪神は攻撃が命中した途端にアイテムや装備、素材の塊となって崩れ落ちた。


「忍、回復お願い。」


「…性なる光。」


「下ネタやめなさい。」


「…下ネタ?普通のこと言ってるだけだよ。」


このゲームが18歳未満禁止なのは時折こういう人が居るからかも知れない。なお、コウはまだ小学生だ。利用規約を破っているが、今のところバレてはいない。幼児プレイをする人が居るのも原因のひとつだろう。


「はぁ。忍をなんとかするのは諦めたほうが良いかも。」


コウは杖をウィンドウに投げ込みtarouの方を向いた。


「目的のアレはねぇな。ギルはいつも通り等分で良いか?」


「うん。今のところ装備は最高峰の物だし。」


「そろそろ戻って落ちるぞ。」


「わかった。転移出すね。」


ウィンドウを操作し、直径3メートル程の魔法陣を出現させる。上に立ってしばらく待つと、そこは近くの街の中だった。


「さよなら。」


「じゃあな。」


「…落ちるね。」


ーーー☆ーーー


「ふぅ。疲れたし寝よ。」


ヘッドホンにゴーグルを付けた様な機械を置き、パソコンの電源を落とした河野愛碧コウは静かに布団を被った。

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