第二王子コロックスのつぶやき
前回で第一王子、ランガスのお話しをしたので今回は第二王子のお話しです。はじめて読むって人は(このサイトがどういうかたちでラノベ作品を並べているかボク分かっていません)めちゃくちゃな前書きのプロローグから読んでください。
「ワタシは玉座を手に入れる」
その恰幅のいい身体を震わせてそう言った。
玉座を得るためにそこにある剣をも手中にする、なんとも華のあるランガスのような男のための王位の継承しかたに見えたが、第二王位継承者コロックスは亡き王を思い出し、そんな単純な話しだろうかと思っていた。
王は悪く言えばいたずら好きな性格で、幼い頃さんざんその趣味をわれらに見せつけていたものだった。
「あの剣がただの剣じゃないのは、あのロイが命をかけて作ったことを思えばわかりきっている話、どんな力があるかわからない、きっと細工がされているだろう」
実のところコロックスには王位にそれほど魅力を感じていない。
だがバルロツ帝国のやり方がきにくわなかった。
王と王妃の崩御から程なくしてのこの国へのあからさまな挑発、軍の拡大と増強。
ワタシでもあれほどバルロツが早く動くとは考えていなかった、だから余計に腹が立つ。
「ワタシの知が怖くないと言いたいのか」コロックスは低い声でつぶやく。
「ワタシが王になるということがどれほど恐ろしいことか教えてやる」
低く響く声には強い恨みが込められていた。
後日、バルロツ帝国は地獄を見ることになる。
ヤー暗い男ですねー(笑)でも話としてはそれはそれで味があるっていう男の一人って感じですよねー。…え?まともに話している?じつは今日、昼寝をしまして(大笑)
次は第一王女レーニスのお話しとなります。
ボクの頭の中では婚期を逃した女性という立ち位置のひとです。現在21時35分もーちょっとしたら寝ます。では、次回。