第01話 異世界転生
異世界ファンタジーの転生物語です
変態が多数出ます
変人も多数出ます
濡れ場はあまりないと思います
そして俺の新たなる人生が始まる・・・・
うっすらと目を開ける…
(またこの世に生を授かったか…立浪と近藤はあの大量のラノベと同人誌とコミック、アニメは、上手く隠滅出来たんだろうか?まあ同じ場所に転生する事は、無いだろうから別にいいけどさっ!!でも堅物で知られていた伊吹大将軍の趣味がラノベと同人誌とコミック、アニメとか知られたら皆、幻滅するだろうがな!!)
それを除けば前回の人生は、概ね上手くいったな…
そしてまた新たな名前を授かるのか…
「―――ッ!!!」
「―――ッ!!!」
周りが騒がしい。
(ドタバタと煩いな、痛い!!逆さにして尻を叩くな!!しかし聞いた事の無い言葉だな?日本語では無いな?英語か?いや英語なら会話出来るしフランス語でもドイツ語でもない?何語だ?)
そして前世における言語を駆使して言葉を聞き取ろうとするが分からない俺は、首?を傾げる。
そして三日が過ぎて少し理解した、ここが今まで経験した事の無い新しい世界であると。
そう俺は、今までの経験から理解した。
全く新しい世界であると。
前世における名前で言うとこの男「伊吹 遼」は、天才であった、いや正しく言えば今まで繰り返してきた全ての人生において天才の名を欲しい侭にしてきたのだ。
最初に生まれたのは、延喜21年 阿部晴明 と言う名前だった。
この時も最後まで人生を全う出来たがこの時に行った陰陽術が悪かったのか・・・。
時間を超越し様々な国に転生してしまう様になってしまったのだ。
そう既に30数回も転生しているのだ。
(神の怒りに触れてしまったせいだな…)
母親の予言により自分勝手に、母親に転生の禁呪を行ってしまったが為にその呪いを受けてしまった。
母親の名前は、「玉藻御前」そう九尾の狐と言われる大妖怪だった、しかし自分を母親と決して周りに教える事無く晴明の母であることを隠したのだ、そして隠れて幾度も会ったが本当に優しい母親だった。
強くそして優しく厳しくそして美しい母親だった、その母親が自分が討伐されて滅ぶ事を予言してしまった事に俺は、母親に隠れて禁呪を行ってしまった。
そして前世において俺は、最初の人生以来の天寿を全う出来た。
それと前世においては新たなる趣味も出来たから楽しかった。
だからだろうか?この事が鍵になってしまったのか?
今までの人生は、それこそ散々な人生だった。
戦争でハチの巣にされたり、軍の同僚に恨まれて暗殺されたり、これは関係無いが自分の友人に嫁の事で嫉妬されて刺されて死ぬ事もあったな女に転生した時は玉藻御前似の物凄い美人になってしまった為に時の皇帝に妾として強制連行された上に初夜の前に女王に毒殺されたっけか、しかも軍人以外の職業にも10数回就いたが必ず凄惨な目に合って20歳になる前に死んだっけな。
(しかしこの世界は、全く違う…)
今までの世界と全く異なる世界だ。
まず言葉が違う、今までの経験上どこの時代の国に行っても大丈夫な様に各国の言語を習得して来たがどれも通用しないとは。
今までの経験上ありえない事だ。
しかしこれはこれで、新たな人生として受け入れれば良い事だな…。
男は、生後三日にして今までに無い事に対して既に覚悟を決めていた。
(まずは情報収集だな、そしてこの世界の言語を習得して話せる様にならなければいけない。)
「―――ッ!!」
母親らしき人が俺を抱えて頬ずりしている。
しかしこの母親は、本当に美しい、髪も銀髪で腰まで伸びている目は碧眼で少し垂れ目であるがそこがアクセントになって薄紅色の唇が美しさを際立たせている。
注意深く見てみると母親の肌は、やや浅黒く耳が少し長くそして少し耳が尖がっているこれは俗に言うダークエルフと言う者では?
そして一ヶ月が過ぎた頃には、俺は、ある程度の言語を理解出来るまでになっていた。
「シエルちゃん!!」
満面の笑みで俺を抱き上げる母親。
「構い過ぎじゃないか?ティリス?」
それを戒める父親。
「いやよっ!!!私の可愛いシエルちゃんに構い過ぎなんてないわっ!!!」
「いやっしかしだな?あんまり構い過ぎてモヤシみたいな大人に成長したらどうするんだ?」
「煩いわねっ!!!私のシエルちゃんがそんな大人になる訳が無いじゃないっ!!!」
「お前な~?だいたい俺の子供でもあるんだぞ?それに俺を『結界』で締め出してまで俺の意見も聞かずに自分で名前を付けやがって!!!」
そう何時もの様に夫婦喧嘩に発展していった。
(っん?結界?そう言えばこの母親、生まれてこの一ヶ月、毎日の様に結界を張り直していたな?どう言う意味だったんだ?)
まあ良いか、大きくなった時に教えて貰えば良いか。
父親も端正な顔立ちであるな、 俗に言うイケメンと言う奴である…ペッ!!!
しかし父親も母親と同じく人間では無い様だな?
そう思い父親を良く観察してみる…
明るい赤髪で三白眼で金色の眼を持ち肌の色は、肌色に近いが少し赤みが強い決定的なのは、額に生えた二本の角である、こいつはもしかしてじゃなくても鬼だろ?!
その事を考えつつ俺は行動を開始して時間は、過ぎて行った。
小説、初投稿作品です
皆様のお目汚しをしてしまうかもしれませんが精一杯頑張りたいと思います。
また誤字脱字などあれば教えて頂ければと思いますので宜しくお願い致します。