この矛盾、如何に説明するか。
この矛盾、如何に説明するか
7:21万軍の主、イスラエルの神はこう言われる、「あなたがたの犠牲に燔祭の物を合わせて肉を食べるがよい。
7:22それはあなたがたの先祖をエジプトの地から導き出した日に、わたしは燔祭と犠牲とについて彼らに語ったこともなく、また命じたこともないからである。
7:23ただわたしはこの戒めを彼らに与えて言った、『わたしの声に聞きしたがいなさい。そうすれば、わたしはあなたがたの神となり、あなたがたはわたしの民となる。わたしがあなたがたに命じるすべての道を歩んで幸を得なさい』と。
7:24しかし彼らは聞き従わず、耳を傾けず、自分の悪い心の計りごとと強情にしたがって歩み、悪くなるばかりで、よくはならなかった。
※エレミア書の第7章の記述で、
それはあなたがたの先祖をエジプトの地から導き出した日に、わたしは燔祭と犠牲とについて彼らに語ったこともなく、また命じたこともないからである。 と神がはっきり言われている。
それがどうした訳か、出エジプト記には、燔祭と犠牲とについて記されている。いかなることか…。
※出エジプト記に記述。
旧約聖書:出エジプト記:10章:25節
しかし、モーセは言った、「あなたは、また、わたしたちの神、主にささげる犠牲と燔祭の物をも、わたしたちにくださらなければなりません。
旧約聖書:出エジプト記:18章:12節
そしてモーセのしゅうとエテロは燔祭と犠牲を神に供え、アロンとイスラエルの長老たちもみなきて、モーセのしゅうとと共に神の前で食事をした。
旧約聖書:出エジプト記:20章:24節
あなたはわたしのために土の祭壇を築き、その上にあなたの燔祭、酬恩祭、羊、牛をささげなければならない。わたしの名を覚えさせるすべての所で、わたしはあなたに臨んで、あなたを祝福するであろう。
旧約聖書:出エジプト記:24章:5節
イスラエルの人々のうちの若者たちをつかわして、主に燔祭をささげさせ、また酬恩祭として雄牛をささげさせた。
旧約聖書:出エジプト記:29章:18節
その雄羊をみな祭壇の上で焼かなければならない。これは主にささげる燔祭である。すなわち、これは香ばしいかおりであって、主にささげる火祭である。
旧約聖書:出エジプト記:29章:25節
そしてあなたはこれを彼らの手から受け取り、燔祭に加えて祭壇の上で焼き、主の前に香ばしいかおりとしなければならない。これは主にささげる火祭である。
旧約聖書:出エジプト記:29章:42節
これはあなたがたが代々会見の幕屋の入口で、主の前に絶やすことなく、ささぐべき燔祭である。わたしはその所であなたに会い、あなたと語るであろう。
旧約聖書:出エジプト記:30章:9節
あなたがたはその上で異なる香をささげてはならない。燔祭をも素祭をもその上でささげてはならない。また、その上に灌祭を注いではならない。
旧約聖書:出エジプト記:30章:28節
燔祭の祭壇と、そのもろもろの器、洗盤と、その台とに油を注ぎ、
旧約聖書:出エジプト記:31章:9節
燔祭の祭壇とそのもろもろの器、洗盤とその台、
旧約聖書:出エジプト記:32章:6節
そこで人々はあくる朝早く起きて燔祭をささげ、酬恩祭を供えた。民は座して食い飲みし、立って戯れた。
旧約聖書:出エジプト記:35章:16節
燔祭の祭壇およびその青銅の網、そのさおと、そのもろもろの器、洗盤と、その台、
旧約聖書:出エジプト記:38章:1節
またアカシヤ材で燔祭の祭壇を造った。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角で、高さは三キュビトである。
※エノクの言葉が響いてくる。
第92章
92.1.1
わざわいなるかな、汝ら、迷妄を作る者たち、そして、虚偽の業によって名誉と栄光を手に入れる者たちよ。破滅するがよい、汝らに善きものに至る救済はない。
92.2.1
わざわいなるかな、汝ら、真実の言葉を改変し、永遠の契約を歪め、みずからは罪なきものと思量する者らよ。彼らは大地の中に呑みこまれるであろう。
92.3.1
そのとき、義しき者らよ、汝らは用意せられるであろう、汝らの代願(erotesis)を記憶されるよう差し出し、証言によって天使たちの前にこれを与えよ、不正者たちの罪を記憶せられるよう、彼ら〔天使たち〕が神である至高者の御前に差し出すように。
92.4.1
そのときこそ、不正の破滅の日に当たって、彼ら〔罪人たち〕は周章狼狽するであろう。
92."5-6".1
まさしくその時(kairos)に、産婦たちは分娩し、引きずり出し、幼ない嬰児を見捨てるであろう、そして胎の中に孕んだ女たちは堕胎し、授乳する女たちはおのが生子を投げ捨て、おのが幼児に、乳を飲む子らの世話さえすることはなく、大切にもしない……
92.7.1
そうして、銀や金、木や石や粘土の似像を彫るものたち、幻想や精霊たちや忌まわしいものらや邪悪な霊たちやありとあらゆる迷妄に、知識によらずに仕える者たちよ、汝らはそれらから何の助けも得られないであろう。
92."8-9".1
そして彼らはおのれの心の愚かさゆえに惑い、夢の中の光景が汝らを惑わし、汝らと、汝らがなし汝らが仕えてきた汝らの偽りの業とは、一瞬のうちに破滅するであろう。
92."10-12".1
そのときこそ、賢者たちの言葉に耳を傾けてきた者たちは浄福にして、至高者の言いつけを実行すべしとのそれらの〔言葉〕を学び、おのれの正義の道を進み、迷妄によって惑わされることなく、救われるであろう。
92.13.1
わざわいなるかな、自分の労苦によらずして、おのれの家を建てる者たちよ、石により煉瓦によってあらゆる家をこしらえるが、汝らに喜びはない。
92.14.1
わざわいなるかな、永遠の昔からの、おのが父祖の土台と遺産をあなどる者たちは、迷妄の霊たちが汝らをせきたてるとは。汝らに休息はない。
92.15.1
わざわいなるかな、汝ら、無法をなし、不正の援助をなし、おのが隣人を殺し、ついに大いなる裁きの日にいたる者たちよ。
92.16.1
そのとき、〔神は〕汝らの栄光を破壊し、汝らに対するその怒りをかきたて、大剣でもって汝らをことごとく破滅させ、義しい者らもみな汝らの不正を思い起こすであろうから。
97.10.1
真実の……を彼ら罪人たちは改変し、反論し、多数の人たちを変節させ、虚言し、大きなこしらえ話をこしらえ、自分たちの名前で書物を書きあげる。
97.11.1
じっさい、彼らは書けばいいのに、彼らの名前で、わたしの言葉をすべて、真実ありのまま、削りもせず、これらの言葉を改変もせず、わたしが彼らに証言した事柄を真実ありのままに書けばいいのに。
97.12.1
そうしたら、今度はわたしは第2の秘義を知っている、
すなわち、義しい人々、神法にかなった人々、賢者たちには、真実の喜びにいたるわたしの書物が与えられるだろう、
97.13.1
そして彼らは、これら〔の書物〕を信じ、これらを喜び、義しい人たち全員が、真理の道をすべてこれら〔の書物〕から学ぶことに歓喜雀躍するだろうということを。
※結局は、
わざわいなるかな、汝ら、真実の言葉を改変し、永遠の契約を歪め、みずからは罪なきものと思量する者らよ。彼らは大地の中に呑みこまれるであろう。
その怒り、どう受け止める。