通りすがりの
お待たせしました!
さあ今回から本編の主人公における核、ヒーローに憧れているという所が見れます(ネタが分かれば)
女性達のいる部屋に結界を貼った後、俺は真っ直ぐにあの広いボス達がいる部屋を目指して歩く。
先程は盗賊の1人の影に入って潜入したから、説明しなかったが扉の前にはダルそうにしている門番が2人立っている。
「今日が当番とかついてないぜ....俺も新しい女の見てぇのによ!!」
「マジマジ!ありえねぇ、あんな奴らが新しい女手に入れる権利とかよ!俺らも外に出たらあれくらい出来らァ!」
っと置いてある酒瓶を手に取り飲み干す。
どうやら門番の癖に仕事中に酒を飲むらしい。
「ありゃ....酒が切れちまった..ついてねぇ...」
「ああ、ついてないなお前らこんな日に門番なんて仕事は」
「だよなぁ、分かるわ!って誰だテメ....ぶべらっバァ!!」
「お前誰に話しかけ...誰!?んぎょおあ!?」
注意が一瞬酒に行った瞬間、アイツらの視界に入るギリギリの距離から一気に近付いて至近距離から単純なLv1火魔法『爆破』を食らわせる。
効果はただ単に火属性の魔力を掌で膨張させて、爆発させただけ....だが、異世界というか、これが魔法って感じだが、至近距離で爆発しても俺には一切魔法によるダメージは無い。
そうそう、クラスはアサシンのままだが、エレメントは予めフレイムに変えておいた。
この方が盗賊達が狼狽えるような侵入が出来るからだ。
一人一人が強くなくても、大勢いる相手には大きなインパクトを与えて心に余裕を持たせないようにすれば制圧が割と楽になる.....ってのは先輩冒険者達の教えだ。
盗賊2人は『爆破』により強く吹き飛び扉に激突!そのまま、ボロ扉も粉砕し、部屋の中に転がる。
見た所扉にぶつかった時か転がった時の衝撃か、はたまた爆破の時かは分からないが気絶しているようだ。
そして俺は歩いて部屋に入る。
部屋に入って見ると盗賊達は呆気に取られ、倒れている門番と俺を見ている。
ボスの方は動揺はせず、こちらを警戒しているようだ。
盗賊の1人が少し正気に戻ったのか声を上げる。
「.....なっ...何モンだテメェ!!!」
それに連鎖して他の盗賊達も声を上げ始めた。
「てめぇここがどこだか分かってんのか!アアン!!」
「ぶっ殺すぞガキがァ!!」「死に晒せや!!」
その後ボスの日本人が立ち上がる、その瞬間他の盗賊団員は皆静かになる。
ボスの発言を聞く体制だ。
「入団希望....って割には穏やかじゃねぇなァ...ガキ、何モンだ?」
「通りすがりの冒険者だ、覚えておけ」
「斥候職の癖に単騎かよ、余程愉快な死体になりたいらしいな....!
お前ら!こいつを歓迎してやりやがれ!!」
「ヒャッハー!ボスからの許しが出たぜー!!」
「斥候職の癖して舐めやがってガキがァ!!」
「門番だった奴らの敵討ちじゃあギャハハ!!」
ボスから指令が出た瞬間総勢30人は軽く超える人数の盗賊達が一斉に襲いかかってくる。
確かに今のままではいくらステータスでは勝っていても、勝てないだろう....今のままだったらな。
「斥候職?それはどうかな?」
《ランドウォーリアーフォームを確認》
《スキル発動者の魂及び身体を再構成します》
スキルを発動し、クラスを『ウォーリアー』エレメントを『ランド』に変える。
その瞬間『ウォリアー』クラス専用の武器が現れる。
それは身長に全くそぐわない程の、巨大な斧だ。
所々土属性を意味するように茶色の意匠が付けられている。
そして、その斧に土属性の魔力を通しながら天井付近までジャンプして落下の勢いも付けて斧を地面に叩き付ける。
「なっコイツ!急に姿と武器が変わりやがァァァァァァァァァァ!!」
「じ、地面が割れ....ァァァァァァァァァァァァ!」
「落ちる、嫌だ、死にたくない助けてくれぇ!!ボスゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
その結果洞窟内は地割れを起こし、盗賊達はその下に落ちていく。
奥の方にいた盗賊達は地割れには巻き込まれなかったにせよ、その破壊の余波は流石にかわせず壁まで吹き飛んで、叩き付けられ、その威力に良くて気絶打ち所が悪ければ首の骨が折れて死んでいる。
その後地割れを起こした地面は勝手に元の地面に戻っていった。
『ウォーリアー』クラスは筋力系の身体能力に大幅な補正が掛かる、その分武器も含め重くなり機動力は下がるが跳躍力と単純な破壊力なら全クラス1だ。
更に、その辺の剣などでも傷をつけることなど出来ないような鋼鉄の肉体も手に入る。
その代わり魔力量等にはほとんど補正が入らないクラスだ。
使えない訳では無いが、だいたい身体能力だけでの破壊で事足りてしまう....。
じゃあ何故今回わざわざ土の魔力を通したか、それはこの洞窟の崩落を回避するため。
更に、地割れを起こして大多数の盗賊を葬った後にその地面を元に戻すため。
そして、1番はこの場にいる戦闘能力が無く捕まってしまっただけの奥にいる女性達を土魔力による土壁で守るためだ。
かなり広く固くしたためボスや極一部の盗賊も一緒に守ってしまったが、微々たるものだ。
「ふぅ.....盗賊さんよ、アンタのお仲間さんはほとんど下に落ちて死んじゃったぜ
このまま降参してお縄についてくれると助かるんだけど」
極一部は生きていると言ったが、生き残った盗賊は地割れにほとんどの仲間が死んでしまった恐怖により完全に戦意喪失してしまっている。
女性達も一瞬で大勢の人間が死んでしまった状況に吐く人もいたが、概ね盗賊達から自分達が助かるんだと言う事に安堵している部分もあるようだ。
「ちっ使えねぇ奴らだぜ.....それにこんな事ストーリーには無かったはずなんだが....まぁ良いか、てめぇを殺してやる冒険者!!」
その瞬間盗賊のボスは....動かなかった。
そして、数秒後俺は至近距離からの殺気を感じて飛び退く。
そこには、一瞬ボスのパンチが見えた!
しかし、さっきの場所を一瞬見るとボスの姿は1歩も動いていない...なのに殺気が近距離から感じ、その度に謎の攻撃を避けるを繰り返す。
何故かは分からないが、ボスは1歩も動かず...もしくは幻術の類いで攻撃している。
さぁて、様子見は終わりだ。
反撃開始と行くか!
いかがでしたでしょうか?
ウォリアーでの初戦闘でした。
解説をすると
「通りすがりの冒険者だ、覚えておけ」は
仮面ライダーディケイドにおける主人公門矢士の
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」っていう決めゼリフというか、勝ちセリフですね。
ロイル君は生前からヒーローに憧れているんですが、憧れのままだから自分が知っているヒーローの真似、贋作、偽物をやっているだけです。
毎節事に毎回ライダーや他のヒーローのネタが入ると思いますが、これはロイルがホントのヒーローに成長する話ですので....これ以上はネタバレなのでやめときます!
また次回は新しいクラスでの戦闘になります、お楽しみに!




