表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/72

4話



???視点



外に出た僕達はお互いのことを全く知らないことに気づいた。


(剣聖さん達は資料により少しは僕のことを知っていたようだが。)


「ふふっ、そういえば自己紹介をしていなかったな。まずは私達からしよう。」



「では私から、


私の名はロイ、Sランク探索者だ。所属はAMK連合国だ。」



*********



ここで一度今の世界の状況を少し把握しておこう。



凶魔や迷宮の出現により、大きな被害を受けた国々は立て直しを図るため、周りの国との協力体制を構築した。



アメリカ、カナダ、メキシコはAMK連合国と名を新たにした。



ヨーロッパの国々はほぼ全てがEUに参加した。



アフリカ大陸と南アメリカ大陸ではとても強力な凶魔の出現やスタンピードで多くの国々が消え、凶魔の生息する地へとなってしまった。そのように強い凶魔たちの住処となってしまった場所は



「魔境」



と呼ばれた。



人類は年々ほんの少しずつ魔境の開拓を行なっているが、凶魔に阻まれてあまり進んではいない。


そのため、アフリカ大陸や南アメリカ大陸は放棄され、もう国はおろか、人も住んでいないと言われている。



中国では周りの韓国、北朝鮮、フィリピン、モンゴル等を支配し、大漢中華人民国を形成した。この国は大漢中国と略して呼ばれている。



インド、カザフスタン、サウジアラビアなどの国々と他の小国が集まり、同盟が締結され、ISC連邦が誕生した。



逆にオーストラリアや日本は他の国と合体したりせず、独立したままでいた。



*********



ロイはそういうと、胸に付いているマークを見せてきた。それは間違いなくAMK連合国の旗であった。


改めてロイを見てみる。


茶髪で茶色の目、顔も整っていて、誰もがイケメンと言うであろう。さらにSランク探索者であり、その強さは世界でもトップ5に入るだろう。



*********



ここで探索者について説明しよう。


探索者とは凶魔を倒したり、迷宮に入り、探索し、攻略する者達のことだ。


探索者は世界探索者協会(WSO)によって管理されており、そこから各国へ支部を出している。本部はAMK連合国にある。


そのため、探索者は基本的に自分のいる国の所属として活動している。


探索者にはランクがある


。GランクからF、E、D、C、B、A、 S となっている。


ランクごとに選べる仕事の難易度が変わり、また入れる迷宮も制限される。要は、高ランクの者ほど、危険な高難易度だが、儲かる仕事や高難易度の迷宮に入れるのだ。



ちなみにほとんどの探索者はDランクであり、Cからは本当に強い者しかなれないため、人数が少ない。特にA、 Sともなるとほとんどいない。 Sランクなんかは世界でも7人しかいないのだ。



*********




剣聖ことロイさんはその7人の中の一人であり、さらにその中でも上位に位置する。そのくらい強いのだ。


そんな彼は僕に笑いながら、「よろしく。」と、手を差し出してきた。



「こちらこそよろしくお願いします。」



「それじゃあ次は私ね。


私の名前はミーナ。魔術士よ。所属はロイといっしょ。ちなみにランクはAね。よろしく。」


彼女はロイと口論をしていた人だ。赤髪赤目で美人というよりかは可愛らしいと言った方がいいだろう。スタイルもよくスレンダーな体型をしている。(胸は、まぁ、うん…)



「うっし!じゃあ俺だな、俺は、バーチェス。所属はEUだ。武器はこの拳!ランクはA、よろしくな坊主!」



まさにザ・脳筋という感じで、背も高く、筋肉がすごい、そしてスキンヘッドである。肌は日焼けで焼けている。


(うん、脳筋そうだなぁ。)


「それでは次は私が。


私の名前はマリーナです。回復術師をしてます。所属はEUで、ランクはAです。よろしくお願いいたしますね。」



彼女は、純白のローブをまとっていて、とても美人な人だった。金髪碧眼でスタイルもよく、(ミーナと違い大きい。)また、包容力のありそうな人だ。


「最後に僕ですね。


僕はキム・チェンミン。斥候をしています。所属は大漢中国です。ランクはA。よろしくお願いします。」


最後はとても知的な感じの人だった。落ち着いた雰囲気で、服の中には多くの武器が仕込んであるようだった。



「よしこれで私達は全員だ。結構すごい奴らだろう?このパーティは。」



「たしかにそうですね。


"剣聖"


"紅蓮の魔術師"


"筋肉クラッシャー"


"聖女"


"奇術師"


どの人も各国を代表する探索者なので驚きました。」



「なんだ、知っていたのかい?」



「ええ、まぁ一応。」



「そうか、それじゃあ次は君が自己紹介をしてくれ。」



「分かりました。それでは、


僕の名前は十六夜 優月です。13歳です。所属は無しです、探索者ではないので。今までは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。武器は刀がメインです。


よろしくお願いします。」


と言って自己紹介を終えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ