序
さあはじまりました、サブタイトルは勿論手抜きです(笑)
王位継承の日がやってきた。
大広間に集まった国の重鎮の方々、武官に文官、騎士からメイドまでもが身分に関係なくここにいた、それもそのはずこれから始まる三人の王位の継承方法は、玉座の背もたれに立て掛けられた剣を、誰が天井に掲げるかによって決まるというとても簡単なものだからだった。
だからこそ人々は集まった、剣を手にする者でこの国の未来が変わる。
戦争か和平か。
第一王子ランガスは、甲冑を着て腰に剣を下げている。
第一王女レーニスは、ドレスではなく男装に身を包んでいる。
第二王子コロックスは、いつも着ているローブすがた、だがその後ろに大きい木箱を置いている。
侍従長がゆっくり三人の前にすすむ、三人の前には大きなテーブル、そこに侍従長は羊皮紙を広げる羊皮紙にはいち行の文字、魔法のかかったその文字はこう書かれていた。
「誰が座ろうともこれからも支え合うこと」三人は大きく頷く。
「血判を押してください、それであなた方はこの誓約書を反故にできなくなります」
ランガスは、剣を抜き。
レーニスとコロックスは、ナイフを抜いて自分の親指に傷をつける、三人は顔を見合わせて羊皮紙に親指を押し付ける。
ボウ、っと羊皮紙が光り、回りの人々はそれを静かに見つめる。
光りが収まると、侍従長は慇懃に宣言する。
「これより王位継承の儀を執り行う、さあ、最初はだれが挑戦しますか?」
これからですよ、これから、これからが面白くなるんです、ボクが。
だってさ、三人の話を考えてるときは、ヘビとタヌキとキツネのばかしあいー、みたいな感じのお話しだったのが、お腹がすいたなー、ご飯を食べよー、って思っていたらふっと、本当にふって感じでこのオチが下りてきたんだもの。
プロットを考えなおす必要もない、そんなオチなんだよ。
ということで、只今21時35分、もう少ししたら寝ます、おやすみなさい。