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第54話 再会

第四章始まりました。この章もよろしくお願いします。

『神界大戦における最も重要でり、注目されている人物はやはり邪神ザリウスを封印することに成功した名も無き英雄である。英雄は名前どころか種族、性別、出身のほぼ全てが謎に包まれている。しかし、確かに存在した人物である。多くの論文から、そのように結論付けられている。


また、それらの論文に多く登場する人物がいる。それは天仙(てんせん)リテツ=カイである。彼は英雄とは異なり出自が明らかになっている。その理由は彼が王家であることが大きい。彼はアリスクー王国の第三王子であり、ヒト族の男。また王位継承権を破棄(はき)するかわりに国中を旅して回っていた。カイは身分を隠すためか自身のことをステレンと名乗っていた。

しかしながら、カイがいつ英雄と出会ったのかは不明である。旅の途中に出会ったのか、大戦での戦場で出会ったのか、不明である。


論文によるとカイは素晴らしい剣の腕に、奇妙な魔物を引き連れていたようだ。そして、英雄とは友のような関係であった可能性が高い。

カイは英雄よりも分かっていることは多いが人物像になどについては不明であり、大戦前の資料が(とぼ)しい。より詳しく知ることは困難であり、当時生きている長寿な人物を見つけ出すしかないだろう。


    神界大戦における人物と神々~リテツ=カイ~           』



森の民の里を出発した俺たちはイシダーンバナ国の国境を越えてキシケゴードン国に入った。国境を越える際に身分証が必要だったため、街によりチヒロの冒険者カードを作った。国境を越えるには様々な検査がある。しかしサンドラ、父さんがSランク冒険者であるため免除になった。特権というやつだ。


俺はその街で、気になる本を買い馬車に乗りながら読んでいた。このリテツ=カイが名乗ってたステレンって名前をイシューラの話で聞いた覚えがある。恐らく奇妙な魔物とはラードーンのことではないのだろうか。そうすると名も無き英雄とはイシューラが言っていたパテックという人だろうか。


そんなことを考えていると目的の街に着いた。キシケゴードン国にある学術都市コギトエルゴである。ここでは魔術、剣術、歴史学、薬学など多くの学問が盛んに行われており、学校もあると聞く。そこで暮らしている新人(あらびと)に会いに行ったシズク師匠から呼び出されたのだ。


師匠とは久しく会っていない。成長した俺のことを見てもらいたいものだ。


俺は楽しみしながら街に入った。



街は前に滞在したイーハルの街とは異なり学者のような見た目の人が多かった。もちろん商人や職人、冒険者のような人もいる。だが、イーハルは冒険者の街と言われているくらいには冒険者が多かったので、ここでは少なく感じてしまう。


「シズクの居場所が分からないから、とりあえず冒険者ギルドに向かうか」

サンドラの言葉により俺たちはギルドに向かった。ギルドに入り情報を集めようとしたら見知った人物がいた。向こうもこちらに気づいたらしく声をかけてきた。

「あれ?ヒサメか?久しぶりだな!遅かったんだな」

それはイーハルで出会った新人(あらびと)右代無月(うしろむつき)だった。

「ムツキ!もう着いてたのか⁉罰は?」


ムツキはイーハルで領主と対立したオディアス(ひき)いる(からす)に所属していたため、罰則を与えられた。


「それがサンドラやシズクの同郷ってことですぐに開放されたんだ~。ヒサメたちは遅かったけどどうかしたの?一人増えているし」

「それが色々あってな。また後で話すよ。シズク師匠はどこにいるの?」

「シズクならアカリ、ええっと他の新人(あらびと)の家にいるよ。今日は冒険者の仕事はないって言ってたから家にいるんじゃないかな?」

「案内してくれないか?」

「うん分かったよ。依頼達成に報告してくるからちょっと待っててね」


すると、ムツキは受付に向かった。

「ヒサメ君、さっきの人は?」

「名前は右代無月。俺たちと同じ新人(あらびと)で俺とは中学の時の友達なんだ」

「すごい偶然だね」

「そうだな。父さんにムツキにチヒロ、それに師匠も前世で関わりがあったからな」

話しているとムツキが戻ってきた。

「じゃあ行こうか」


ムツキに連れられてきたのはそれなりに大きな家、いや小さめな屋敷だった。

「誰かいるか~他の人たちが来たぞ~」

すると足音が聞こえた。

「久しぶりやな!元気にしとったか?」

「はい師匠!」

そこにはシズク師匠の姿があった。

シズク師匠!書けるの楽しみにしてた。

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