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森と湖と砂漠  作者: まある
10/25

星に願いをもとい木に願いを

今日は、お庭でブレックファーストですよ。優雅ですね。セレブですよ。メニューはですね。


固焼きパンに、果物ジャムに、生絞りジュース。パンは、顎をかなり酷使しますが・・・・。


望みの木さんとの衝撃的な出会いから、数日は経ております。その間に、私は庭の掃除をしました。だってあなた、ブランコですよ。ブランコ乗りたいじゃないですか。


ここは一発気合を入れてですね、例のスリップドレスを着てですね、風にたなびく少女なんてやってみたいじゃないですか!


コホン。


それだけが理由じゃないですよ。ちゃんと考えていますよ。このログハウスを生活の拠点にしてですね、メリンダさんに会うために道を探るのですよ。それにはやはり、ここの地盤をきっちり固めなくてはいけません。決してブランコのためじゃないですよ。


庭にある畑を耕してですね、樽に生ごみやら落ち葉を入れて堆肥を作ったり、まきを拾い集めたりしております。ジャム作りもその一環です。

ああ、果物についてですが、私の知っている味と形が一致しないので、若干混乱をしております。


赤々しい皮をした丸い形のを食べると、メロン味。

青々とした細長いバナナの形、あなた舌の色変わるでしょ、ってのがオレンジ味。

緑色でやけにデカイひょうたん型、バナナ味。

オレンジ色で粒の小さい星型がりんご味。


いやあ、口に入れるのに軽く一分はかかりましたね。(え短い?)


ポク、ポク、ポク、チーンぐらいですかね・・・・・。


で、やっぱりこの果物の木も不思議さんでした。熟した実は、普通落ちますよね?


はい、落ちません。


そして、もいだら次の日には、復活するのですよ。なんていう素晴らしい生命力なんでしょうか! 自然の驚異ですね!


・・・・・・・。


ああ、もういいんですよ。なんで、どうしては、ここではタブーなんですよ。きっと。深く考えていたら、神経が焼き切れてしまいますよ。不思議ナンバーが幾つまで必要なんですかね・・・。



「望みの木」はですね・・・。


一日、3個までのお願いを聞いてくれるみたいです。しかも、この世界にあるもので代用されるようです。

白いノートは、紙の束。鉛筆は、羽ペンとインク。インクは墨のような固形を水で溶かして、羽ペンの先に直接つける、かなり年代ものでしたよ。あと、実を開くと中身が直接出てきます。お米や砂糖、塩の時は、かなりびっくりしましたよ。


えいっ。ザクッ。ザーーー。OHH、NO!でした。


小心者の私は、お肉が頼めないでいます。いや、待ってください。あの、50センチ内にはいる牛?豚?鶏?

想像できません。あなた、なにか別物が出来たらどうするんですか!キシャーとか威嚇なんかされたら・・・・。

いや、スモールサイズの生き物を食べる私・・・。


鬼畜です! 鬼畜の所業なにものでもありません。


ということで、釣竿を作りましてですね、ホノボノ湖で魚を取っています。魚の開きなんか作っちゃったりしてですね。木の実の皮も案外丈夫にできているので。保存容器としてつかったり、お皿にしてみたりしてます。


案外たくましく生き残っているわけですよ。私、しぶといですよね。



で、森の地図も作成中です。

なので毎日、疲れてバタンキューです。早く、メリンダさんの日記を読み進めたいのですが・・・・。


話が進みません。メリンダカムバック!

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