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ぼくとおばあちゃん

作者: Libra

ぼくは飼い猫です。


小さい時に、この家にもらわれてきました。


おとうさん、おかあさん、みっちゃん、おばあちゃんがぼくの家族です。うるさいポチもいるけどね。


おとうさんとおかあさんが仕事に行ってしまうと、ぼくとみっちゃんとおばあちゃんと、縁側で日向ぼっこ。

ポカポカ気持ちいい(^^)


お歌にあわせて、ぼくがニャンニャンとなくと、みっちゃんもおばあちゃんもいっしょにニャンニャンと歌ってくれて、とっても楽しい時間を過ごした。


みっちゃんが学校に行くようになると、ぼくとおばあちゃんでお留守番。


おばあちゃんもお友達とたまにおでかけする。


そんな時は、おかあさんに内緒で、お魚をおみやげに買ってきてくれる。いつものカリカリご飯とは違って、とろっとしていてとっても美味しい。


みっちゃんも大きくなって、あまりぼくとも遊ばない。

おばあちゃんともあまりお話ししなくなって、少しおばあちゃんは寂しそう。


この頃、おばあちゃん、ちょっと変なんだ。


ぼく、さっき、ごはん食べたばかりなのに、また、ごはんだよーって言うんだ。


おばあちゃんがくれたごはん、お腹いっぱいだけどぼく全部食べちゃうだ。


ぼくはだんだん身体が重くなってきて、前みたいに塀に飛び上がる事が出来なくなって、動くのが大変になってきた。


いつもおばあちゃんとゴロゴロしてる。

おばあちゃんはいつもニコニコしてる。

とっても優しいおばあちゃん。

おんなじお話し何回もしてくれる。


おばあちゃんは病気になってしまった。

いろいろな事を忘れてしまうんだって。


おばあちゃんだけがお引っ越しするんだ。ぼくは一緒には行けないんだ。

おばあちゃんはニコニコ笑っている。

ぼくはおばあちゃんにバイバイ(ニャーニャー)

おうちで待ってるよ。


おばあちゃんと目があった。笑っているのに涙が見える。

ぼくはおばあちゃんを追っかけようとした、おかあさんがぼくをしっかりと抱きしめた。

おかあさんもおとうさんもみっちゃんも寂しそうだ。





おかあさんがぼくに話しかけた。

今日からダイエットだよ。

え〜!(ニャー!)


読んで頂きありがとうございます。


モデルのねこちゃんがいます。

飼い主さんには、了承を得て投稿させて頂きました。

飼い主さん、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  簡潔な言葉の中にとても色んな気持ちが読み取れて、胸がきゅーっとなりました。  とても切なくて、だけどとても優しい気持ちにさせてくれるお話でした。 [一言]  ステキな短編ですね❗❗(*≧…
[一言] 切ないお話しですね。 胸がきゅっ…となりましたm(_ _)m
[良い点] 読んでいてグッときました。泣けました。 実話がベースになっていると尚更。 終わり方も良かったです。
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