7-1. 宗教:人間の創世記
これは人間の教会の聖典に書かれている創世記の要約です。
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最初に神が居ました。地と海と空がありました。
そこにドラゴンが居ました。神はドラゴンに魔法を教えました。神の意志に従って、ドラゴンが地と海と空を整えました。
神はエルフとドワーフを作りました。神はそれぞれの領域を定めました。
エルフには森を与えました。ドワーフには山を与えました。ドラゴンがエルフとドワーフに魔法を教えました。
エルフとドワーフを作り、神は疲れていました。疲れを押して人間を作りました。疲れていたので強靭に作る事は出来ませんでした。そこで力の代わりに知恵を与えました。
人間には平野を与えました。
ドラゴンは人間に魔法を教えませんでした。
神の力が弱まりました。神は最後の力で新しい種族を作りました。新しい種族は人間と獣を組み合わせて作りました。
神の力が弱まり、魔の力が強まりました。魔の力は森と山から魔物を溢れさせました。溢れた魔物は平野に現れました。力を持たない人間は知恵を以て工夫を重ねました。
人間は知恵と工夫で魔法を作りました。自らの努力で戦う力を得た人間を神は祝福しました。
魔物らしからぬ魔物が居ました。それを神はトロールと呼びました。ドラゴンはトロールに魔法を教えました。
トロールは魔法の力を使い、大きな土地を得ました。トロールは大きな国を作りました。
トロールは魔法に頼り、働きませんでした。驕るトロールに神は怒りました。神罰が下ってトロールは滅びました。トロールの跡地を神は人間に与えました。
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これはあくまで人間に伝わる創世記です。トロールにはトロールの言い分がありますし、エルフやドワーフや獣人はまた違った見方をしていますし、ドラゴンは更に別の考えを持っています。




