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第95話

 アーリン様とドラグノフの喧嘩を止めた後、まずはアーリン様を家族に紹介する事にした。爺ちゃんは、既に俺が渡した本を読んでてそれ所ではないと言われてしまったので、爺ちゃん以外の家族にアーリン様を紹介する事にした。


「えっと、アーリン様はクリフ君の従者になったんですか?」


「アーリンで良いわよ。クリフも、様付け何て私嫌いなのよね。それと、クリフ君の従者になったのは本当よ。リサラちゃん」


「えっ?! 私の事知ってるんですか?」


「ええ、知ってるわよ。勿論、だってクリフ君の家族の事は全て見て来たからね~、神とは違って同じ世界で生活してるから制約も余り無いしね。まあ、元々貴方達の事は見てたんだけどね」


 そう言ったアーリンに母さん達は「ど、どういう事ですか?」と聞き返した。


「えっと……この事は、余り他言出来ないから詳しくは言えないんだけど、まあ貴方達のお爺ちゃんのリグルを私達は昔から見て来たから必然的に貴方達も見てたって事」


 アーリンのその言葉を聞いた家族は、「なるほど」と言った顔をして納得していた。その後、アーリンは姉さん達とも楽し気に会話をした後、解散し俺達は部屋に帰った。


「はぁ~、しかしドラグノフが竜王なんてな貫禄が無いにも程があるよな」


「なぬッ?!」


「いや、だってさ最初あった時は確かに迫力あって凄い竜かなとは思ったけど、接してみるとただのゲーム好きの竜だしさ」


「そうね。ドラグノフ、昔はそりゃあ凄い竜だったけど今じゃ、ねぇ? 落ちぶれ過ぎよ」


「ぬぬッ?」


 俺とアーリンからそう言われたドラグノフは、並べていたリバーシーの手を止めてこちらの方を向いて、バッと立ち上がった。


「我は――」


「クリフ君。そう言えば、私ここに居るのは良いんだけど寝る時はどうしたらいいのかしら?」


 ドラグノフが何か言おうとしたタイミングで横からアーリンが遮った。


「ああ、そうだったな……メイドに用意させてもらうのもこんな時間だし、今日は俺と一緒にベッドで寝るのは駄目かな?」


「本当に?! 良いわ、それで、ドラグノフどうしたの? もう、寝るわよ」


 アーリンは、そう言うと部屋の明かりを消し俺の腕を掴みベッドの中に一緒に入った。ドラグノフは、立ったまま少し硬直しその後自分の布団の中に入って眠った。

 そして、次の日朝食を食べた後先日の約束通りドラグノフとリバーシーを朝からやっていた。


「クリフ君。それって本当に面白いの?」


「うん、まあ誰でも出来る簡単なゲームだから結構面白いよ。アーリンもする?」


「ほう、ならば我と勝負するかアーリン?」


「良いわよ。竜王と妖精王の対決がこんな小さな板でやるなん想像も出来なかったけど、貴方には負けないわよ」


 そう言い切ったアーリンにリバーシーのルールとやり方を少し教え、ドラグノフとの勝負に挑ませた。結果、3戦やってアーリンが2勝ドラグノフが1勝という結果になった。最初の試合は、ドラグノフが勝ち次の試合リバーシーに慣れたアーリンがドラグノフと数個差で勝ち、最後の三戦目は持ち手の色に染めて完全勝利した。


「へぇ~、結構楽しいわね。このゲーム」


「な、何故我は負けたんだ~!」


「アーリン、飲み込み早いな」


「次、クリフ君。一緒にやりましょ~」


 と言って未だ、叫んでいるドラグノフの前から板と一緒に俺の前に来たあーりアーリンに「いいよ。やろうか」と言って勝負をした。結果は、俺の三戦三勝で終わった。


「う~、クリフ君やっぱり強いね」


「まあ、本当はリバーシーって運の所もあるんだけど俺の場合リバーシーに関しては前世から何故か強かったんだよね。大会とかには、でなかったけどそれなりの戦績は残してるよ」


 親戚のおじさん連中に20連勝という輝かしい功績を俺は、持っている。まあ、あの時稼ぎ過ぎたお金は全ておじさん達に母親の手によって返金されてしまったが


「まあ、今日は一日暇だしアーリンも一緒にリバーシーを上手く成ろうか」


「ええ、私もこれ気に入ったから良いわよ」


「ドラグノフもいつまでもしょげてるんなら、アーリンとだけしかしないぞ」


「我もちゃんと参加するぞ!」


 そう言って、しょげていたドラグノフは立ち上がって俺達の所へ来て3人で一日中、リバーシーをやる事にした。

アーリン様との絡みが上手くまだ書けないです。……

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