幸せな世界の終焉2
お待たせしました!!
日曜日と月曜日は仕事がかなり忙しく睡眠以外死んでいました....
なので、今回はかなり長めの5000文字ほどです!
お楽しみに!
「知らない天井だ.....」
俺は...意識を失っていたのか?
ここはどこだろうか?皇宮の中だとは思うんだが...。
何か倉庫や物置のような部屋だ....。
意識が覚醒し始めると体が異変に気付く。
物凄い異臭と、何かが燃える匂いだ。
そして....周りを見渡すと自分の寝ていたベッドの他に、先程まで誰か別の人間が寝ていた痕跡のある別のベッドと......近衛騎士の鎧を来た首なし死体があったのだ...正確には斬られた後の首は近くに転がっている。
「うわあああああああああああぁぁぁ!こ、この人は.....さっき俺とエリザを気絶させて中庭から遠ざけた近衛騎士!という事は....!」
隣のベッドにいたのは...エリザ!
でも近衛騎士は殺されていて、エリザがいない...そして何故か俺は殺されていない....意味がわからない...!
「と、とにかくエリザがいない!探しに行かないと!!」
エリザを探し出し、安否を確認するために死体のある部屋から出た俺が見たのは......燃え盛るゼーヴィング皇国の首都....それを皇宮の中から眺めみるような光景だった。
「........なっ....!こ、これは....こんな...あの勇者達が....?」
町が....国が.....燃えている....酷い..死体の匂いと共に漂っていたのはこの匂いだったのか....。
さらに、周りには騎士や冒険者達の死体が大量に、皇宮の中にいるので下の町を見てみると...国民達の死体、悲鳴、そして謎の魔物など地獄のような光景だった....!
「これは....ヤバい....ローライグ様達と合流してエリザを保護しないと」
そうしているのも束の間...生きた人間の気配を感じたのか、ロイルの周りには謎の魔物が近付いてきていた。
ヤバい、魔物だ!
皇宮の中にまで魔物が....しかもこんなに大量に....騎士や冒険者達はこいつらにやられたのか!?数の暴力ってやつかよ!
スキルが8歳迎えたはずなのにまだ使えないから戦えない....とにかく逃げないと...!
だが、所詮は8歳児の逃亡だった.....数多くいる魔物達に5分と持たず囲まれてしまった...。
もう囲まれてしまったのか....逃げきれない...!
壁に追い込まれてしまった....。
逃げている間に魔物達をよく見たが、見た目はドロドロな人型モンスターだ。
ゾンビのようなものに近い....だが、実際にこの世界に存在するアンデッドの類とは見た目が異なるのは分かる...明らかに前見た本の記述と違いすぎる!
「ここまでだって言うのか.....?家族の安否も確認出来ずに、人知れずモンスターの餌食になって終わり...?ふざけるな!!死ねない、まだ、死ねない!エリザ!エリザを....エリザを助けるまでは死ねない!!」
魔物達がゆっくりと近付いてくる....完全に逃げられない距離に来たら一気に押し寄せてくるんだろう...。
ホントに終わりなのか?スキルがなんなのかも分からずに、人生終了?これが不適合者だって?終わってたまるか!!最後まで足掻いてやる!!
「来るなら来い!お前ら全員...全てを道連れにしてやる!!」
その瞬間魔物達は一斉に俺に襲いかかって来た。
最初に突っ込んできた奴に捕まったが、目の中に小さい腕をねじ込み眼球を抉り抜いてやった!
しかし、別の魔物が俺の右腕と左足に噛み付いて来た。
右手の指から噛みちぎられていく....今まで感じた事の無い激痛を感じる俺は我慢が出来ず絶叫を上げる。
「ああああああぁぁぁ!!俺の指がああああああぁぁぁ!」
そして、ついには右腕が完全に捻りおられ、その後モンスターの牙により胴体から離れて目の前で食べられていく.....
「ぐあああああああああああ!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!!!」
ついに限界に達したのか、俺の体は痛みを感じなくなった.....だが、それは別の事が体に起きる前の兆しだった。
時間がゆっくりになるような感覚を覚えた俺は目を覚ますと、エリザと過ごしたあの庭園の中にいた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ここは....中庭庭園....どうして....さっきまで死ぬ瞬間だったはずじゃ....」
「それは、あなたの魂の調整が終わったからよロイ」
「その声は....エリザ!!」
エリザがなんで....いやでも、無事でよかった!!これで安心して死ねる....
「勘違いしないで、この姿と世界は貴方のこころの拠り所を具現化しただけに過ぎない...心象世界って奴よ。
ある程度元となった存在には似せているけれど、私は貴方に魂の連絡をしに来ただけなんだから」
心象世界....具現化....魂...連絡、分からないことだらけではあるけど、分かるのは本物のエリザはまだ無事か分からないことと、俺は恐らくスキルを使えるようになったと言うことだけだ。
「私は神界から派遣されてきた天使の1人、貴方に魂の調整が終わった事の連絡...そして、貴方が転生前に出会った神からの言伝を伝えに来た事....そして、....いえ、これは全てを聞いた後に貴方が選択すべき事ね」
「えっと、能力が覚醒した事以外さっぱりなんですけど....」
神からの言伝とはいったいなんだろう....。
「我等の主からは貴方にこの歪んだ世界を破壊して欲しいと.....転生自体は全く理由が無く当時は偶然だったのですが、貴方の転生後に問題が発覚したためです....他の者でも良いのですが、めぼしいものには敵からの妨害が入るので、神界で一時とは言え会話をしたあなたに頼みたいと神が.....要は世界を救って欲しいのですロイル」
世界を救えって....急にヤバい話に....しかも、俺に...不適合者の俺に?
「あの....敵...とは?」
「それは今の段階では言えません、我等が神でも容易に手が出せないとだけ...」
敵か.....神でも容易に手が出せない相手に戦いを挑む?そんなの死にに行くようなものじゃないか....でもこういうのはヒーローに憧れる者として拒否したくない....
だったら、俺は今やりたい事を全部やってから死のう。
今の俺がやりたい事....エリザと幸せに、今の俺を作り出してくれた故郷をこんなにした.....勇者達と帝国に復讐を!!復讐だ!!今俺は今まで感じた事の無い怒り....悲しみの負の感情を感じている...!
闇に堕ちるってのはこんな感じなんだろうか?堕ちる時は一気に堕ちる物なんだな....自分のやりたい事、感情を自覚した途端にこれなんだもんな。
「.........正直俺はユグドラシル帝国皇帝に復讐がしたい、だから神様や天使のあんたが言う敵なんかに構ってる暇は今はない....帝国を何とかしたあとで良ければ全力を尽くそう」
「......?急に口調が変わりましたが如何しました?」
「自分のやりたい事と、この感情を自覚しただけだ....俺は....この世界を破壊する...全て、敵を全て破壊して破壊し尽くしてやる」
「ちょっとキモイですね」
「は?」
「今元に戻しますね〜」
天使が何か魔法を俺にかけた瞬間、何かが心から消え去って行くのを感じた....しかし、復讐心や感情はまだ残っている状態だが。
「こんなに早く妨害が来るとは思いませんでした」
「い、今のは?」
「かけたのは邪を払う魔法の天使バージョンです、さっきまでの貴方は自分の闇を自覚した瞬間に敵の介入を受けたのですよ....私がいて良かったですね」
「は、はぁ...でも俺は帝国に復讐したいです、勇者に復讐したいです....敵を全て破壊したい....これではさっきと同じなのでは?」
そうだ、闇と考えてる事が同じならそれは完全に闇堕ちに他ならない....
さっきの自分もまた自分だ。
「先程のは闇の側面100%の貴方を引き出されただけです、貴方はヒーローに憧れているんでしょう?であれば闇の側面ぐらい利用して見せなさい....闇の側面でも原動力に他ならない...その側面を理性を持って制止、闇と光も持つ人間としてヒーローになるのが貴方の道です....」
「なるほど....分かりました...闇もまた自分....だから闇をも利用して俺はヒーローになって見せます」
「今の貴方は光が少し強く出ているので、状況によってはもう少し闇もあると良いかもですね....それで本題ですが、先程貴方に介入した敵を倒す話に乗ってくれますか?」
光が強い.....か....俺も変わらないと行けないな、正しい方向に。
「俺は......やっぱり帝国に、勇者達に復讐がしたいです....アストを殺して、国をこんな風にして、それをするために俺を利用して....でも、ヒーローとしてその話は拒否したくない....帝国や勇者に復讐する事であの国を止める事になるならこの闇を力にして戦います....!だから、その話には乗らせて下さい、同時進行にはなりますが....全力を尽くします」
「はい、貴方の選択を受け入れます。
では貴方には私と契約してもらいます、力を授けましょう」
契約?力?やったね、チートが増えるよ!ってやつか!
「神からのスキル付与のように特殊な能力を1から付けることは出来ませんが、少しのサポートなら....そして、貴方に充分なステータスが備わった時私を召喚する事が出来るようになります
契約の仕方はその時になると勝手に頭に入って来るので、心配はいりませんよ」
天使を召喚して戦わせることが出来るようになるのか!それは凄い!!まあでも充分なステータスって事は魔力とかの対価が結構重めなんだろうか?
後契約方法は勝手に、頭に入ってくるってのは便利な機能だな....失敗したりしたらどうしようって思ってたし。
「分かりました、契約をお願いいたします天使様」
「私に『様』はいりません、私は貴方と契約するために急遽製造された個体なので貴方専用機になります」
製造.....天使は神が作っているとは聞いた事があるけど....まるで機械のようだ...。
でも、俺専用機ってのはなんか嬉しい...ロボットとかだとロマン溢れる言葉だし!
「では契約を」
「分かった」
その瞬間頭の中に契約のやり方と、契約の言葉が浮かんで来る。
「汝に使い魔契約を行う....我ロイル・フォン・ユグドラシルに仕えよ天使族よ....」
「はい」
「契約に従い、汝に『真名』を授ける.....汝の『真名』はリンだ」
「はい、私の『真名』はリン.....魂に刻まれましたこれにて契約は完了です我が主」
今のが契約....知識が頭に勝手に入ってくる感覚はなかなかに奇妙な体験だった....。
「これから我が主が現実世界に戻った際に魂の調整による能力の覚醒、そして欠損箇所の修復がされているはずです....切り離されただけで左足の指は何とか間に合いましたが、右腕は指を食べられた後にそのまま全て食べられてしまったので再生は出来ませんでした....申し訳ありません...」
つまり、左足は食べられる前だったから元に戻ったけど....完全に食われた右腕は二度と戻らないって事か....。
「そっか....でも隻腕かぁ厨二心が唆られるなぁ義手とかも良いかも!」
「後現在では私個体名『リン』の召喚は主のステータスがまだ足りないため現状の脅威は主自身で対応する事になります」
「分かった.....まあそれは仕方の無い事だから気にしないでくれ」
戻ったら戦いをするのか....スキルを使った初めての実戦....俺のスキルは.....どんな使い方するのか分かんないけど....この世界に来てから聞いたのはスキルを獲得さえすれば使い方が頭に最初から存在したかのように分かるようになるとは聞いたな....大丈夫だと良いな。
「では最後に主...ステータスをお開き下さい。
変わっていると思いますので」
「了解、ステータス!」
ロイル・フォン・ユグドラシル(不適合者)
Lv1 男 8歳
スキル
クラスチェンジ Lv1
エレメントチェンジ Lv1
ヒロイックチェンジ Lv 1
全適正エラー
使い魔
天使族 『リン』
これが新しい俺のステータス....スキルが1つ新しく生えてる....同じようにチェンジスキルだ。
さらに、スキルの横にLv表記があるって事は使えるって事だ。
現実世界に戻ったらスキルの使い方も分かるようになるだろう....。
更に使い魔の欄が追加されて、そこにはリンの記載もある!
「いかがでした?主」
「うん、なんか楽しくなりそうなステータスだったよ」
「そうですか、ではこの世界から出る時間ですね....召喚出来ない間は私はこの主の心象世界にいますので....後今回は主の拠り所であるエリザ様の姿でしたが、召喚の際は私の本来の姿になります....楽しみにしておいて下さい...超絶美少女ですので。
それでは主、また会う日を楽しみにしております。」
その瞬間俺の体から光が溢れ足先から消えていく。
某ゲームの消滅みたいな感じなイメージだ。
「ちょっと待って、次は本来の姿!?超絶美少女!見たいんだけ....!」
「行きましたか...我が主....次に会えるのを私も楽しみにしておりますよ、愛しの我が主....」
リン登場!
某ゲームってなんてFat〇だろうね?
BOXは150箱開けました....




