5-5. 人間の時代:共和国の発展
王国からは認められなかった共和国ですが、人口が徐々に増加し、それに伴って開墾も進展。国力に余裕が出てきました。それに伴い貨幣経済が定着し、富裕層が出現するようになります。
富裕層が中心となって様々な社会基盤が造成されました。
畑の周囲に頑丈な柵を作成。井戸を整備。下水道も整備されました。
共和国中心部には街が出来ました。街も柵で囲んで簡易的な城塞都市となりました。同時に街から王国への道も舗装されました。石畳ではなくて小さな砕石を利用した、いわゆるマカダム補装です。
こう言った社会基盤を全て人力で整備していきました。これによって共和国では進取の気性が養われ、職人の育成に役立ちました。
同時に社会構造も発展していきました。豪農が農民を束ね、豪商が職人を束ねるようになり、これがギルドとなりました。ギルド長は王国と違って平民出身です。従って共和国のギルドは利権の道具ではありません。利害調整と新人の保護がギルドの役割として定着しました。
独自技術も大いに発展しました。
明礬による媒染が発明され、布の染色が発達しました。
パキパサという野蚕が発見され、柔らかで艶のある高級布が発明されました。
【メタ註:ヨーロッパにパキパサという野蚕が居るそうで、絹風味の織物を作れるようなのですが、詳細は不明です】
陶磁器が発明されました。その過程で耐火煉瓦も発明されました。耐火煉瓦を応用して製鉄技術が発明され、鉄の生産が拡大しました。
残念ながらガラスは発明できませんでした。その代わり雲母による透明窓を発明しました。
各種の有望な鉱脈が発見されました。金、銀、銅、鉄、鉛、錫、亜鉛、明礬、磁器用粘土、雲母。
食べ物としては林檎が再発見され、シードルが再発明されました。シードルを蒸留してアップル・ブランデーも造られました。
大きな話題としては王国の教会に共和国を司教区として認めさせた事が挙げられます。内情は新しい利権としての認知ではありました。ともあれこれによって教会は超国家的組織となりました。




