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空の攻防戦

闇のカイザードラゴンの一匹が話しかけてきた


「世界は一度やり直さなくてはいけない」

魔族とは生き物が生んだ闇。増え続けている。だからすべてを破壊する


どうやら一体だけ意識があるようだ。その指示に従い二匹が攻撃を開始する

爆破系は二匹同時に開始されると一瞬で辺りは曇り、周囲の視界を悪くする。

次々と味方のドラゴンの断末魔が聞こえる。


しかし「ドカァー!!!」

あきらかに打撃攻撃の音が聞こえる。

更には爆風の向きを変える者。

カイザードラゴンを斬りつける音


そして「ドーン! 」

爆破をそのまま返す者がいる


「なんだ? 」

闇のカイザードラゴン達が、一度後退し視界が良くなるのを待つと目の前に、小さなドラゴンの姿が現れ一匹のカイザードラゴンの口めがけて突進した。


バカめ!と言わんばかりに、大きな口を開けドランを食おうと待ち構える


しかし「バカはお前だ」

ドラゴンの弱点その一。口を大きく開けると目の前が見えなくなる。

レイナがそう言った瞬間。ドランは急ブレーキをし止まる。

まだ口に入らないと、不思議に思った闇のカイザードラゴンに次は無かった。


口の中にドランの爆破攻撃が連続で叩き込まれる。

それと同時に受けたドラゴンは腹が膨らみ破裂した。


「あと二匹です!」

ユズキはあっさりそう言う。


「なるほどそれなりに戦えるとこを見ると、ドラゴンに使えた神官か」

そう言い、闇のカイザードラゴンが羽ばたいた。

「我が名はハイネス 聞き覚えはあるかな? 」


ユズキは、確か自ら闇のドラゴンになる為を研究していた人間がいたと聞いてます。

そして、自らの体にカイザードラゴンを宿らせようとした「おバカさんでしたっけ? 」

言い伝えは、残っているけど興味ないです。


ユズキはいつになく強気だ。

それは、このハイネスは無理矢理カイザードラゴンを闇で包み、体に取り入れようとした人間だからだ。

だから許せない存在でもある。

しかし、今の今まで生き物に宿す事が出来るのかは不明だった。

目の前に現れたと言うことは、生き物にも宿る事が可能と言うことだ。


「もう一匹はどうやって従えた? 」

レイナの問いにハイネスは「これな〜んだ 」

見せられたのは、かつての聖カイザードラゴン達の墓場の写真だった。


そしてもう一匹のカイザードラゴンの肉がはがれ落ちて行った。


「死んだドラゴンを操っているの? 」

その答えにそうだ。死んだ者の魂を集めゾンビとして復活させてやった。

最強のドラゴンゾンビとしてな。そう高々とハイネスは笑う。


スティアとレイナがハイネスに向け突っ込むが、ドラゴンゾンビは悪臭を吐き近づけさせない。


「死者をもて遊ぶとはどこまでも悪党なやつめ」

レイナがそう言い剣を向けるが


悪党なんてそんなもんだよ。一つ悪い事をすれば、もう一つなら許される。そうやって積み重ねて行くのが生き方だ。

「お前らだってそうだろ? 」

ハイネスはその言葉の後、ユズキを指しまずはあいつを仕留めろと言う


その直後ゆっくり動いていたドラゴンゾンビが、ユズキに物凄い勢いで突進を仕掛ける。


しかしユズキの脇を光の線が通過し、ドラゴンゾンビを攻撃した。


「こいつ使えるぞ! 」

カイがレーザーガンと言われる武器を使って攻撃していた。

自分の武器は預けていた為、機械族に新たな武器を与えられていた。

ガンとは言っているが、カイにとってはバズーカくらいに大きさで、型に背負いながら発射している。

この武器は光属性が付属されているため、ドラゴンゾンビの体を焼いている

「よし! これからは戒めの風使い改め、戒めの光使いに変えるか? 」

そういって大喜びだ。


ドラゴンゾンビの狙いはカイになるが、カイは見事にドラゴンを使いこないし攻撃をかわす。

それに、レイナとスティア、ドランが加勢すると、ドラゴンゾンビは手も足も出ない。


ユズキは全員の攻撃力を上げる

スティアが更に攻撃が溜めると、ドラゴンゾンビの骨は粉砕されて行く。

ドランは目の前に立ち爆破攻撃をすると、ドラゴンゾンビは動きを止める。

カイがレーザーガンを打ちまくる。近づいて。今度はレーザーソードで腕を切り落とした


しかしドラゴンゾンビは三人がまとまった所に、死の息を吐きかけ魂を吸い取ろうとした。

三人はもがき息から逃れようとするが、どんどん息が広がって行く

ドラゴンゾンビの息は周囲に広がり味方は減って行く


「忘れてない!? 」

その瞬間レイナのドラゴンが上空から高速でドラゴンゾンビの口周辺を横切る

それにより息を遮断することに成功する。

そして、ドラゴンと時間差でドラゴンゾンビの頭にレイナが降ってきた。


「必ずドラゴンに乗っているとは限らないの! 」

そう言って剣をドラゴンゾンビに深く突き刺した。


暴れるドラゴンに「楽にしてあげる」と言った瞬間、レイナの闘気がドラゴンゾンビの中に入りドラゴンゾンビは木っ端微塵に爆発した。


レイナのドラゴンは、落下するレイナを追いかけキャッチする。


しかし「忘れているのはお前らだ! 」

その言葉と共にユズキの周りが大爆発しだした。


「ユズキ!? 」

落下して行くユズキをスティアが捕まえる。

そして、スティアはレイナに向け「無理! 」と言い手でバツを送った


「まず一人アウト! 」

っと、ハイネスが笑いながら言う。

それを見たレイナが、カイがドランが攻撃しようとするが、ハイネスは自分の周りに強力な爆発を起こし結界を造る。


ユズキを預け、攻撃にスティアが加わるが、攻撃力アップのサポートは無くダメージが与えられない。

それぞれの防御力が普通に戻り、ハイネスの攻撃を警戒して思い切って攻撃できない。


やがてカイの武器がエネルギー切れを起こす。

ドラン、レイナ、スティアも傷つき始めた。

仲間もどんどん減って行く。


そんな時ユズキの元にマザーから連絡が入ってきた。

「カイの武器が突然飛んで行ってしまったと言う 」

ユズキは弱々しく「何処へですか? 」


しかしマザーからは確認とれないと返ってくる


だが「呼んでる。 おいらを呼んでる」

そう言ってカイは更に高度を目指し飛んで行ってしまった


「スティア、ドランあんた達の力であたしをあいつまで飛ばせる? 」

レイナは、そう言って確認をとる。


「可能です! 」

弱り切ったユズキがそう言い説明をしはじめた。

そして

レイナはハイネスに背を向けた。その背にはレイナのドラゴンがレイナを支えるように張り付く。

その後ろでドランが目の前に爆破攻撃を仕掛けた。


風圧でドランがだんだんレイナのドラゴンを押し戻そうとする。


「一回きりですよ! 」

とユズキは言いスティアの攻撃力を上げた。

そしてスティアはいつも以上に力を溜める。まだ溜める。体が発光して今にも爆発しそうになった。


「いまです! 」

ユズキの掛け声と共にレイナの盾に溜め攻撃が来る。その衝撃の瞬間、レイナのドラゴンとドランがレイナの背から離れた。

そして急激に支えを失ったレイナの体は弾丸のようにはじき出され、一直線にハイネスの胸に剣を突き立てた。


ハイネスは一瞬の出来事に、胸を覗き込む。

その瞬間レイナは闘気を送り込み内部爆発させた。


しかし大ダメージを与えた事は確かだが、まだハイネスは生きていた。

そして、爆風と高速移動に力を失ったレイナをこちらに投げつけてくる。


ハイネスはこちらを向き、お前達の終わりだと両腕をこちらに出し、大爆発を起こそうとした。


「た・だいまー! 」

その言葉と共にハイネスの両腕は切り落とされた。

そして「行け! 黒龍あいつを食尽せ」

ブラックホールキャノンが意思を持ったかのように。逃げるハイネスを追廻し、そしてハイネスを食った。


その破壊力は爆発から稲妻を発生させている。物凄い破壊力ですとユズキが言う


しかし、それでもハイネスは生きている。そして弱り切ったハオネスは、砲台の射程範囲に逃げ込み、うすら笑みを浮かべ

「海上を指差しすべて終わる」と言ってきた



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