第63話 暗殺部隊
テストやらなんやらで全く書けてなかった。巻き返せるように頑張ります
情報を手に入れた俺はあまり遅くならないように宿に戻った。夕食を終えた後に資料を読み始めた。
「う〜ん。具体的な名前もなければ、襲撃ではなく失踪になっている。人が死んだなら痕跡が残るはずだ。それなのにこれだけとは。やっぱり何者かに情報統制されてるということか。するとマルコのお兄さんのカルガさんはその情報統制をしているやつらに従っている可能性があるってことかな?」
俺ではやはり詳しいとこまでは分からない。マルコがどうやったらお兄さんに会えるのか?お兄さんが変わった理由はなんなのか?マルコが外を出ても安全なのか何にも分からない。
一応、マルコに教えようと部屋に向かう。
「マルコちょっといいか?」
「ヒサメか?どうした?」
部屋に入った俺は早速本題に入るべく資料をマルコに渡した。
「これは…」
約15分後、資料を読み終えたのかマルコが顔を上げる。
「これは資料館で見つけて来たのか?」
「そうだ。何か手がかりが見つかればと思ってな。まぁ、何にも分からなかったけど」
「いや、そんなことはない。ありがとう」
一息つくとマルコは自身の考えを話し始めた。
「兄さんを連れて行った人たちは教会の者と言っていた。前までは半信半疑だったが、これだけ情報を隠せているんだ。教会が背景にいるのはほぼ間違いない。カルガ兄さんを連れて行った理由とルーカス兄さんを殺させた理由が分からなかった。でも、この資料で思い出した。教会はここ最近に暗殺部隊を組織したという噂があった。兄さんはその組織に選ばれたんじゃないか?」
「教会が暗殺部隊?」
宗教における信仰とはかけ離れた言葉であるために驚いてしまう。
「聖国も信仰心だけでは運営出来ないと言うことだろう。国の秩序のために害となる人を消すことが必要なんだろう。それでも、ここまで民衆に噂が流れる程になったのは、ちょうど兄さんが連れて行かれた時だ。その当時はそんな噂は嘘だと言われていたが、もしかすると本当だったのかもしれない」
教会の暗殺部隊にマルコの兄さんがいるかもしれない。それが本当なら会うこと自体かなり難しいように思える。
「ありがとう。ヒサメのお陰で手がかりができた。あとは自分で何とかしよう。ヒサメは自分の依頼に集中してくれ」
「そうか、分かった。でも、いつでも相談してくれ。依頼が始まるまで手伝えるしな」
「ありがとう。この借りはいつか返すよ」
俺は資料を置いて部屋を出ようとドアノブに触れた時に思い出す。
「そうだ。実はその資料を探すのを手伝ってくれた人がいるんだ」
「手伝ってくれた人?」
「名前も居場所も分からない。背丈も普通の白髪の男だ。そいつは自分のことを情報を取り扱う商人、情報屋だと言っていた」
「情報屋か。だが、自分の居場所も知らせないとは。コンタクトの取りようがないな。まぁ、気に留めておくよ」
「ああ、そうしてくれ。お休み」
そう言って俺は自分の部屋に戻った。
「教会の暗殺部隊か。また厄介なことになりそうだ。でも、俺たちはまたここを離れるしな。どうなるんだろうか」
考えても仕方がないことだ。そう思い、マルコとお兄さんが仲良くなれることを願って眠りについた。




