時間は限られた部分しかなく、その現実を如何に悟らせるか③
⑧神の怒りで打ち砕かれる教義とは
イザヤ書第27章
27:1その日、主は堅く大いなる強いつるぎで逃げるへびレビヤタン、曲りくねるへびレビヤタンを罰し、また海におる龍を殺される。
(その日、主は堅く大いなる強いつるぎで、神に反する権勢を誇る教義を葬るであろう。)
(神がその教団に、天罰を下す意味である)
※旧約聖書に登場する海の怪物(怪獣)。悪魔と見られることもある。
「ねじれた」「渦を巻いた」という意味のヘブライ語が語源。原義から転じて、単に大きな怪物や生き物を意味する言葉でもある。
※神が天地創造の5日目に造りだした存在で、同じく神に造られたベヒモスと二頭一対(ジズも含めれば三頭一対)を成すとされている(レヴィアタンが海、ベヒモスが陸、ジズが空を意味する)。ベヒモスが最高の生物と記されるに対し、レヴィアタンは最強の生物と記され、その硬い鱗と巨大さから、いかなる武器も通用しないとされる。
※この「ねじれた」という隠語が問題の表現。
※ヨーロッパのカトリック教会には、ねじれた柱が入り口や祭壇の両脇にある。
※英語ではこういう柱のことを(ソロモンの柱)と言います。
ソロモン王が立てたエルサレムの最初の神殿の柱がねじれていたとされています。
※また現在のサン・ピエトロ大聖堂の前身の聖堂(コンスタンティヌス大帝による)にもねじれた柱があった。
※要するに最強の教義の存在を意味する。
27:2その日
「麗しきぶどう畑よ、このことを歌え。
(その日(それが倒された日)、選ばれた人々は、このことを歌え)
※この場合、麗しいとあるので実り多き葡萄を言う。
(要するに、神の存在を意識して、それをあがめる者たち。)
27:3主なるわたしはこれを守り、
常に水をそそぎ、
夜も昼も守って、そこなう者のないようにする。
(主なるわたしは、これを守り)
(常に意味ある者に、水を注ぎ(命を注ぎ))
(夜も昼も守って、命を落とすことがないようにする)
※主を信じる者は、その庇護下に入る。
27:4わたしは憤らない。
いばら、おどろがわたしと戦うなら、
わたしは進んでこれを攻め、
皆もろともに焼きつくす。
(わたしはたえず憤らない)
(その障害を我慢できず、わたしに刃向かうなら)
(わたしは進んでおまえらを攻め)
(皆もろともに焼き尽くす)
※いばら、厳しさ。おどろ、棘。
※その教義が主と戦うなら、主自身がその教義と戦い、これを焼き尽くす。
27:5それを望まないなら、わたしの保護にたよって、
わたしと和らぎをなせ、
わたしと和らぎをなせ」。
(それを望まないなら(さばかれる現実が嫌なら)、主の保護を求め)
(わたしを敬って、その庇護をうけよ)
(わたしを敬って、その庇護を受けるのだ。)
※滅ぼされることを望まないなら、イエスの意味を封印した事実を認め、神と和解せよ。
27:6後になれば、ヤコブは根をはり、
イスラエルは芽を出して花咲き、
その実を全世界に満たす。
(後になれば、しもべ(ヤコブを意味する者)は根を張り)
(イスラエル(再来のキリスト)は芽を出して、苦労の花を咲かせる)
(その光は、全世界を照らす)
27:7主は彼らを撃った者を撃たれたように
彼らを撃たれたか。
(主は、彼らを撃った者を撃たれたように)
(彼らを撃たれたか)
※要するに、彼らを虐げた者らを、討たれたか)
あるいは彼らを殺した者が殺されたように
彼らは殺されたか。
(あるいは彼らを殺した者が殺されたように)
(その者らを殺したか)
27:8あなたは彼らと争って、彼らを追放された。
主は東風の日に、その激しい風をもって
彼らを移しやられた。
(あなたは彼らを争って、我らのために彼らを追放される)
(主は日本から風が吹くときに、その激しい風をもって)
(彼らを移しやられた。(その意味を知り集まる意味))
27:9それゆえ、ヤコブの不義は
これによって、あがなわれる。
これによって結ぶ実は彼の罪を除く。
すなわち彼が祭壇のすべての石を
砕けた白堊のようにし、
アシラ像と香の祭壇とを再び建てないことである。
(それによって、2千年前のキリストの不義は)
(これにより、あがなわれ取り去られる)
(これによって、結ぶ実は、イエスを意味する者の罪を除く)
※イザヤ書43章の不義のこと。
(すなわち、彼が祭壇のあるすべての教会を)
(粉砕して、討ち壊すとき)
(二度と、その教会にある祭壇を取り除いてしまうことである)
27:10堅固な町は荒れてさびしく、
捨て去られたすまいは荒野のようだ。
子牛はそこに草を食い、
そこに伏して、その木の枝を裸にする。
(堅固な町は荒れ廃れてしまい)
(捨て去られた住まいは、荒野のようである)
(もはや、その場所は家畜が草を食う場所となる)
(その場にいる者は、ひざまずき、その十字架を価値なきものにする)
27:11その枝が枯れると、折り取られ、
女が来てそれを燃やす。
これは無知の民だからである。
それゆえ、彼らを造られた主は
彼らをあわれまれない。
彼らを形造られた主は、彼らを恵まれない。
(その十字架は取り去られ、折られてしまう)
(女たちは来て、それを燃やしてしまう)
(この者らは、神の存在を知らぬ者だからである)
(それゆえ、彼らを作られた神は)
(彼らを憐れむことはしない)
(彼らは、不義を働いてきたので、神は彼らを恵むことはない)
27:12イスラエルの人々よ、その日、主はユフラテ川からエジプトの川にいたるまで穀物の穂を打ち落される。そしてあなたがたは、ひとりびとり集められる。
(イスラエルの人々よ、その日、主はユーフラテス川から、エジプトの川に至るまでの穀物を撃ち落とされる)
(そこに住む人々は、一人一人集められるであろう)
27:13その日大いなるラッパが鳴りひびき、アッスリヤの地にある失われた者と、エジプトの地に追いやられた者とがきて、エルサレムの聖山で主を拝む。
(その日、大いなる勝利のラッパが吹きならされ、イラクの悔い改めた者と、エジプトの悔い改めた者とが来て、エルサレムの聖なる山で、主の姿を見るだろう)
⑨全地に及ぶポールシフトの現実とは
イザヤ書第24章(解読文章)より
24:1見よ、主はこの地をむなしくし、
これを荒れすたれさせ、これをくつがえして、
その民を散らされる。
(見よ、唯一神は、この地上を破壊する)
(この地上を廃墟と化し、地軸を動かし恐怖を与える)
(この地上の民を散らされる)
24:2そして、その民も祭司もひとしく、
しもべも主人もひとしく、
はしためも主婦もひとしく、
買う者も売る者もひとしく、
貸す者も借りる者もひとしく、
債権者も債務者もひとしく、
この事にあう。
(この神の裁きは、どんな者でも経験をする)
※はしためとは、召使いの女のこと。
24:3地は全くむなしくされ、全くかすめられる。
主がこの言葉を告げられたからである。
(地は全くむなしい状況に追い込まれ、その全地はさばかれる)
(唯一神が、この言葉を告げられたからである)
24:4地は悲しみ、衰え、
世はしおれ、衰え、
天も地と共にしおれはてる。
(地は悲しみ、衰えて)
(世の中は打ちひしがれ、荒廃する)
(天も地も、ともにこれを経験する)
※神、しもべ(御使いたち)も、この下界にいるので、それを経験する。
24:5地はその住む民の下に汚された。
これは彼らが律法にそむき、定めを犯し、
とこしえの契約を破ったからだ。
(この地上は、その地に住む人民のもとに汚された)
(これは、彼らが神の律法に背き、その定めを汚したからだ)
(神が定めた、とこしえの契約を破ったからである)
※安息日の契約を無視して、その安息日を守らず、モーゼに与えた十の戒めを守らない。
殺人は横行し、愚かな戦いは各地で繰り広げられ、神の契約は忘れている。
24:6それゆえ、のろいは地をのみつくし、
そこに住む者はその罪に苦しみ、
また地の民は焼かれて、わずかの者が残される。
(それゆえ、その呪いの火ぶたは切られ、この地上に打ちつけられる)
(そこに住む者は、その犯してきた罪に苦しみ)
(また、その民は焼かれて、わずかな神の選民だけが残される)
※その契約の無視の咎により、地上は神の呪いを受けることになった。
それを仕上げに、主自らが来ることを知らずに。
※また地の民は焼かれて、わずかの者が残される。
生き残る者は少ないという暗示の定めである。
24:7新しいぶどう酒は悲しみ、ぶどうはしおれ、
心の楽しい者もみな嘆く。
(生き残った者は悲しみ、その心はしおれて疲れ果て)
(心の楽しむ者は、皆、その状況を知るので嘆く。)
24:8鼓の音は静まり、
喜ぶ者の騒ぎはやみ、
琴の音もまた静まった。
(浮かれる者らの騒ぎと、祭り気分は静まり返り)
24:9彼らはもはや歌をうたって酒を飲まず、
濃き酒はこれを飲む者に苦くなる。
(酒を飲んで、歌を歌う者も、その行為を止め)
(濃き酒は、これを飲む者には苦い味となる)
※濃い酒を飲み続ける愚かさを知る。
24:10混乱せる町は破られ、
すべての家は閉ざされて、はいることができない。
(混乱する町は、破られて)
(すべての家はその戸を閉ざし、入ることはできない)
24:11ちまたには酒の不足のために叫ぶ声があり、
すべての喜びは暗くなり、
地の楽しみは追いやられた。
(この地上は、酒が不足するために、神に叫ぶ声が聞こえる)
(すべての喜びが閉ざされ、暗闇が世を覆う)
(地上の楽しみは、その右手により奪い尽くされる)
24:12町には荒れすたれた所のみ残り、
その門もこわされて破れた。
(町には、廃墟のみが残り)
(その門も破壊されて、後型がない)
24:13地のうちで、もろもろの民のなかで残るものは、
オリブの木の打たれた後の実のように、
ぶどうの収穫の終った後にその採り残りを
集めるときのようになる。
(地上で、もろもろの民のなかで残る者は)
(選別されて、生き残る者が選ばれる)
※オリーブの木の打たれた後、竹の竿で枝を叩くという方法で、オリーブは収穫される。要するにたたき落とされるような感覚。
ぶどうの収穫の終わった後、その出来事は8月から9月に集中する。
※イエスキリストは、「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」と言っている。ブドウの木からたたき落とされた者は滅びる。
24:14彼らは声をあげて喜び歌う。
主の威光のゆえに、西から喜び呼ばわる。
(彼らは、悪事をなさないので、その時がきた時に喜び、かつ歌うであろう)
(唯一神から与えられた御光のゆえに、西(バビロンの生き残り)から喜び呼ばわる)
24:15それゆえ、東で主をあがめ、
海沿いの国々でイスラエルの神、主の名をあがめよ。
(それゆえ、東(日本を中心とした国々)で唯一神をあがめ)
(海沿いの国々である日本にいる唯一神を認め、主の名をあがめよ)
24:16われわれは地の果から、さんびの歌を聞いた、
「栄光は正しい者にある」と。
(我々は、地の果てから、讃美の歌を聞く)
(「栄光は正しい者にある」と。)
しかし、わたしは言う、「わたしはやせ衰える、
わたしはやせ衰える、わたしはわざわいだ。
(しかし、わたしは言う。「わたしは疲れ果てる、わたしは疲れ果てる、わたしこそ、それをおこなう者だからだ。」
※要するに、右手で地上を裁く意味を持つことを知る者の言葉。
欺く者はあざむき、
欺く者は、はなはだしくあざむく」。
(それを知らないものは、欺く時にあざむいた)
(そして、わたしを欺いたものは、はなはだしく裏切った)
※要するに、地上にいるヤコブの意味である万軍の主に対する不義である。
24:17地に住む者よ、
恐れと、落し穴と、わなとはあなたの上にある。
(地上に住む者よ、)
(恐れと、その陥る落とし穴と、その罠はあなたに上にある)
※その意味を仕向けるという意味。
24:18恐れの声をのがれる者は落し穴に陥り、
落し穴から出る者はわなに捕えられる。
天の窓は開け、地の基が震い動くからである。
(その神の怒りの声を、逃れる者は落とし穴に陥り)
(その穴から逃れる者は、その罠に捕えられる)
(天の窓は開き、地軸が動かされるからである)
※要するに、ポールシフトの恐怖。
※地の基が震い動く、地軸が動き、その脅威を知ることになる。
24:19地は全く砕け、
地は裂け、
地は激しく震い、
(地上は全く砕かれる)
(地上の陸地は、亀裂が走り)
(地上は、激しい地震が頻発するであろう)
24:20地は酔いどれのようによろめき、
仮小屋のようにゆり動く。
そのとがはその上に重く、
ついに倒れて再び起きあがることはない。
(地上の民は、その天罰のためにどよめき)
(すべては、激しい怒りに見舞われる)
(その地上の罪は、その上に重く圧し掛かる)
(それらは破壊されるので、もはや再び立ち上がることはない)
24:21その日、主は天において、天の軍勢を罰し、
地の上で、地のもろもろの王を罰せられる。
(その日、唯一神は天において、天で神に反する軍勢を罰し)
(地上で、それに従う、もろもろの国を破壊される)
24:22彼らは囚人が土ろうの中に
集められるように集められて、
獄屋の中に閉ざされ、
多くの日を経て後、罰せられる。
(彼らは、捕えられ、牢に集められて)
(牢獄に閉ざされ、長い時間を置かれて罰せられる)
24:23こうして万軍の主がシオンの山
およびエルサレムで統べ治め、
かつその長老たちの前に
その栄光をあらわされるので、
月はあわて、日は恥じる。
(こうして、万軍の主は、神の契約の地の山に立たれ)
(エルサレムに帰還して、これを治める)
(そして、人々の前に姿をあらわすので)
(悔い改めた人々は、己を恥じ、その意味を知る)
※これは最終段階の出来事、カルデヤ人の地に起きる天罰で、バビロンをさばいた後のことである。