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贈りモノはアヤカシな許嫁!?

作者:吉本優

千年前――
「妖(あやかし)」と呼ばれる異形の存在は、しばしば災害を引き起こし、人間を脅かしていた。
 その脅威に立ち向かうべく結成されたのが【対妖討伐隊】。彼らは「退魔の力」を身につけ、妖を討つために戦いを繰り広げた。そしてその戦いは、千年もの長きにわたり続いている。

 討伐隊には東野家(とうのけ)、西条家(さいじょうけ)、南場家(なんばけ)、北都家(ほくとか)という四家が存在していた。彼らは討伐隊の中核を担い、特に西条家・南場家・北都家は妖への深い憎しみを抱き、最前線に立ち続けていた。しかし、ただ一つ、東野家だけは違った。

「このまま戦い続けるより、妖と仲良くしたほうが良いんじゃないか?」

 この提案は、当然ながら他の三家から猛反発を受けた。
 それでも東野家は自分たちの意志を貫き、争いを嫌う妖たちを受け入れ始めた。やがて討伐隊も対立を避けるため、一部地域で人間と妖の共存を認めた。その場所こそ、【人妖村】――現在では【人妖町】と呼ばれる町の始まりである。

現代――
 東野家の跡取り、東野一二三(とうのひふみ)は、その名に似合わず「ダメ人間」と評される青年だ。
 無気力、面倒くさがり、マイペース――三拍子揃った性格で、周囲からはため息をつかれることもしばしば。

 そんな彼のもとに、ある日一通の荷物が届いた。
 差出人不明のその荷物は、着払いだった。

「差出人ぐらい書けよ……つーか、金払って送れよな」

 一二三はぶつぶつと文句を言いながら荷物を受け取る。
 だが、それが彼の運命を大きく変えるきっかけとなるとは、このとき誰も知る由もなかった――。


『ちょっとあらすじを訂正しました』
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エピソード 201 ~ 203 を表示中
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