6-1. 経済:都市の経済感覚
貨幣は銅貨と銀貨と金貨の3種類です。
【メタ註:おおよその目安ですが銅貨≒100円、銀貨≒1万円、金貨≒100万円になります】
貴族の感覚は下記のようになります。
・物の値段は物によって様々。
・買い物は御用商人を自宅へ呼び出して購入。
・月締めで1ヶ月分を月末に纏めて支払います。
・決済には金貨と銀貨が混在します。基本的に銅貨とは縁がありません。
・貴族同士の決済は金貨または利権を使います。
庶民の感覚は下記のようになります。
・市場の支払は銅貨1枚が基本。値段の上下は量で調整します。
・食事の支払は銅貨5枚が基本。
・宿屋の支払は2泊3日の素泊まりで銀貨1枚が基本。
・銀貨と銅貨は両替商で交換可能。交換手数料は金額の5%。
・庶民の生活に金貨は縁がありません。
庶民の食事の相場は下記のようになります。
・スープ最安値=銅貨2枚。
・パン最安値=銅貨1枚。
・酒コップ1杯最安値=銅貨2枚。
・セット(スープとパンと酒)=銅貨5枚で量が多め
・夜は更に銅貨を払って酒を多めに頼むのが通例です。この酒は別払いとして頼む度に支払うのが習慣です。
冒険者等が購入する武器防具は下記のようになります。
・素振り用の木剣は3本程度で銀貨1枚。
・木剣でも高級品は1本で銀貨1枚。
・鉄剣で無銘の安物は1本で銀貨10枚から。
・少し高級品は1本で銀貨100枚以上します。
・革鎧、胸当てと胴のセットで銀貨3枚以上です。
冒険者の日当の相場は1人当たり銀貨1枚程です。
農村には銅貨を銀貨に交換する行商が来ますが、交換手数料は10%になります。
冒険者は仕事を貰う時にギルドに銅貨30枚を払います。これは冒険者1人当たりの金額です。銅貨を巾着袋ごと受付に渡すと、30枚×パーティ人数分を徴収して返してくれます。
およそ3ヶ月程毎日仕事して信用できると判断されたら、徴収金額は1人当たり週払いで銀貨1枚迄下がります。
冒険者ギルドの受付業務は担当制です。担当者1人で6〜7パーティを担当し、1パーティは3〜4人で構成されます。
仕事の依頼料は1人日で銀貨1枚。通常はパーティ単位となるので1日当たり銀貨3〜4枚が相場となります。
冒険者の経費は下記のようになります。
1日当たりの宿泊費は銅貨50枚相当。食費は3食で銅貨15枚。それに冒険者ギルドへ払う会費が30枚。合計で銅貨95枚になります。
1週間(7日間)当たりの宿泊費と食費は銅貨455枚になります。これにギルド会費の銀貨1枚つまり銅貨100枚を合わせると銅貨555枚になります。
儲けは少ない。地道に毎日働いてしっかり貯金しなければいざという時に困る事になります。
冒険者ギルド側の経理はおおよそ下記のようになります。
受付1人で冒険者20人を担当、週に銀貨20枚を徴収。内14枚を上納。受付の給与は週給で銀貨6枚になります。
副長1人で20人の受付を担当します。即ち週に銀貨280枚を徴収。内100枚(つまり金貨1枚分)を上納します。副長の給与は週給銀貨40枚程度です。
なお副長の下に10人の外回り営業が所属して依頼を請けてきます。営業の給与は週給銀貨6枚程となっています。
冒険者ギルドと違って、同職ギルドの場合は担当者の仕事は会費の徴収(及びトラブルの仲裁)のみとなります。
同職ギルドの会費は週払いです。親方1人分が銀貨2枚、弟子は2人で銀貨1枚です。担当者1人で親方10人を担当します。親方1人が4人程度の弟子を持つのが通例です。
商人ギルドの場合も似たようなものです。その仕事は会費の徴収とトラブルの仲裁のみです。
商人ギルドの会費も週払いです。商会主と番頭は1人当たり銀貨2枚。手代と丁稚は銀貨1枚。行商人も銀貨1枚です。担当者1人で商会と行商人を合わせて10商会程度担当します。
同職ギルドと商人ギルドの経理は似ています。
同職ギルドの場合は担当者は週に銀貨40枚を徴収し、内30枚を上納します。従って担当者の給与は週給で銀貨10枚程になります。
副長は1人で20人程度の担当者を抱え、週に銀貨600枚を徴収。内400枚を上納します。副長の給与は銀貨50枚程です。
商人ギルドの場合、家族経営の小規模商会が殆どなので、その経理はほぼ同じとなります。大商会を抱えると一気に金回りが良くなります。




