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とある魔法の夢世界  作者: Katz
人間の宗教
27/27

7-1. 宗教:人間の創世記

 これは人間の教会の聖典に書かれている創世記の要約です。


 ◇◆◇◆◇


 最初に神が居ました。地と海と空がありました。


 そこにドラゴンが居ました。神はドラゴンに魔法を教えました。神の意志に従って、ドラゴンが地と海と空を整えました。


 神はエルフとドワーフを作りました。神はそれぞれの領域を定めました。

 エルフには森を与えました。ドワーフには山を与えました。ドラゴンがエルフとドワーフに魔法を教えました。


 エルフとドワーフを作り、神は疲れていました。疲れを押して人間を作りました。疲れていたので強靭に作る事は出来ませんでした。そこで力の代わりに知恵を与えました。

 人間には平野を与えました。

 ドラゴンは人間に魔法を教えませんでした。


 神の力が弱まりました。神は最後の力で新しい種族を作りました。新しい種族は人間と獣を組み合わせて作りました。


 神の力が弱まり、魔の力が強まりました。魔の力は森と山から魔物を溢れさせました。溢れた魔物は平野に現れました。力を持たない人間は知恵を(もっ)て工夫を重ねました。

 人間は知恵と工夫で魔法を作りました。自らの努力で戦う力を得た人間を神は祝福しました。


 魔物らしからぬ魔物が居ました。それを神はトロールと呼びました。ドラゴンはトロールに魔法を教えました。

 トロールは魔法の力を使い、大きな土地を得ました。トロールは大きな国を作りました。

 トロールは魔法に頼り、働きませんでした。驕るトロールに神は怒りました。神罰が下ってトロールは滅びました。トロールの跡地を神は人間に与えました。


 ◇◆◇◆◇


 これはあくまで人間に伝わる創世記です。トロールにはトロールの言い分がありますし、エルフやドワーフや獣人はまた違った見方をしていますし、ドラゴンは更に別の考えを持っています。

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