第4話 2回目の夢
また夢を見ているのか!?
前見た夢の続きなのか?
ひとまず僕は、ミーミズから距離を取った。
アリサは必死に戦ってくれている。
待てよ…2体いなかったか?
僕が思い出したと同時に2体目が現れた。
そうだ!確かこの時、毒を浴びたんだ。
「毒を吐いてくるぞ!一旦離れろ!」
僕はアリサにそう言うと、とにかく走った。
ミーミズはこの前の夢と同じように毒を吐いてきた。
間一髪かわすことができた。
「助かった。よく毒を吐いてくるとわかったな。」
アリサは僕にお礼を言う。
「…夢で見…、そんな気がしたんだ。」
夢で見たなんて意味不明なことも言えないな…
「それより、どうやったら倒せる?」
逃げ切るのには限界がありそうなため、アリサに尋ねた。
「あいつらは、光に弱い!朝まで逃げられれば何とかなるんだが…。」
僕は何かないかと、服のポケットに手を入れた。
何か入っている。スマホだ!
スマホのライトを使えばもしかしたら動きを止められるかも。
「ミーミズをギリギリまで近づけられないか?僕に考えがある。」
「何か考えがあるのか?しくじったら命はないぞ?」
アリサは不思議そうな顔をして僕に言った。
「頼む!もしかしたら足止めくらいならできるかもしれない!」
「…わかった!足止めするから準備できたら来い!」
アリサはそう言うと、振り返り2体のミーミズを相手に足止めしてくれた。
僕は急いでスマホを出し、ライトを準備した。
ミーミズが近づいたギリギリで光を当てよう。
「いくぞ!」
僕はそう言うと、アリサの方に向かった。
アリサはナイフでミーミズの動きを止めている。
「くらえ!!」
僕は至近距離まで近づいてライトを当てた
ギィャッーーーー!
すごい鳴き声を出して2匹のミーミズは砂の中に潜っていった。
「助かった…。一体何をした?今の光は何だ?」
アリサは安心した顔で僕に尋ねた。
「スマホのライトだよ。ミーミズに効果があって良かったよ。」
「スマホ?ライト?何だそれは?」
スマホもライトも知らないのか?
ここの文明は遅れているのだろうか?
あまり、スマホとかの技術を伝えるのは良くないかもな。。
「疲れたから、ひとまず休めるとこをさがさないか?」
僕は少し誤魔化しながらそう言った。
「…わかった。この先に風除けになる建物がある。そこで一旦休もう。」
アリサは納得してなさそうだったが、そう言うと歩き出した。
廃ビルがまたあった。
ここがアリサが言ってた休める場所か。
ぼくは、ビルの床に座り込んだ。
「腹減ったな…」
僕がそう言うと、アリサが鞄のなかから何かをだした。
「干し肉だけど、食うか?」
「…ありがとう」
「高梨颯太は一体どこからきたんだ?本当に記憶がなかったのか?さっきのスマホ?とか言うのも使いこなしてたみたいだし」
アリサが質問してきた。
本当のことを言うべきか?
でも、ここまで親切にしてくれたのだから伝えても良いと思った。
「日本ってとこからだよ。気がついたらこの世界にいたのは本当なんだ。」
「日本?聞いたことないな。。どんなところなんだ?」
「うーん。街や森があって川や海もあるところかな。」
「森と川?海?知らない言葉ばかりだな。もっと聞かせてくれてよ!」
アリサが嬉しそうにそう言った。
ただ、僕はミーミズとの戦いに疲れて寝そうだった。
「いいよ。他にも、いろんな……」
僕は言いかけて眠ってしまった。
…
…
…
ピピピ
ピピピ
…
…
うるさいな。
何の音だ。
…
ピピピ
ピピピ
…
僕は飛び起きた。
「夢??だったのか?」
僕はそうつぶやくと、手に砂がついているのに気づいた。
「夢じゃないのか?どうなっている。」
僕の日常がおかしくなっていることを薄々感じ初めた。




