2-6. 古代:人間・騎馬民族
騎馬民族は大陸北方の草原地帯に住んでいます。寒さと瘦せた土地のため農耕できません。そのため遊牧で暮らしています。
移動手段は馬と魔物スレイプニルです。
スレイプニルは魔物なので通常は繁殖しません。北方林に居る個体を捕まえて飼い慣らしています。そのため数が不足し、集落で認められた戦士に与えられています。
瘦せた土地を巡回する生活になるので、野菜や穀物などの農産物はありません。従って主食は生肉になります。
生肉を生き血ごと食べるのが騎馬民族の流儀です。動物の血によって塩分や主要な栄養素を補給しています。
また家畜の乳も良く飲みます。生乳の他にヨーグルトや馬乳酒や羊乳酒にします。
産業は遊牧を中心に自給自足をしています。
遊牧ではスレイプニル、馬、羊を飼っています。
通常は馬に乗ります。その乳から馬乳酒を作って飲みます。
羊からは毛と乳と肉と角が採れます。羊乳の乳製品としてヨーグルトと羊乳酒を作ります。
また、毛織物や革製品を作り木工や鍛冶もして自給自足を行っています。
痩せた土地で遊牧を行うため一箇所に定住はしません。いつも引っ越しをしています。
騎馬民族全体としては血族を基本単位とした部族の集合体で、広大な草原に部族が散在しています。全体を統合する政府はありません。そのため縄張りがかち合う事が時々あります。その時には全てを懸けて部族同士で争う事になります。勝てば全てを得て、負ければ全てを失う事になります。
部族闘争を含めた厳しい生活の中で育まれたのは、分かり易い脳筋民族としての宗教観でした。
強くて理不尽な支配神が信仰の中心です。天にまします父なる神は、配下を大切にし、外敵は強力に排除します。
禁欲的に強さを求める事を指向します。生活は禁欲的で戦闘は爆発的です。そこから一夫一婦制が定着しました。
戦って死ねば天上の神の元に召されます。そこでは昼は鍛錬と戦闘に夜は宴会に明け暮れる生活が続きますが、それが極楽と認識されます。
逆に平穏の中で死ぬと地に留まります。これが恐怖の根源となります。
そのため負けた戦士は戦場の中で殺してやるのが礼儀との思想が生まれました。これは後日の反乱の芽を摘むという意味もありました。
なお負けた部族の女と子供は、勝った部族の下働きつまり奴隷として迎える事になります。女は男の世話も任されます。
強さを求める中で騎馬民族は独自の戦闘魔法を開発しました。特殊な単語をリズムと音程を揃えて3回唱える事により魔法効果が発生しました。
そのため下記のような魔法特性も知っていましたが原因はわかりませんでした。
・魔法の威力の強い場所と弱い場所があります。
・同じ場所でも時々強くなったり弱くなったりします。
これは支配神の理不尽と結び付き、信仰を深める要因の一つになりました。




