第一王子ランガスの叫び
うわぁ…なんかそれっぽい話になっております。
「あの剣はオレが持ち上げて見せる!」
そのはちきれんばかりの筋肉を特注の軍服に納めた戦うことが全てと、そう人々に思わせる男は、大声でそう宣言した。
国を治めていた二人の突然の病死、自分でもここまで落ち込むとは思ってもみなかった男を、
激怒!という感情で立ち直らせたのは、皮肉にもバルロツ帝国軍の動きだった。
バルロツの露骨すぎる動きは男が立ち上がるのにふさわしいものであると同時に、今の自分を見つめなおす事にもつながった。
第一王子、王位継承者一位、だが国王となるには前王の遺言をかなえなくてはならない。
「玉座に立て掛けられた剣を手にする、オレに相応しい王位の継承のすがたではないか」と白い歯を獰猛に見せて笑った。
それと同時にライバルの第二王子と第一王女を思う「確かにオレには知のコロックスや英の、レーニスほど頭がよくない、だがこの鍛え上げた体は知略や才名を上まって余りあるはず」
それにと男は思う「国王は国の顔、あの二人には才能を存分に振るうことこそがふさわしい」
命のやり取りがふつうにある国王という職業に、二人の英知をかけさせるのはあまりにもったいないと思う男は、おそらく短命で終わるだろう自分の未来をおもった。
だがそんな第一王子も、第二王子と第一王女のこころの中に自分と同じ怒りがあることまでは思わなかった。
前書きを読んだひと、ここまで読んでくれてありがとう、でもね、この段階ではボク何のアイデアも浮かんでいません。それにあと二人の話…。英とか知とか言ってますが果たして書く方の貧困なボキャブラリーでどうにかなるのか解かりませんって。──あーー胃が痛い。只今23時35分。では、おやすみなさい。