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とある魔法の夢世界  作者: Katz
経済の基本
26/27

6-2. 経済:食品の流通に見る経済の回り方

 農村にまつわる貨幣の動きを見てみましょう。


 都市の食事は10食で銅貨50枚になります。

 原価率を約3割とすれば10食分の原材料費は銅貨15枚。通常はこれがすべて都市周辺の農村からの直送となります。

 農村から都市への流通は行商人が担っています。

 ・農村での行商人の買付価格は10食当たり銅貨10枚とされています。

 ・都市での行商人の卸売価格は10食当たり銅貨12枚となっています。

 ・都市商会の小売価格は10食当たり銅貨15枚です。


 行商人の粗利の目標を、冒険者と同じ1人日=銀貨1枚とすると、取り扱い高は500食分が目標となります。

 都市人口2万人×1日当たり3食÷500食を計算すると、都市1つに行商人は120人程となります。

【メタ註:意外と少ないですね、行商人1人で毎日500食の取り扱いは無茶でしょうか】


 ついでに税の内容を計算してみましょう。貨幣価値に換算してみます。


 都市周辺の農家は約18万人です。その生産能力は約20万人分。農民1人当たりおよそ1.1人分の生産をしています。

 税率は六公四民なので、納税は約12万人分となります。

  庶民10人の1年分を卸値で計算すると、銅貨12枚×1日3食×365日=銅貨13,140枚、およそ銀貨131枚分となります。

 従って税収総額は銀貨131枚÷10人×納税12万人分で金貨15,720枚分になります。

 この納税分から約2万人分が、領主御用達商会の仲介で市中に卸されます。品目は主に小麦ですね。

 残り約10万人分が領主の取り分、及び騎士や文官などの給与となります。

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