第99話
ルーシェ達と別れた後、休憩は取らず夜もドラグノフの背中乗ったまま寝て結構な距離を進み、予定よりもドラグノフの飛行スピードが速く既に竜の里の近くまで来ているとドラグノフから言われた。
「私のサポートも結構良かったでしょ」
「そうだな、アーリンのサポートのお陰で今迄で一番飛びやすかったぞ、今度から飛ぶときはアーリンを随時乗ってもらっておくかな」
「クリフ君と一緒じゃないとドラグノフに何て乗らないわよ。飛ぶなら、自分の羽で飛ぶし」
「ふっ、妖精のちっちゃな羽で我の飛行に着いてこれないであろう」
その後、言い合いが酷く成って行った結果、アーリンとドラグノフは竜の里まで競争する事になり、流石にアーリンの背中には乗れない俺はドラグノフの背中に乗ったまま、競争が始まった。
「ちょっ、ドラグノフ。俺、飛ばされる。少し、スピード落としてくれ」
「無理だ、アーリンの奴風の妖精全て話味方につけているから、本気を出さないと負けてしまう。耐えてくれ、クリフ」
「ちょっ、このぜってぇ後で罰与えるからなァァァッ!!」
そして競争の結果、ドラグノフとアーリンは同着と言う結果になり里に到着した後も2人は言い合いをした。そんな2人に流石に怒った俺は、「ドラグノフ、一週間リバーシー禁止。アーリンも一週間お菓子禁止」と言い付けた。
「ちょ、そんなクリフ。一週間もリバーシー、禁止は厳しくないか?!」
「く、クリフ?! ご、ごめんなさい。でもドラグノフとの勝負は付けたくて……」
「2人ともこれは決定事項だ。許したとしても絶対に守ってもらうからな」
そう言われた2人は、俺に許しを請うような態度に出たが俺が一切許さない態度で要ると、里の方から1人の男性が馬に乗ってこちらに近づいてきた。
「ド、ドラグノフ様?!」
「んっ? おお、ドラゴか? 大きくなったな」
「お、覚えててくれたのですね。心配しましたよ。突然、居なくなってしまって100年も何処に居たんですか?!」
ドラゴとドラグノフに言われた男性は、そう叫びながら馬から降りてドラグノフに近づいた。
「あっ、すみません。私は、この里の族長の長男で現在里の門番をしておりますドラゴ・ジルコニアと申します」
「あっ、どうも俺はクリフです。それで、女の子がアーリンと言います。よろしくお願いします。」
「はい、よろしくお願いします。えっと、それでクリフ様方はドラグノフ様とどういったご関係なんですか?」
そう聞いてきたドラゴに「どうする?」とドラグノフに聞くと「隠していても仕方ないだろうし、言って良いと思うぞ」と言われたのでドラグノフは俺の従魔だとドラゴに言うと「えぇぇッ?!」と驚き後ろに倒れた。
「だ、大丈夫ですか?」
「す、すみません。ちょっと驚き過ぎて……えっと、それは本当なのですか?」
「はい、えっと……ほら、従魔の証です」
そう言って、ドラグノフの首元にある従魔の証拠であるマークをドラゴさんに見せた。それを見たドラゴさんは「ほ、本当ですね……」と驚いていた。
「どうして、ドラグノフ様。従魔に何てなってるんですか?」
「ああ、それはな……」
と渋っているドラグノフの横から俺が「賭けで自分の身まで賭けて、負けて俺の従魔になったんですよ」と教えるとドラゴさんは「ど、ドラグノフ様……」と悲しい目をしていた。
「し、仕方なかったんだ。初めて我とゲーム出来る者が現れたんだ! 楽しくなってしまったんだ」
「……はあ、まあいいですよ。それより、父上がドラグノフ様とお会いしたいと言っていましたので里の方に来てもらえますか?」
「うむ、今回は里に用があってきたから寄るつもりだったからいいぞ」
その後ドラゴさんの案内の下、里まで連れて行ってもらい。里の中を案内して貰いながら族長の家に向かった。行く途中、里の中を見ているとエルフや獣人、竜人と色々な種族の人が和気藹々と子供達も楽しそうに暮らしている様だった。
「良い里だな」
「はい、ドラグノフ様のご意志通り「種族の壁を無くす」と言うのをこの里は徹底して教えていますので皆、仲よく種族の壁は無く楽しく過ごしております」
「へえ~、意外と良い所あるんだなドラグノフ」
「我は、良い所しか無いぞ?」
とそんなやり取りをしていると、ドラゴさんが「着きました。ここが、族長の家です」と言われ、一緒に中に入って行った。
今年も今日で終わりですね。前世ポイントも投稿初めて約3ヵ月まだまだ終わりは決めていませんが来年も続くので来年もよろしくお願いします。




