初めての出会い
「...ふわぁ良くはないけど寝...うわぁ!!」起きると、人がいる!しかも子供だ!「..?、???!」
ん?なんて言っている?「ど、どうしてここに?」「????????????????...」
...やはりだ。言葉が分からない。つまり、この異世界での言語があるようだ。「えーっと...あっ」ちょうどいいノートがあった。
絵はあまり得意ではないが...なぜここにいるのか、君は誰なのか、俺は誰なのかを伝える絵を描いた。「?...??!!」伝わったようだ。どうやらこの子は偉い所のお嬢様のようで、家にいるのが退屈になり、森で遊んでいるうちに迷子になってしまったようだ。「うーーんどうしたらいいんだろ」悩む。俺はここがどこなのかも分からないし、言語も分からない。「とりあえず高いところへ行こう...っと」しようとすることを描くと頭をぶんぶんと動かし、頷いた。
リュックを背負い、とりあえず森を散策する事にした。なるべく、高そうな所へ。今気がついたが、虫が居ない。喜ばしい事だ。
「...」雰囲気が辛い。話す事というか言語が通じないからだ。「これじゃ現実の方が...」いや、そんな事は無い。言葉というのは人の感情を表せる物だ。もちろん悪意も。「はぁぁぁぁぁぁ...」この子供はこんな事を考えず生きてって欲しいものだ。
ふと、気がついた。道だ。「?!???????!」この子が知っている道の様だ。「???!!」「お!こっちか!」この子の指さす方へ歩き出す。希望が見えた。
街があり、入ろうとしたが、門番の様な人に止められた。
「??!」門番が言う。「???!!???????????!!!」と、この子が説明?をする。「?、???...」「...」この子が門番をじーっと見つめる。「??????!」
...一気にこの子が怖く見えた...
「????!!」「...え?」思わず驚く。だってここは偉いというかこの街の中心ででっかくて、まるで王...
「??!」この子は俺の手を引っ張る。「待って!!待ってくれ!!」引っ張られるがままに走る。主張が通らない!!明らかに立派な門と廊下を走っていく。「???!」と、あの子は俺の手を離し、執事に抱きつく。「??????!!???????!!」
再会を喜んでいるようだ。「???!!、??????????????」とあの子が執事に言う。言語の壁のせいで流れが掴めない。
「?????...???????????」とお辞儀をする。そこは変わらない様だ。「いや~そんな事をしないでください」と、執事は変な物を見るような目で見た。
そうだ。伝わらないのだ。「それじゃあ俺はこれで...」
と伝わらないが言いながら帰ろうとすると執事が「いえいえ、是非お礼を!」と言うような感じで道を塞いできた。通ろうとすると執事が頭を振り、否定してきた。
「じゃあ...そんなになら...」と、物を伝える仕草は変わらない様なので手でokとすると、嬉しそうに頷いた。執事が手招く方へ、俺は歩いた。この子も着いてきながら。