1部 駆け出しの鎮魂曲
俺の名前は今生光この村、エムクレイに住む守り人だ。最も俺はまだまだ弟子なのだが...
俺の仕事は村を襲ってくる魔獣を倒して村の日常を守ることだ。守り人は全員で3人いる。
俺と師匠の本寺香意さんと
?「こら!何サボってんの?今日は私と香意さんと村周りのパトロールの予定でしょ。時間にルーズな男はもてないよ?」
光「あぁ、そうだったな。忘れてたわ。」
?「もう、さっさといくよ」
このいかにも気の強そうな女、星城心の3人だ。俺と心は小さい時からの、まぁ幼馴染というか...
同じ故郷を燃やされた唯一の生き残りだ。
俺が7歳、心が6歳の時に住んでいた村は突如謎の化け物に襲われて壊滅した。俺と心はその時お互いの親に
頼まれて一緒にお使いに行っていた。そしたらどこからともなく化け物が現れて村を壊して俺の村の人達を惨殺知っていった。
幸運にも俺と心は化け物の初撃で崩れた建物の瓦礫の下に埋もれていて化け物に見つからずに生き残れた。
最も壊滅した村に友を訪ねて寄って来た香意さんに助けてもらえなっかったら俺等もそのまま死んでいた。
俺と心はそれからこの村で香意さんの弟子兼子供?子供兼弟子?として過ごしている。いつか俺は村を出てかつて俺の何もかもを奪っていった化け物に復讐してやるつもり、いや、復讐するんだ。
心「香意さーん!このアホつれてきましたよ!!」
香意「おぉ、ありがとな心よ。おい、光お前時間はしっかり守らないとだめだといつも言ってるだろ。」
光「ごめんなさーい。ちょっとぼーっとしてて」
心「ほんとバカ何だから」
光「何!?馬鹿とは何だ?馬鹿とは?」
香意「これこれ、喧嘩するでない、早速ここいらの巡回に行くぞ。」
光&心「はーい!!」
パトロールと言ってもここらへんにはあんまり魔獣は出てこないんだけどな。俺の村エムクレイはこの世界では結構安全な村だ。小さな村なこともあってかあまり魔獣には出くわさない。最も魔獣が仮に出てきてもかなり辺境の地にある村なので数も少なくてそう強いやつも出てこない。それに...
心「あ、まじゅ」彼女がそう言いかけている瞬間、香意さんは動いていた。香意さんの動き出しで地面が揺れ、空気が切れる。俺達が魔獣を認識したとき香意さんはすでに動いていた。次の瞬間香意さんの大剣が魔獣に襲いかかる。魔獣は、いや、魔獣も俺達も戦闘態勢に入る前に決着はすでについていた。もうすでに分かると思うが、俺達の師匠は最強と言って指し違いないほどに強いのである。この村が平和な理由の大半はこれが占めていると言っても過言じゃない。
香意「こいつはなかなかに強そうな魔物だったな村に入る前に殺せてよかった。」
光「香意さん半端ねぇ。」
心「いまに始まったことじゃないでしょ。」
そんなこんなで俺達のパトロールはいつもほとんどただの散歩程度にしかならない、
村に帰って来るといつも村長が迎えに来てくれる。年寄りなんだからお体の方に気を使ってほしいものだ。
村長「いつも、村のパトロールご苦労さんじゃのう」
香意「村の平和を守るためですから」
村長「助かっとるわい、香意や心ちゃんや光くんがいるからこの村は昔同様安全じゃよ。」
光「昔同様?昔にも香意さんみたいな守り人がいたんですか?」
村長「いいや、実は昔は魔獣なんていなかったんじゃよ。」
光「ホントですか?」
村長「あぁ、昔は魔獣なんておらず平和な世界じゃった。だが80年前ぐらいに突如世界のあちこちに魔獣が現れ始めての。魔獣は村を人を国を襲ったんじゃ。しばらくして村や国ごとに守り人がつくようになり、多少安全になったが今も魔獣の被害はあとを耐えん。たまに守り人として村を守るのではなくこの突如として魔獣があらわれた原因を探る、勇敢な者達...いわゆる勇者パーティができるようになっていったんじゃ。未だに発生源は分かっていないそうじゃが、きっといつか誰かがこの悪夢を断ち切ってくれるとわしは信じているよ。」
心「そうなんですか...初めて知りました。」
村長「あぁ、まーそんなことはともかくもう夕暮れ時じゃ早く家に帰っておくつろぎなさい。」
俺達は村長に促された通りもう家に帰っていくことにした。俺は帰り道夜風に吹かれながら考えていた。
村長が言った通り魔獣が突如として現れて人や村を襲うようになったんなら、もしかして...
心「着いたぁ!」
香意「だな今日の晩飯はにくとさかなどっちがいい?」
光「肉がいい!」
心「私もぉ」
香意「分かった。じゃあ二人は風呂にでも入ってゆっくりしていろ。」
俺達は風呂のあと他愛もない雑談の後に飯を食った。香意さんの作る料理は絶品でどれも思考の品物ばかりだ。この人はできないことはないのか?そしてときは過ぎて俺と心は床についた。
光「なぁ」俺の唐突な問いかけに対して心が間抜け面でン?と振り向く。
光「村長が昼に行っていた。魔獣が突如として出てくる原因俺予想がついたかも。」
心「ふ~ん。どんなの」
光「魔獣達が急に生まれて人を襲うのは何か首謀者がいるからだと俺は思うんだよ。」彼女がほうほうと言いたげに頷く。
光「俺はその首謀者を」俺は息を深く吸い込み、次の言葉にうつる。
光「俺達の村を襲った怪物が首謀者だと思うんんだ。」
心「私も...おんなじ事考えてた」
光「心、俺達旅に出ないか?村を襲ったやつを倒すための旅に」
心「どこまでおんなじこと考えれば気が済むの?」
光「やっぱり幼馴染は流石だな、それはそうとたびにいつ出るかとかは香意さんにも伝えなきゃな」
心「明日話しましょ!今日はもう眠くて眠くて...スヤァ」
光「しょうがねぇやつだなぁ。まぁ明日伝えるか。おやすみ」
俺達は今日の労を労うため、これからのたびに向けて休むために深い暗闇に意識を落とした。
翌日の朝俺達は早速香意さんに俺達が旅に出たいことを伝えた。
香意「いいだろう。」
光「そこをなんとk!?」香意さんのその返答ははっきり言って意外だった。俺達がいなくなったら香意さんは1人で村を守ることになる。いくら香意さんが強いとはいえ1人で守るなんて無謀すぎる。
心「本当にいいの?私達香意さん1人に村を任せちゃうことになるんだよ?」
香意「俺一人いたら十分だ。だが...」「飯はしっかり食うんだぞ。腹が減っては戦はできぬだからな。」
光「香意さん...ありがt」俺がその言葉を話そうとした瞬間大きな衝撃音が空気を揺らした。俺達は急いでその衝撃音の発生源まで近づいたら。そこには大型の魔獣がいたそれは頭は猿、体は狸、足は虎、尻尾はまるで蛇のような姿だった。その魔獣はまるでぬえを彷彿とさせる容貌だった。俺達は臨戦態勢に入る。
香意「ちょうどいい。てめぇらこれは試練だ!俺は村の方々を逃がす。てめぇらは2人でこの魔獣を始末してみろ」
心「2人でこの魔獣を!?勝てるかな?」
光「おもしれぇ!ぱぱっと片付けてやりますか!」
そういうと俺は剣を構え、空を切り相手の懐に飛び込んだ。
俺はスピード型だ。短刀逆手に相手を一瞬にして切り刻む。それは大型の魔獣なら当然簡単に追いつける速度ではない、その俺の斬撃が魔獣の腹に炸裂する。魔獣の腹は血を吹いた。俺が追撃しようとしたのもつかの間、魔獣は尻尾の蛇を巧みに扱い俺の喉を噛み切ろうとしていた。(しまった...殺られるっ)そう思った瞬間俺の体は光りに包まれて魔獣から引き剥がされ魔獣の攻撃は空振りとなった。
心「【雷鳴】全く私のサポートなしじゃ何にもできないんだから。」
光「うるせぇ俺一人でもよけれ...いや無理だったわ素直にありがとう。」どうやら心が雷鳴で俺をテレポートさせてくれたらしい。
心「ガンガン行くよ!【水魔】!【真雷】!」
心がそう唱えた途端、彼女の後ろに3つの魔法陣が現れた。そこからは水でできた猿、鷹、狼が現れてきた。召喚獣達はすぐさま魔獣に襲いかかる。だが魔獣がそれらを破壊しようと襲いかかる瞬間、雷が空から降ってきた。魔獣は雷に当てられしばらく痺れた状態となり召喚獣達に攻撃を加えられ続けている。
光「半端ねぇ。さすが魔法使いさんだな。」
心「無駄口叩く暇があるならかせいして。」
光「はーい、いっちょやりますか!【烈火零刀】」俺がそう叫んだ瞬間俺の短刀は炎をまとい俺は一瞬にも満たない間に相手のゼロ距離へと入り込む。そして相手の懐に俺の燃える刃が突き刺さると同時に召喚獣の攻撃が一気にやつを襲う。一方的な蹂躙と言って指し違いないほどに俺達は優勢だった。だが突如魔獣いやぬえは身震いすると同時に無数の電撃を四方八方に放った。召喚獣たちはその攻撃で破裂し、俺も感電して体が動かなくなってしまった。ぬえの体を見ると電気をまとった鱗が見えた。デンキウナギのちからか?こいつどうやらDNAを操って自然の生命体の力を使えるようだ。くそっ油断した。このままじゃまずい、やられるっ!!その瞬間また心の【雷鳴】の声が聞こえかけた、だがその時すでに怪物は俺の腹をゴリラのような怪力でぶん殴りふっとばしていた。俺はその拳になされるがまま吹っ飛んだ。光(くそっ。もう、たてねぇ、やばい)俺がそう考えている間にぬえは心の方へと走っていっていた。心は魔法使いだ。魔法は強くても本人は弱いこのままじゃ眼の前であいつが殺される。俺は昔村を襲ってきた魔神に全てを奪われたように、また、また奪われるのか?眼の前で唯一の同じ故郷の者であり仲間であり家族であるあいつをっ!
光「逃げ、、ろ、、こ、ころ、」
心「逃げる?あんたがやられたのは想定外だけどここまで含めて私の想定道理よ!【雷鳴】」彼女がそう叫ぶとすぐさま彼女はあの鵺の背後に回った。そうするとぬえに手をかざして【充電】と叫んだ。
心「充電は相手に触り高威力の電流を流す技、だがそれだけじゃあたしの火力じゃあんたを倒せない。」
彼女がそういうとぬえの体に凄まじい電撃が走りぬえの体をむさぼる。
心「だが、お前はさっき私のかわいい水魔ちゃん達を倒して『破裂』させたその時飛び散った水でお前の体には私の火力でも十分響くでしょう。最も、もう息はないけどね」彼女がそう言い終わるとぬえの体はまるで、糸を切られた操り人形のようにバタッと倒れた。心はすごい俺じゃできない知能的な戦い方を平然とする。すごいやつだ
心「大丈夫?水いる?}
光「俺も感電させる気か?水くれ」
心「もう、馬鹿なんだから」
そうしているとちょうど香意さんが戻ってきて俺達は事のてんまつを伝えた。
香意「あ~見てたからわかるぞ。お前達よくやった。だが光!お前はもっと冷静になるべきだな!」
そう言うと香意さんは高らかにギャハハと笑った。こんなに大声で笑う香意さんを俺も心も始めてみた。
心「香意さんは村の人を避難させていたんじゃないんですか?」光「そうだよ。それになんでいつにもまして高笑いしてるんだ?」
香意「悪い悪い、お前たちが立派だったもんでついな!それに村の人の避難なんて心の水魔が召喚されたときにはとっくに終わってたわ。それから死なないかずっと確認してたんだよ!」
光「ひでぇ!俺達が負けると思っていたのか?」
香意「まあなお前たちが相手にした魔獣は魔獣の中でもかなり上積みの力を持っっていた。だがお前らはそいつを倒した。よってお前らの旅への出発を俺は許可する!無事にお前らの復讐をやり遂げてこい!」
香意さんはそう告げると、また高らかに笑いながら俺達に背中を向けて青空の下を歩いていった。俺達の旅はとうとう始まった。
光「これからだな」
心「うん」
光「よっしゃーまずは仲間探しだ!俺達だけじゃどうも防御力にかける!」
心「となると次の目的地は?」
俺達は青空のもと次なる一歩を踏み出すために歩み始めた。これからの旅どんなやつが現れてどんな苦難が待っているのか分からないが、いつかきっと俺達の故郷を壊したあいつの首を取るために歩み始めた。
光「あー、次の目的地は旅に出たい者が仲間を探すために必ず寄るという村''カーマス''だ!」
こんにちは作者です。僕は元々小説を読むのが好きでつくづく思っていたのですが、かぎかっこの中身誰が言ったのか分からない。いや本当に自分はよくやってしまうのですがカッコ内を読んでて「これはこのキャラのかぎかっこだな」「あれ?ちがくね」をめちゃめちゃやっってしまうんですよね。だから自分の小説では基本的にかぎかっこの前は話してるキャラの名前を入れて改行しています。もし本当の小説家さんがこの手法をノーマルで使ってたら申し訳ないのですが、あまりこの方式は小説では珍しく小説のルール?にあってるかはわかりませんが、とにかく僕はこの方式でやっていきます。やってないときは忘れてる時です。はい。このあとがきも基本気が向いたら書きます。じゃあこれからも僕と苦難を超えて残されし者をよろしくお願いします。