カオス・ロジック
パンパンッ!
銃声が絶え間なく鳴り響き、辺りには嗚咽にもならない声がコダマしている。
「そっち二人行ったぞ、〇〇!」
「あいよ!了解!」
一気にマシンガンが火を吹くと同時に二人の人間に大量の鉛玉が降り注いだ
「クソっクソっ!なんで見つかったんだ!」
悪態をつきながら逃げる男の背中を捉える銃口
すぐさま
パァン!
クルクルとリボルバーを回しながらホルスターにしまいながら
「敵に背中を見せながら逃げるなんて、なってないわ。nonクレバーね!」
硝煙と血の匂い、嗚咽にもならない声が響き渡る光景はまさにやられた方にとっては地獄と表現してもいいだろう
「オールクリア!」
この一声があたりを静けさに一気に包んだ
「今回はあっという間でしたねぇ」
「奇襲作戦のおかげね」
「ええ、しかし奴の情報がここまで正確だとは...」
「...」
プルルルッ
「やぁ、やっと終わったようだね。相変わらずの実力で何よりだよ。仕事が早くて助かる」
相変わらず胸糞悪い声だ...
「ええ、これで任務完了よ。今日はこれ以上任務もないし帰宅させていただくわ」
「フッ。おいおい随分な口調だねぇ。君達に今日、事前に情報を与えたのは誰かな?そして、君達の命運を握ってるのも誰だろう?常に自問自答するべきだと私は思うがね。〇〇くん?」
「クソがっ!」
悪態をつきながら、通話を切る
「〇〇、アイツはなんて?」
「ああ、今日の便所掃除は終了だとよ」
「うーーーん!よっショア!今日は、定時帰宅だあ」
「この仕事に定時もなにもないよ。〇〇」
「わかっとるよー、至上最悪のブラック企業だよねー」
「企業でもない...」
「あなたたち、雑談してる暇はないわよ。今すぐ撤収しますよ」
「ヘイヘーイ」
彼女たちが消えたあと、残されたのは硝煙と血の匂い、無数の男達の死体とその辺りに広がる血溜まりだけだった