表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある魔法の夢世界  作者: Katz
歴史・種族移動時代
15/27

4-4. 種族移動時代:3種族の大移動

 トロールは全滅しました。王国と帝国の接触から数十年で完全に滅亡したのでした。生き残りは居ません。魔法衰退の影響で逃げる術も生き残る術もありませんでした。


 しかし帝国の社会基盤は残りました。人間はこの帝国跡地を破壊せずにそのまま再利用しました。社会基盤と周辺農地に全人間が移住しました。

 但し五百都市全部は占領できませんでした。およそ50都市の占領がやっとという(あり)(さま)です。帝国の誇った城塞都市の9割は放置されて荒れる結果となりました。

 人間の総人口はトロール最盛期と同じ約1千万人です。しかし労働力となるオートマタが居ないので労働は全て人力です。およそ1割が都市民として城塞都市に入り、残りは農民として周辺農地に住んで働く事になりました。


 エルフとドワーフと獣人の大半は人間との共存を諦め、人間の勢力範囲を避けるように海岸沿いを北上して行きました。

 逃避行の際には乾燥させた種の形で様々な農産物や山菜や薬草等を持ち出したのでした。


 数十年の逃避行の末、大山脈にぶつかります。3,000m級の山々が連なって壁になっています。大陸北端を囲むような形です。

【メタ註:幾つかの大陸プレートや海洋プレートがぶつかって出来た褶曲山脈です】

 元気の残っている者を斥候として出し、苦労して山脈を越えると、その()()()()は大陸北部なのに気温が高い。気候は乾燥しています。南方の果樹も生えています。

【メタ註:偏西風が山脈越えでフェーン現象を起こしています】

 山脈沿いには大きな川が流れています。この川沿いが森林地帯になっています。その森林地帯を越えた先は完全な乾燥地帯、真っ白な砂漠が広がっていました。

【メタ註:純粋な珪砂の真っ白な砂漠はレンソイス・マラニャンセス国立公園という実例があります】

 ドワーフが山脈を調べると豊かな鉱山となっていました。活火山が多くて地震も多いようです。

【メタ註:狭い範囲で宝石等を豊かに算出する事については日本という実例があります】


 逃避行の末に辿り着いたこの地を「(きょ)(げん)(きょう)」と呼びました。

【メタ註:「幻想郷」という単語は非常に有名な設定が他にあるようなので使わない方が良さそうです】

 北方大森林の先には木々に覆われた世界の壁、北の大山脈が(そび)えています。

 大山脈の峠を越えるとそこは乾燥した岩山です。

 山の(ふもと)には広大な大河が流れています。

 川岸には森林が広がっています。

 気温は温暖で少し暑い位。森には柑橘類等の南方の果樹も生えています。

 森の向こうは真っ白な砂漠。雨が降らず雲もありません。

 砂漠の夜は少しだけ冷えます。雲が無くて星が瞬き月が輝きます。極光(オーロラ)が見える事もあります。


 エルフとドワーフと獣人はここを定住の地と定めました。

 定住初期には下記のように住み分けました。

 大山脈の手前の北方林をエルフと獣人で手入れをしました。具体的には魔物と猛獣を駆除し、適度に木を間引いて管理します。エルフがこの森林に住み着きました。獣人は森林の一部を切り開いて畑を作りました。帝国から持ち出した種の一部を植えましたが、寒くて育ちませんでした。

 大山脈の中はドワーフが住み着いて横向きに坑道を掘り始めました。

 3種族は獣人を中心とした交易体制を再構築し始めました。


 やがてドワーフの坑道が北の大山脈を貫通します。ドワーフ坑道を通って、エルフは大山脈の向こう側の森林地帯に移住します。獣人達は寒さに強い者と弱い者とで分かれました。


 そんな中、エルフとドワーフと獣人の極一部を「斥候隊」として王国に派遣しました。王国と帝国の衝突の様子を探るのが目的です。同時に戦争捕虜の保護と逃亡支援も行いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ