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【詩】死神の花嫁と王弟の歌


『ヒロインの画策と誘死の瞳』より









薄暗い部屋に一人きり 毎日誰とも話さない


生母は亡いし父は不在 弟妹ていまい顔も合わせない


義母は頬打ち愛さない 与うは見合いの政略婚


鏡もない侍女もいない 令嬢いつも一人きり


顔を見る窓の虚像 令嬢侍女に擬態する


誰も見ない目も向けない 使用人なら傷つかない




誰も見ない目も向けない かの人もまた一人きり


学園でめぐり逢い 見つめる瞳は緑色


かの人の継母は 生母とあの人 毒盛った


生き残り色変わる 死神の目の誘死の目


近寄れば道連れに だからかの人一人きり


令嬢は灰と金 二色ふたいろの目から落涙す




鳥は言う 加護の色 愛し子死なせぬその印


夫婦神に助けられ 増えた魔法は贈り物


清らかなその色は 使徒になり得る資質ゆえ    


令嬢とかの人は 愛し愛され一人じゃない


理解する仲間増え 告げるかの人 王弟と


隣国の神の森 暮らす二人に幸ある終幕








オデット「草の根運動は吟遊詩人まで広がりましたか。」


ジークフリート「……印象操作の為とはいえ許しがたい!」


ドロッセルマイヤー「きっと乗り換えたい願望じゃない?」


隣国の王子「俺は関係ない! 王弟じゃないからな。」






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