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第1話 僕の世界の異変

よろしくお願いします。

僕は、いつも毎日がつまらないと思いながら過ごしていた。朝起きて、会社に行き、働いて帰る。

これをずっと繰り返していた。ほとんどの生きている人がこのような生活をしていると思う。

でも、ふと仕事の帰り道に考えることがある。

何のために生きているのか?

目的もないまま生きるのは死んでるのと同じではないのか?

そんなことを考えてたら本当に働くことや生きることが無意味に感じてしまう。

今日もまた、そんなことを考えながら家に帰ってきた。

夜ご飯は、コンビニ弁当だ。

1人で食べるご飯は何だか寂しい。

今日もまた1日がおわる。

「もう寝よう。」

1人でつぶやいて、布団に入った。

明日もつまらない1日が始まる。

………

風の吹く音が聞こえる。

目を開けると、何故か立っていて目の前には砂と、壊れたビルの景色が広がっていた。

「どこだここ!?」

夢にしては、あまりにも現実感があった。

風の音、空気の匂い、全てが現実としか思えなかった。

あまりにも風が強いため、困惑しながらも風除けになりそうな廃ビルに入ることにした。

「ここなら風は防げそうだな。。」

「一体ここはどこなんだ。。」

砂の上を歩いて疲れたな。。

ガチャッ!!

休憩していると廃ビルの上の階で、扉を開ける音がした。

もしかしたら人がいるのかも。

上の階に恐る恐る向かい、音がした扉を開けた。

「誰もいない。。」

人がいると思ったので、少しガッカリした僕は下に戻ろうとした。


「誰だ。貴様は。」

「!!」

気づいたら僕は知らない女に背後からナイフを突きつけられていた。

「ッ……」

あまりにも急なことだったので、言葉がでない。。

「奴等の仲間か?」

彼女は、ナイフを突きつけながら僕に質問してきた。

「…奴等って誰のことですか?ここがどこかも僕はわかってないです。。」

僕は震えながら声を出して答えた。

「……嘘はついてないようだな。」

震える僕を見た為か、彼女はナイフを下ろした。

彼女の姿は暗くてよく見えないが、かなりの武装をしてる。顔は布で隠してよく見えない。

「何故このような場所にいる?ここの近くにはARMSのアジトがあるんだぞ。」

「ARMS?? それは何のことですか? 僕は目が覚めたらこの砂漠にいて、風よけのためにこのビルに来ただけです。」

「…貴様は記憶でも失ったのか??嘘をついているようには見えないが。。ARMSとはここら一帯を縄張りにしている武装組織だ。見つかれば平気で人を殺して所持品を奪ってくる凶悪な組織だ。」

この世界はどうなっているんだ。。そんな映画や漫画みたいなテロ組織が普通にいるなんて。。

僕はとても怖い世界に来てしまったと思った。

この世界を知らないままこの先生きていくのは厳しいと思ったので、彼女にこの世界のことを聞くことにした。

「本当に、気づいたらこの世界にいたんです。。よかったらこの世界のことを教えていただけませんか?」

僕がそう言うと彼女は、僕の全身を観察した。

「本当に記憶でも失ってそうだな。いいだろう。教えてやる。その前にまず自己紹介だ。私の名はアリサだ。貴様の名は何という?」

彼女は隠している顔を出して自己紹介した。

金髪で目が大きく綺麗だ。欧米の人だろうか。

「高梨颯太です。」

「随分と長い名前だな。高梨颯太だな。そのですます言葉も気持ち悪いから止めろ。」

そんなに長い名前かな?とか思ったが口に出すのはやめた。

「わかりまし、わかった。アリサは何故ここにきたの?」

「ARMSの偵察をするためにこの廃ビルにきた。私は、ウエストシティーの住人で任務のためにここに来ている。」

町みたいなところがあるのかな。ここにいても飢え死にするのを待つだけだからそこに行くべきかな…。

「ウエストシティー??そこに僕を連れて行ってくれたりはできる?行くところがなくて。。」

彼女は少し悩んだ様子だったが、僕が困ってるのに気づいたのか

「入れるかどうかは、リーダーに聞かないとわからないが連れて行くのは構わないぞ。今から向かうで構わないか?」

「ありがとう!さっそく向かう。」

そして廃ビルを後にして、ウエストシティーに向かうことになった。




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