第7話 世界移動の法則
時計を見ると、6時を指している。
今日は会社を休もう。さっきまで別世界にいたので全然休んだ気がしない。
僕は会社の上司に電話をした。
「はい。七瀬です。」
「高梨です。お疲れ様です。」
「高梨か。どうした?」
「すみません。体調悪くて、本日お休みをいただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
「大丈夫か?体調を崩すなんて珍しいな。ゆっくり休んでくれ。仕事の方は気にしなくていい」
「すみません。ありがとうございます。失礼します。」
七瀬さんは、僕と二つくらいしか変わらないのにもうリーダーに就任しているすごい女性だ。
しかも性格も、ルックスもよく話しやすいので人気がある。
初めて仮病を使ったので、申し訳なかった。
今日はどうしようか。
今までは、寝るとあの世界で目が覚めていたから寝ることがトリガーになっているのは間違いないと思う。
…とりあえず腹が減ったので、コンビニでも行くか。
僕は寝巻きを着替えて、外に出た。
風が気持ちいい
春の心地よい風が吹いていた。
コンビニに着くと、この前見た金髪の女性店員がいた。
僕は、弁当を買うためにレジにむかうと、金髪の女性店員から声をかけられた。
「あの…、今日はお休みなんですね。」
なんでそんなことを聞いてくるのかよくわからなかった。
「はい。そうですけど…」
僕は気まずそうに彼女の顔を見て答えた。
…やっぱりどこかで見たことがある。
思い出せそうで、思い出せない。
「ありがとうございます。また来てくださいね!」
彼女は笑顔でそう言った。
僕は、少しモヤモヤした気持ちで家に帰った。
袋から弁当を出すときに、何かの紙が落ちた。
なんだこれ。何か書いてる。
(夢の続きで会おうね。)
と書かれていた。どういう意味だ。
あの女性が書いたものなのだろうか?
考えても意味がわからなかったので、ご飯を食べて横になった。
僕の推測が正しかったら寝たらまた、あの世界に行くはずだ。
確か、ARMSに捕まってアリサと一緒に牢屋に入ってたはずだ。あの状況から抜け出す方法はないものか…
僕は考えていると、うとうとしてて、眠ってしまった。
…
…
…
何かいい匂いがする。
…
目を開けると僕にもたれかかる、アリサが寝ていた。




