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第92話


 昼食を食べ終わった後、する事が無いのでのんびりしていると「す、する事無いなら、やらないか?」とリバーシーの板を持ったドラグノフがチラチラと見ながら言ってきたので、「やる事無いし、やるか」と言って始めた。


「ぬおおお、何故負けるんだ」


「まあ、ドラグノフが弱いって事だろう。それより、結構長くやったな、外も暗くなってきてるしそろそろ説教も終わってるだろから見に行って見るか」


「……うむ、分かった」


 負けて悔しがっていたドラグノフにそう言った俺は、ドラグノフと一緒にリビングに向かった。恐る恐る扉を開けると、吊るされていた爺ちゃん達はソファに倒れていて、母さん達は優雅にお茶を飲んでいた。


「あら、クリフ。帰って来たの? 気づかなかったわ、おかえりなさい」


「おかえりなさい、クリフちゃん。ちゃんと、お父さん達は私達でお説教しておいたから、また何かあったら言ってね」


 笑顔でそう言ってきた母さん達に苦笑しながら、返事をした後、ほぼ死にかけの父さん達に近づいた。


「……ク、クリフ。何で、助けてくれなかったんだい」


「いや、あの状況で助ける方が間違いだったでしょ、それにちゃんと言ってたじゃん「地獄を見せる」って」


「やっぱり、そう言ってたのか……」


 そう言って、倒れた父さんを放置してその横で伸びてる爺ちゃんの方を向いた。


「……こんな、リグル。初めて見たな」


「ドラグノフ。お主は結婚しておらんから、分からんだろうがな嫁は世界で一番怖い生物なんじゃよ」


「そ、そうか、まあ今はゆっくり休むがよい」


 爺ちゃんはドラグノフと少し会話をした後、バタッと倒れた。その後、少しして夕食の時間になりその時米の炊き方を料理人の人達に教えながら炊き、夕食に出した。

 米は、家族全員から人気だった様で父さんがドラグノフに何処でこれが手に入るのか聞くと少し渋ったので「この後、一緒に遊ぶから教えて」というと、「竜の里だな、ここからだと我が飛んで2日位掛かる場所にある」と答えた。


「ドラグノフ。それ、儂にも教えてくれなかったのに何であっさり答えるんだ?」


「クリフが教えたら、遊びに付き合ってくれると約束してくれたからな、当り前だろう。リグル」


「ぬ~……」


 爺ちゃんは、自分が教えて貰えなかったことがすんなり言われた事に、何か言いたげな目をしていた。


「竜の里か、そこの場所私達でも分からない場所かも知れない。ドラグノフ君は、いつでもいけるのかい?」


「うむ、その里は我の眷属が収めてる里であるからいつでも行けるぞ、なんならこことの交易を我が間に入ってやることも出来る」


 その言葉を聞いた父さんが「ぜひ、やってくれるかい」と言った。ドラグノフはチラッと俺のを方を見たので「明日、1日中遊ぼう」と俺が言うと、「よいぞ」と答えた。

 その後、夕食を食べた後に直ぐに動きたくなかった俺はいつもの様にソファの上で休憩してると姉さん達が俺の所に来た。


「ねえ、クリフ君。ドラグノフ君となにして遊ぶの?」


「えっとね、ドラグノフが持ってたボードゲームで遊ぶんだよ。ドラグノフにルールを教えて貰ったら僕好きになったんだ」


「ボードゲーム? それ、私達にも出来る?」


 ゲームと言う事に興味が湧いたアリエス姉さんがそう聞いてきたので、「うん、簡単だから誰でも出来ると思うよ」と言って、ドラグノフに「リバーシー、出して」と言って出させ、ルールを説明してリバーシーをアリエス姉さんとする事にした。


「あっ、負けちゃった。クリフ君、強いね」


「エへへ、アリエス姉さんも結構、強かったよ」


「次は、私がする」


 アリエス姉さんに勝った後、エレミア姉さんともする事になりその間、後ろで見ていたドラグノフが「わ、我も……」と何か言おうとしたが流石に子供の間に割って入る事が出来ないのかエレミア姉さんとの試合中何も言わなかった。


「う~、負けちゃった」


「エレミア姉さんも結構強かったよ。っと、そろそろお風呂に入って寝なきゃ、今日はここまでだね」


「うん、分かった。あっ、クリフ君。今日もお姉ちゃんたちと一緒にお風呂入りましょ」


「えっ、あっ、ごめんね。今日は、ドラグノフと一緒に入るって言ってたんだ。また、今度に」


「あっ、ちょっと」


 俺は、姉さん達の声が届く前にリバーシーを俺のアイテムボックスに入れてドラグノフと一緒にリビングを出て行き、ドラグノフと一緒に風呂に入った。


ゲームしてたら、10時になっててビックリしました。又、何も進展が無かったことに少し罪悪感を覚えつつ、投稿します

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